おしゃれなコラージュ投稿で感度の高いフォロワーを魅了!【「GARD/ëN」店長nagiさん】#1

SNSでの発信が当たり前になった美容業界。採用に向けてSNSアカウントを確認するサロンも増え、就職活動におけるSNSの影響力は年々大きくなっています。そこで本企画では、就活に効果的なSNSの活用法を、現役美容師のリアルな経験から学びます。

今回は「GARD/ëN」で店長を務めるnagiさんにインタビュー。SNSではコラージュ投稿など工夫を凝らしたおしゃれ感が漂うセンスが魅力です。前編では、コラージュ誕生の裏側やターゲット設定の考え方を伺います。

お話を伺ったのは…

「GARD/ëN」店長・トップスタイリストnagiさん

「GARDEN」と「magico」の共同ヘアサロン「GAME」を経て、「GARD/ëN」のトップスタイリストとして活躍。2025年8月末から同店の店長も務める。カラー全般を得意とし、オリジナリティと遊び心を取り入れつつ、洗練されたナチュラルなヘアデザインが人気。

Instagram:@nagisa_mizuguchi

SNS発信のスタートは「ターゲット層を絞ること」から

「なんでも載せるより、まずは色味・画角・デザインなどテーマを絞って投稿すると、アカウントに統一感が生まれます」。

――本格的にSNSに力を入れ始めたのは、スタイリスト1年目だったそうですね。

はい。当時は若いお客さまが多いサロンだったので、相性の良いSNSを通した集客に挑戦していました。作品撮りの反応も徐々に出て、フォロワーも6000人ほどに増えましたが、大きな伸びはなく…。今のサロンに移ってから、この2年ほどで一気に増えました。

――フォロワーが増えた理由は何だったのでしょうか?

本格的にSNS集客に力を入れたいと思い、先輩に相談して「発信の仕方」を見直したことがきっかけです。まず取り組んだのが「ターゲットを絞ること」でした。当時はさまざまなカラーを載せていましたが、私の場合はオレンジなどの暖色系で統一してみることに。

また、「投稿に文字を入れる」というアドバイスもいただきました。よく見かける日本語をバーンと大きく入れるデザインもありますが、自分の雰囲気と少し違う気がして、カラーリングの色を英語で入れるスタイルを試してみたんです。それがとてもハマって、そこから投稿のトーンが揃い、統一感が生まれました。

――ペルソナ設定も細かく行ったそうですね。

はい。当時の設定は「30代の女性で、仕事をバリバリしていて、髪色は比較的自由」というイメージでした。そのペルソナに合うスタイルを意識してつくり、投稿にも反映させたところ、実際に想定していたお客さまが増えていきました。幅広く届けるよりも狙った人に向けた投稿の方が効果的だと実感しました。

オリジナルコラージュの誕生とカラーの魅力を伝える工夫

感度の高いフォロワーを惹きつける、おしゃれなコラージュ投稿で自分らしさを確立。

――コラージュ投稿はどのように生まれたのですか?

フォロワーは増えていたものの伸びは緩やかで。もっと注目されるものを作らないといけないと思い、複数の写真を組み合わせたコラージュを思いつきました。お客さまと一緒に見ながらカラーを選べる実用性もあり、反応はとても良かったです。当時は同じような投稿がほとんどなく、自分らしい世界観をつくれたと思います。

――とてもおしゃれな印象を受けます。インスピレーションはどこから?

雑誌の1ページのような雰囲気にしたいというのがあって、Pinterest(ピンタレスト)などを参考にしていました。デザインを考えていたところ、「人物×柄」を組み合わせが良さそうと思い、いろいろ試した結果、今のチェック柄がしっくりきました。作り方は意外と簡単で、アプリは使わずにInstagramの機能だけで作っています。

――暖色カラーをきれいに見せるために、投稿で工夫していることはありますか?

なるべく同じ位置・同じ画角で撮るようにして、頭の大きさも揃うように意識しています。カラーは色味をきれいに見せることが大事なので、光の入り方やライトの位置など、細かい部分も気をつけています。

テーマ別アカウントで“なんでもできる”ことをアピール

サブアカウント(@en.nagi:en.nagi/)では、暖色以外のカラーやレイヤーカットをメインに投稿。

――暖色以外のアカウントもありますが、使い分けている理由は?

もともと暖色以外のカラーもやりたいという気持ちがあったので、別アカウントを作りました。また、ずっと来てくださっているお客さまには寒色系カラーの方も多く、その方たちにも見てもらえるようにしたいというのもありました。

――アカウントを分けることで、お客さまにとっても見やすくなりますね。

そうですね。暖色から寒色に変えたいときに、もうひとつのアカウントを見てくださる方も多いです。SNSはテーマで世界観が固まるので「暖色専門」と思われることもあります。実際、暖色から寒色にしたいときに美容師を変えてしまう…という話もよく聞いていたので、それを避けるためにもサブアカウントが必要でした。

ゆくゆくは「なんでも対応できる美容師」ということが伝わればいいなという思いがあります。

――テーマを絞ることでその印象が強くなり、葛藤も生まれそうですね。

そうした経験を踏まえてアドバイスはありますか?

私も先輩からよく言われていたのですが、高い目標を持っているなら、ある程度の我慢や工夫は必要だと思います。でも、そこまでストイックじゃなくてもいいかなという人は、自分のペースで楽しみながらやればいいとも思うんです。みんながみんな絶対にSNSをやらないといけないとは思っていません。

ただ、美容師として上を目指すなら、SNS集客が主流になっている今は、投稿方法を見直したり工夫したりする“踏ん張りどき”があると思います。続けるための根気はすごく大事だと感じています。

――ご自身が我慢したことはありますか?

私の場合、本当はいろんなカラーやヘアスタイルを載せたい気持ちが強かったのですが、SNSはテーマを固定したほうが伸びるので、色味を絞って投稿するようにしたんですね。

それは正直、自分のやりたいことを少し我慢して載せていた部分もあり、そういう我慢が必要なときもあるのかなと思います。

美容学生さんも「自分の世界観」を出すことはすごく大事ですが、何でも載せればいいというわけではないと思っていて。“自分をどう見せたいか”という視点で投稿を選ぶ。そこには少しの我慢や取捨選択が必要になる場面もあるのかなと思います。

SNSで統一感と世界観をつくるための3ルール

1.ペルソナ設定で「誰に届けたいか」を明確にする

2.デザインの統一で世界観を“見える化”する

3.取捨選択と少しの我慢を大切にする

取材・文/Maki Nagai


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GARD/ëN(ガーデン/エン)
住所:東京都港区南青山3-18-11 ヴァンセットビル 4F
TEL:03-5775-4300

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