Instagram・TikTok・Threadsを使いこなす! 人に共感されるSNS発信術【「GARDEN shibuya」店長 塩山萌々子さん】#2

SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを確認するサロンも増え、就職活動におけるSNSの影響力は年々大きくなっています。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法を、現役美容師のリアルな経験から学びます。

今回は「GARDEN shibuya」店長・塩山萌々子さんにインタビュー。後編では、Instagram、TikTok、Threadsの使い分けや、フォロワーに共感される「保存される投稿」の作り方などを紹介。実体験に基づくヒントが満載です。

お話を伺ったのは…

「GARDEN shibuya」店長・塩山萌々子さん

GARDEN group最速最年少で店長に就任。暖色系カラーやボブを得意とし、大人っぽさと抜け感のある『ヌナボブ』を考案。小顔に見せる顔まわりや骨格を見極めた、似合わせヘアに定評があり、予約が絶えない注目のスタイリスト。

インスタグラム:@garden_momoko

SNSは「使い分け」がカギ。Instagram・Threads・TikTokの役割

Threadsでは、より親近感が湧くプライベートがメイン。最近、本格的に取り組むようになったTikTokでは、アップデートした『ヌナボブ』やスタイリング動画などを投稿。

――SNSはInstagramが中心ですか?

基本はInstagramですが、最近はTikTokやThreadsも活用しています。TikTokは3年ほど前から運用していましたが、ここ1~2年で集客力を強く感じ、本格的に力を入れ始めています。

――TikTokとInstagramの違いはどういう点だと思いますか?

拡散される層が少し違うと思います。TikTokは若めで幅広い世代や海外にも比較的届きやすいと感じています。一方、Instagramも利用している世代は幅広いですが、特に「この人はこういう人」と認識した上でフォローしたり、「髪型を探す」という明確な目的で見られるのに対し、TikTokは「なんとなく可愛い」「面白そう」と感じた人が自然にフォローしてくれる印象です。その入口の違いは大きい気がします。

また、TikTokはプライベート寄りの投稿や、物語性のあるビフォーアフター動画、営業後のスタッフの会話など、ラフで親しみやすい内容の動画系が多く、バズりやすい印象です。人物に共感して応援してくれる層が増えるため、美容学生やアシスタントとの相性が良いSNSだと感じています。

もし“人”としてバズった場合、それはかなり強いと思いますし、人物像に共感して応援してくれる人が増えるのもTikTokの良さだなと感じています。

――Threadsはどのように使っていますか?

Threadsは文字中心のSNSで、日頃の思いやこだわりを文字で発信できます。特にアシスタントの子たちは、モデルの募集など、Threadsの拡散力を活かして活用しています。また、反応が早いのも特徴です。例えば、北海道でのセミナーで急なモデルキャンセルがあった際も、Threadsで呼びかけたらすぐに反応がありました。Instagramはマストですが、ThreadsやTikTokにはInstagram以上の伸びしろを感じます。美容師を目指す方は、すべてのSNSを使いこなすのがおすすめです。

セミナーでも伝える「SNSで求められるトレンド感」

おすすめのレイヤースタイル。「ボブを希望されるお客様が多いので、顔まわりにレイヤーを入れて変化を楽しんだり、伸ばす途中も飽きずに楽しめるよう提案しています」。

――セミナーでは「SNSでのセルフブランディング」をテーマに講師をされていましたが、どんなアドバイスをしていますか?

前回のセミナーでは、今トレンドのミディアムスタイルにもさらに幅を広げているので、切る際のこだわりや、撮影で意識している画⾓、SNSで流⾏している質感表現の⽅法などを紹介しました。

例えば、動画を撮りながら写真も同時に撮影できる機能があります。写真用のボタンを押すだけで同時に撮影できるので、効率よく投稿できます。

――編集アプリでおすすめはありますか?

「Lightroom」で全体の明るさや色味を調整し、「Snapseed」で部分的な明るさを補正しています。さらに「BeautyPlus」で肌の質感やツヤを整え、すべての投稿には「VSCO」でフィルターをかけ、統一感を出しています。ただ、私もまだまだやり込める部分はあると思っています。

「保存される投稿」を作るために意識していること

保存数が多かったボブアレンジの動画は15.1万再生を記録。アレンジ動画をはじめ、スタイリング剤紹介も塩山さんの投稿の見どころの一つ。

――投稿で大切にしていることは?

お客様が「保存したい」と思うポイントを先回りして考えています。髪型が可愛いことは絶対条件で、その上で顔まわり、前髪、カラーなど、どこに惹かれるかを意識して投稿しています。逆に言うと、その答えがない投稿は、あまり意味がないのかなと個人的には思っています。

また、モデルさんやスタイルに合わせて、一番可愛い角度を探して撮影することも大切です。光の入り方や背景によっても印象は大きく変わるため、「なんとなく撮らない」という意識を常に持っています。

――投稿から“可愛いポイント”がきちんと伝わると、お客様の目的もわかりやすいですね。スタイリング動画やスタイリング剤の投稿も人気とお見受けしています。

そうですね。ボブは、伸びてきたときのアレンジに困るお客様が多いので、日常の中で、私の動画がふと流れてきたときに、「ちょっとやってみようかな」と、何か一つでもヒントになればいいなと思って発信しています。「簡単そうに見える」構成にすることを意識し、「このポイントさえ押さえれば可愛い」という内容を届けています。

店長として後輩に伝える「SNS上達の近道」

――SNS上達の近道として、どのようにアドバイスしていますか?

まずは「こうなりたい」という目標となるアカウントを見つけることを伝えています。完全コピーではなく、ゴールを設定することで、効率よくオリジナルを作れるようになります。なんとなく投稿を続けるよりも、目標を意識して発信したほうが結果が早く出ます。

まずはゴールを設定して、参考にする人を決めた状態でSNSに取り組む。その過程で技術も発信力も身について、最終的に自分のオリジナルが出せるようになる、という流れが一番効率がいいんじゃないかなと思っています。

――SNSが苦手な方へアドバイスをお願いします。

SNSに限らず、美容学生の頃や入社後って、いろいろな壁にぶつかると思うんです。練習もそうですし、自分と向き合い続ける時間でもありますよね。SNSも同じだと思っています。

そんなときに大切なのは、「楽しむ努力」をすること。一見矛盾しているようですが、楽しもうとしないと、なかなか前に進めないんですよね。

バズるのを待つだけではなかなか伸びません。少し面倒だなと思っても、自分のペースで挑戦を続けることが大切だと思います。

最初はフォロワー数が伸び悩むこともありますし、「どうしたら続けられるか」「どうしたら楽しめるか」を考えながら、自分なりのやり方を見つけていく。その積み重ねが大事なんじゃないかなと思います。

これから美容師になる世代にとって、SNSは切っても切れない存在です。何か一つのツールを使いこなす力は、これから先も必要になるはずです。

専門学校のうちにSNSへの苦手意識をなくすだけでも、その後の成長に大きな差が出ると思います。

就活に生きるSNS活用3つのポイント

1 .SNSの特性に合わせて使い分ける

2.「保存される投稿」を意識する

3.目標アカウントを参考にゴールを設定

取材・文/Maki Nagai


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GARDEN shibuya(ガーデン シブヤ)
住所:〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-23-18
渋谷ワールドイーストビル3F
TEL:03-6450-6530

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