フォロワーが増えたことで自分を見つめ直すきっかけに【DaB MIX 藤間 洸さん】#2
SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを聞くサロンも増え、その活用方法が就職活動に与える影響も大きくなってきました。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法について、熟練者へのインタビューを通して学んでいきます。
今回は、「DaB MIX」藤間 洸(とうまひかる)さんにインタビュー。パーマのスペシャリストの藤間さんは、「ブリーチや縮毛矯正しててもパーマ可能」というキャッチフレーズのもと、数々のお客様の悩みを解決し、理想の髪型を叶えています。現在、Instagramでは9万人のフォロワーを獲得している藤間さんですが、増え続けることは必ずしも良いこととは限らないと話します。
後編となる今回は、フォロワーが増える一方で不安を感じていた過去の心境や学生がSNSに取り組むうえで必要なことについて、詳しくお聞きします!
お話を伺ったのは…
「DaB MIX」藤間 洸さん
スタイリスト歴は3年目。「ブリーチや縮毛矯正しててもパーマ可能」のキャッチフレーズで、一定層から支持を集めている。
インスタグラム:@to_ma.dab
フォロワーが増え続けて感じる「不安」。自分を見つめ直すきっかけに

――フォロワーが増え続けることに対して、良いことばかりではないと伺いましたが…いったいどういうことですか?
パーマの工程動画がバズったのをきっかけに、投稿するたびにその後もフォロワーは増え続けました。注目されること自体は良いことですが、だんだんとフォロワー数に比例して自分の実力に見合っているか不安を感じるようになってしまって。数字が先走り、実力が伴わないと判断されてしまえば、本末転倒です。自分が本当に良いものを作れているのかどうか確認をするためにも、巻き動画をやめることにしました。
その後は、「世界観をお客様にわかりやすく伝える」ことだけを目的として、スタイル写真をメインに投稿していたら、フォロワー数の増加は落ち着きましたが、再生数やインプレッション数などの反応は一定数獲得することができました。
――自分の技術と向き合う時間が必要だったのですね。
僕の場合はたまたま大きなアルゴリズムの変動がなく、バズり続けられたと思っています。そんな中で自らそのレールを外れましたが、新しいテーマでもそのときのアルゴリズムを理解して寄せたことで良い結果を収めることができました。
――アルゴリズムへの理解度がフォロワー数やバズる投稿につながるのですね。
SNSのアルゴリズムはいつ変わるのかわかりません。その周期は一概には決められていないため、常に市場調査を行い、投稿のブラッシュアップをしていく作業が必要不可欠です。SNSを活用してバズらせたい人は、SNSごとのアルゴリズムに敏感になって対応できる力が求められます。学生のうちに、SNSに慣れておくだけでも反応できるようになるはずなので、意識しておくと良いと思います。
自信がないことがテーマになる! 学生ならではの視点を取り入れて
――SNSごとのアルゴリズムに敏感になることが大事とのこと。
今から学生がSNSを始める場合、どのツールを選ぶと良いでしょうか?
SNSの特性はそれぞれ違いますから、僕は最初から複数を同時に始めても良いと思いますね。
僕はもともとInstagramだけ活用していたのですが、それだけで満足に集客ができていたかと言われるとそうではなくて。ちょうどそのタイミングで、周りの人たちがTikTokで集客している話を聞いたんですね。今より集客ができるならと、周りに遅れを取りながらもTikTokを始めてInstagramと一緒に活用したことで、今では十分な集客ができています。
途中から急いで取り掛かるよりは、学生のうちから複数のツールを使い分けていると、入社後やスタイリストデビューをしたときに役立ちます。迷ったら、全て一気に始めてみても良いと思いますよ。
――投稿テーマはどのように決める?
まずは、自分が取り組みたい分野やテーマを見つけることが大事です。例えば、上達を目指して毎日ヘアアレンジまたはメイクの投稿をしている人がいたら、応援したくなりませんか? 応援したい気持ちを引き出せたら、ファンになってもらいやすいのです。
もし、バズっているスタイリストの投稿を真似しようと考えていたら、「学生なりの」エッセンスを加えることも意識してみてください。お客様側は目が肥えているので中途半端なクオリティでは目に留めてもらいにくく、現役スタイリストの完成度が高い投稿が選ばれます。真似をするときは、「学生の視点」を取り入れることが見てもらうためのポイントになると考えます。
――就活時にアピールになる投稿を教えてください。
学校に通っていたときに、毎日ヘアセットの投稿をする女性がいました。しかも全部違うアレンジで、それを2年間続けていたんです。どうアピールしたのかを聞いたら、その投稿をまとめたものを入社試験で提出したらしく、高い評価をもらったようでした。
僕は、SNSへ取り組む姿勢は仕事にも影響すると思っています。2年間毎日違うヘアセットの投稿をし続けた彼女からは計画性と緻密さを感じました。先を見越して、計画的に行動できる力は、必ず仕事にも活きてくると思いますね。
いいものに触れてオリジナリティを磨いておく

――SNSに取り組むうえで、大切なことは何でしょう?
自分なりのオリジナリティを確立するためにいろいろなものを見て、いいものを見極める目を養っておくと良いと思います。僕は、自分が興味のあるものや世の中で評価されている芸術品などを中心に、良いものを見てきた自負があります。そういう経験が今、創っているデザインにも活きていると感じます。日頃から意識してみてください。
あとは、同じ業界の人たちとのコミュニケーションも大切だと思っていて。実際に僕が学生の頃、作品作りをするときは違う学校の同年代の人に積極的に声をかけ、ファッションが得意な人、ヘアメイクが得意な人にアポ取りをして、つながりを持つようにしていました。作品の完成度は上がりますし、入社後にはモデルとして来店してもらうなど、良好な関係性での付き合いが続けられています。
職種が違っても、お互いの情報を共有し交流できること自体が刺激にもなっています。今後も積極的にコミュニケーションを取っていくつもりです。
美容学生がSNSを始めるときのポイントまとめ
1.バズるためにSNSごとのアルゴリズムを理解する
2.バズっている人の真似をするときは「学生の視点」を取り入れる
3.オリジナリティを確立するために目を肥やす
取材・文/東 菜々(レ・キャトル)
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DaB MIX
住所:東京都渋谷区猿楽町28−11 Nest 代官山 2階
TEL:03-3770-4400
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