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寺村優太 interview#1:怒られるほど練習した。だからこそ確立した「26歳」での美髪アドバイザーという地位

26歳にして美容室『Lily』の中核として活躍。Twitterのフォロワー数3万3000人は美容業界でもトップクラス。美髪アドバイザーという肩書きも持っている。そんなスタイリストが寺村優太さんです。なぜ若くして、そこまでなり得たのか。きっと誰もが知りたいのではないでしょうか。というわけでお伺いしました。人よりも飛び抜ける存在になるには……?

――美髪アドバイザーという肩書きですが、どういう経緯で名乗るようになったんですか?

「最初に美髪アドバイザーと名乗ったのは3年前、まだアシスタントのときでした。今では美容師がSNSをやるなんて当たり前ですけど、当時はまだやっている人がほとんどいなかったんですね。ましてやお客さまとやり取りするなんて考えられないことでした。だったらこれはチャンスだろうと思い、質問を募集してそれに答えるようなTwitterを始めたんです。そうしたらたくさん寄せられるようになって、多いときでは1日100の質問が届くほどになりました。その多くがヘアケアについての内容で、答えていくうちに『ヘアケアで悩んでいる人って予想以上に多い』ということが分かりました。それと同時にメディアの方たちから『ツイッターを見ました』みたいな形で取材の依頼が来るようになり、だったらヘアケアの人みたいな、そういう肩書きをつくりたいと思って考えたのが、美髪アドバイザーとうネーミングでした」

寺村優太さん

――SNSの威力を実感されたわけですね。

「はい。Lilyの立ち上げに参加する前は、僕はとある有名店でアシスタントをしていました。すごいお金を使ってプロモーションをしたり、テレビや雑誌に露出したりしていたんですが、効果が現れていないように見えたんです。新規のお客さまはクーポンサイトなどウェブばかりになっていて、今までのマスメディア効果がどんどん弱くなっているのを感じていました。他サロンの友達に聞いてもやはり同じで、うちだけじゃなかったんですね。インターネットやSNSのほうに人々はシフトしているということを言われてはいましたが、それを改めて実感しました」

――いちはやくSNSを取り入れたのは戦略勝ちだったわけですね。

「どうですかね(笑)。美容師の間でSNSが認知される前は、『そんな暇があるならヘアモデルを見つけてこい』とか『もっと練習しろ』とか、よく言われていました。だけど僕は誰よりも練習をしていたという自負はありました。いつまでもお店に残ってやっていたので、上の人から怒られることもしょっちゅうでした。泊まり込んでしまうほどだったので練習禁止令が出たほどです(笑)」

寺村優太さん

――練習して怒られるというのはすごいですね。

「セキュリティの問題もあったと思います。僕ははやいスパンで結果を出そうとする性格なんですね。いつまでにこうする、こうなる、クリアするという目標設定をしないと気が済まないというか。その有名店で僕は新卒のオープニングスタッフとして入ったんです。お店の方針として、技術統一のため全員がカリキュラムを一からスタートさせられたんです。スタイリストもアシスタントもシャンプーから始めるみたいな。僕からしたらこれはチャンスでした。新卒の一年目だけど、他の先輩たちと用意ドンでスタートできるから、下克上できるかもしれないと思いました。だからひたすら練習しまくって、2年目のときにメインアシスタントというポジションまで行けました。これもスピードを重視してやってきた結果だろうと思っています」

寺村優太さん

――メインアシスタントということは先輩たちを抜いたということですよね。

「そうですね。このとき技術面で気づいたのがブローのことでした。いわゆるスタイルをつくるうえでのブローというのは、たくさん練習して習得できるものであって、一般の人にはできないぞと思ったんです。それが美髪につながっていて、結局、髪質がよくないといい髪型をつくってもお客さまは自分で再現できないというところに行き着いたんです。社会人に成り立ての僕と同じ年くらいの女の子って、休みもお給料も少ないじゃないですか。美容室には2カ月、3カ月に1回くらいしか行けそうにない状況で、なおかつ朝も時間もない状態で、このセットはできないだろうという気持ちがすごくあって、じゃあ、どうしたら忙しい人でも現代女性がキレイに美しく保てるのかというところを追求し始めたときに、髪がキレイだったら扱いやすいんだなと気づいたんです」

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