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サロンの彩りにも最適!『ドライフラワー』を手作りしてみよう!

シャビーでアンティークな雰囲気をまとった可憐な花々……。飾るだけでリラックス感が演出できる、おしゃれなドライフラワーに、今再び注目が集まっています。乾燥させるからこそ生まれる独特のフォルムや、味のある色合いは、ドライならではの魅力。みなさんも身近な花々で、おしゃれなドライフラワーを作ってみませんか。

花

無機質な空間に彩りを添えてくれるドライフラワー。おしゃれなレストランやアパレルショップでも最近よく見かけるようになっています。サロン勤務のみなさんなら、折に触れてお花をいただくことも多いはず。大切な方から贈られた可愛い花束やリースは、そのままドライフラワーとして店内のディスプレイに活かしてみてはいかがでしょう。とっても簡単、手間いらずなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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ドライフラワーの作り方

はじめに、初めてでも簡単にできるドライフラワーの製法をいくつかご紹介しましょう。

1.ハンギング法

花

写真のように生花を束ね、ヒモで吊るして風にあて、1〜2週間かけて乾燥させていく方法です。とっても簡単ですし、乾かしているあいだもディスプレイとして楽しめます。できあがりは、時間とともに、褪せたような色合いに。風通しがよく、直射日光の当たらない場所で吊るすのが最適ですが、室内のエアコン近くや除湿器の上などもおすすめの場所です。

なお、乾燥に一番適した季節は空気の乾燥する秋・冬。もちろん他の時期でもできますが、湿度の高い梅雨時だけは、湿気が多くカビが生えやすいため避けましょう。

2.ドライ イン ウォーター法

花

花瓶に水を少量だけ入れて、花を挿し、乾かしていく方法です。

花瓶に挿したらそのまま1~2週間ほど置いておくだけ。自然にドライフラワーができあがります。こちらは、アジサイやかすみ草など、たくさんの花が重なって咲いている植物にぴったり! 少しずつ水を抜いて行くので、急激に水分を抜くよりもきれいに色や形が残ります。

3.シリカゲルを使用する

シリカルゲル

つぎに、ご紹介するのは市販のシリカゲルを使ったドライ方法。シリカゲルとは、粒状になった乾燥剤のことです。こちらもハンギングに比べて色合いが残りやすいのが特徴です。

はじめに、ドライフラワー用のシリカゲルと密封容器(タッパー等)を用意。つぎに、密封容器にシリカゲルを2~3cmほど敷き詰め、生花を切り取って、シリカゲルの上にのせます。さらに、花びらを潰さないようにしながら、花との隙間を埋めるようにスプーンでシリカゲルを注ぎ込み、上から花を覆うようにしてシリカゲルをかけて、容器にフタをします。そのまま1~2週間ほどおけば、完成です。なお、シリカゲルは再利用も可能。乾燥剤であるシリカゲルは、水分を吸うと青色からピンク色に変わる性質があるため、ピンク色になったらフライパンで火にかけるか電子レンジで水分をとばしてください。ふたたび青色に戻ったら使用できます。

4.葉や実だって、ドライにしちゃおう!

花

ドライフラワーに向くのは、花だけではありません。麦や蓮の実から松ぼっくりやサンキライなどの木の実、月桂樹やユーカリ等の肉厚の葉っぱもドライフラワーにできます。お花ばかりだと、どうしてもガーリーに偏りがちですが、こうしたグリーンや実ものを飾るとちょっと辛口なテイストを追加してくれるので、大人のインテリアとしてもおすすめです。

5.プリザーブドフラワーにも挑戦!

花

プリザーブドフラワーは、正確に言うとドライフラワーではありません。ドライのようにカサカサとした感触はなく、まるで生花のようなフレッシュさ保ったまま、取り扱い次第ですが、1~2年から半永久的に保存できる加工方法です。

それでは製法をご説明しましょう。まず、生花の茎を水の中で切り、エタノールなどの脱色液に1日浸して色素を抜きます。つぎにグリセリン2:水1の割合で混ぜ、さらに好みの色のインク(万年筆やプリンター用のインクでOK。また、真っ白にするならインクなしでも)を加えた染色液を、電子レンジで35℃にあたためたものに茎の部分をつけて、日陰に1日置きます。生花が充分に染色液を吸ったら、シリカゲルを入れた容器に花を入れて乾燥させ、そのまま2日ほど待って、しっかりと乾燥したらできあがりです。

なお、注意点として、プリザーブドフラワーは花弁が薄かったり、花びらがとれやすいものは避けましょう。バラ、カーネーション、ユリ、カラー、あじさい、ラン、ひまわり等が向いていると言われるお花です。できるだけ、花びらがしっかりとした新鮮なうちに加工するのがポイントです。

ドライフラワーにおすすめの花々

実際に作るときにドライしやすい花や、ドライ加工がとびきり映える花や植物を、順番にご紹介していきましょう。

スターチス

花

ドライフラワーの代表格といってもいいのが、このスターチス。加工しやすく、鮮やかな色みが残りやすいという特徴をもちます。なお、スターチスのあの紫やピンク、黄色の部分は「萼(がく)」。つまり花びらではないのですが、一般的な花びらにくらべ作りがしっかりしていて水分量が少なく、褪色しにくいため、ハンギングで充分きれいに加工できます。

バラ

花

意外に加工しやすいバラの花も、ハンギング法でドライにできます。茎の下部をヒモで縛って、風通しのいいところに吊るすだけなので、いただいた花束をそのまま吊るすだけで完成することができますよ。バラは、ポプリやサシェとしても使われるように、乾燥しても非常に良い匂いが残ります。ドライフラワーのお花部分だけを切り取ってビンに詰めても、とってもきれいですね。

銀丸葉ユーカリ

銀丸葉ユーカリ

丸くて肉厚な葉が特徴の銀丸葉ユーカリは、シンプルでナチュラルなテイストを入れたいときに。葉自体に抗菌・防腐・防虫の効果があるので、ドライフラワーにするにはぴったりの植物です。ハンギングでもできますが、よりきれいに作るならドライ イン ウォーター法がベスト。香りがいいのでシャワールームやシャンプー台付近に置くと、蒸気で蒸されていい香りが楽しめます。なお、使用後は必ず乾かしてくださいね。また、“スワッグ”と呼ばれるシンプルなブーケもおすすめ。エレガントな白いリボンやヒモで装飾すると清潔感があってきれいです。他にもリースに巻き付けたり、ガラスビンに挿したり、さまざまな飾り方ができますのでぜひ一度作ってみてください。

アジサイ

花

ひとつの茎に丸くたくさんの花をつけたアジサイは、おしゃれ度満点! 余計なアレンジなしで、単品でガラスビンにすっと挿すだけでもキマります。

こちらの作り方は、ドライ イン ウォーター法がおすすめ。あじさいの花(萼)がシワになってしまうと可愛さ半減なので、できるだけ形を保ちつつ、丁寧に乾かしましょう。 

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まとめ

できあがったドライフラワーは、お気に入りの花器はもちろん、大きめのガラスビンやアイアン製のカゴに飾ってもとってもおしゃれ。DIYが得意な方は、マスキングテープで壁に貼ったり、エアープランツと一緒に流木に吊るすのもおすすめです。また、磨りガラスシールを貼った窓に、カーテン代わりに、ガーランドのように吊るしても素敵ですね。工夫次第で可愛くもかっこよくも飾れるドライフラワー。お気に入りのお花を手に入れた際には、ぜひ挑戦してみてください。

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