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ネイル座談会
コラム・特集 2017-02-06

女性が憧れる職業!『 ネイリスト』の本音にフィーチャー

おしゃれな女性の憧れの職業、ネイリスト。ハタから見るとキラキラして見えるネイル業界ですが、実際に働いてみるとどうなのでしょう。憧れのネイル業界に転職して4ヶ月の新人ネイリスト吉井さんと、高校卒業後からネイルの世界に入り、技術と努力で業界の過渡期を乗り越えてきた鳩山さん。お二方にじっくりお話をうかがいました。

Profile

吉井祥子さん(仮名)40歳

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インテリア業界出身の吉井さんは、長年勤めた会社を退職したことを機にネイリストの道へ。ふたたび始めたインテリアの仕事の傍らネイルスクールに通い、JNAジェルネイル技能検定初級、JNECネイリスト検定2級等の資格を取得。卒業後は個人サロンに就職し、現在Wワークでインテリア関連とネイリストの二足のわらじを履く、バイタリティー溢れる女性。

Profile

鳩山奈々美さん(仮名)35歳

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鳩山さんは高校卒業後働きながらスクールに通い、ネイル業界に就職。大手サロンから個人サロンまで多くの経験を積み、結婚を期に退職。結婚後はネイルの現場を離れ、アイリストを目指しスクールの門を叩く。ネイルサロン衛生管理士、JNAジェルネイル技能検定上級、JNECネイリスト検定1級等、数々の資格を持つほか、アイリストになるため通信教育で美容師免許も取得した努力家。現在はアイリストを目指し、目下就職活動中。

――まずは自己紹介を兼ねて、今までの職歴とネイルに興味を持ったきっかけを聞かせていただけますか。

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接客業であるネイリスト同士、和気あいあいとした雰囲気で座談会スタート

吉井「私はもともとインテリア業界で仕事をしていて、長く勤めていた会社を辞めたのを機にネイルの道に入りました。会社こそ辞めましたが、インテリアの仕事は現在も続けていて、今はネイルと掛け持ちでお仕事をしています。
ネイルに興味を持ったのは、“美の追求”じゃないですけど、もともときれいなものが好きだったから。また、お客さまやまわりのスタッフでネイルをしている方が多かった影響もありますね。手元をきれいにされている方はたいていインテリアもおしゃれにされていたりするので、根底にある美意識の点では、共通するものがあるのではと思います。」

鳩山「私の場合は趣味が高じて、ですね。もとからネイルは好きだったんですが、私が通っていた当時は価格が1回2万円とかすごく高かったので、自分でやってしまったほうが安いんじゃないかと思ったことがきっかけです(笑)」

――ストーンやラメの全盛期ってありましたよね。お二人の世代は従来のポリッシュ主体の時代からジェルネイルへと移行した、いわゆる“過渡期”。ジェルネイルありきの現代っ子たちと比べると、新しい技術を自分たちで吸収していかなければならないという大変さがあったのではないでしょうか。

吉井「私が通っていたスクールは、やはりポリッシュがメインでした。あとはスカルプ。ジェルの授業っていうのは本当に数回でしたし、ジェルの検定試験に対する先生方の認識も“まあ、持ってれば役にたつんじゃない?”というレベルでしたね。」

鳩山「私の時代もジェルといってもハードジェルを使って勉強していましたし、どちらかといえば、アクリルスカルプのほうが主流でした。」

――今日のサロンに就職するとなると、やはりジェル資格って必要ですか?

吉井「ないと(就職は)難しいんじゃないですかね。」

鳩山「必須ですね。」

吉井「今のサロンはジェルができる事が前提でそこからサロン教育が始まるという感じですから、私の場合はジェルのスクールに通い直して勉強しましたよ。」

――今や、女性客の7割がジェルを希望されるという調査結果※もあるくらい。やはりジェルの技術は就職に必要不可欠なんですね。

※RECRUIT HOT PEPPER Beauty Academy【美容センサス2016年上期】参照URL(https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2016/06/B_nail_census_201606.pdf

鳩山「とはいっても、資格はあくまで目安だと私は思っています。ないよりはあったほうがいいでけど、上級の資格を持っている方が必ずしも(仕事が)できるというわけではないですから。資格を持っていても、上手でない方は上手じゃないです(笑)」

――なるほど……! お客さまが求めているのは資格ではなく、満足のいく施術。肩書きよりも、お客さまに寄り添った技術のほうが求められているんですね。そんなお客さまありきのネイリストさんたちですが、どんなときにこの仕事をしていてよかったと感じていますか?

吉井「私は純粋に、お客さまに喜んでいただいたときですね。
仕上がりをご確認いただいて“わあ、かわいい”とか“きれい!”という言葉がいただけた瞬間はやはり嬉しいですし、帰り際に“また来ます”と言っていただけると、ああよかったって安心します。お客さまの反応がダイレクトに返ってくることが魅力であり、怖さでもありますね。」

鳩山「私の場合は“替えがきかない職業”であることに大きな魅力を感じます。お客さまに“この人がいい”と思っていただける人材になれたときは嬉しいですね。誰にでも替わりがつとまる仕事ってあまり好きじゃないな、と思っているので……。反面、病気で仕事に穴があけられないなど大変な面もありますが。」

――それぞれ誇りをもって仕事に臨んでいる様子がうかがえます。では、そんなお二人が転職を考えるのは一体どんなときなのでしょう。

鳩山「私は、結婚してライフステージが変わったときでした。生活パターンがガラリと変わりましたから。またアイラッシュという新たにやってみたい分野ができたことも、転職を考えるきっかけになりました。ほかには、自分がやりたいこととサロンの方向性のズレが大きくなってしまったときでしょうか―—。」

――具体的にどんなズレがあったんですか?

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鳩山「私が就職した当時は、ちょうどジェルの波が来始めた頃だったんです。でも、そのとき勤めていたのはケア・カラーがメインのお店。当面、ジェルを導入する予定はなくケア・カラー1本でやっていくというのが上の方針だったんです。その点、私は新しい技術を身につけていきたかった。そういうところで考え方に違いが出てしまったんですね。」

吉井「方向性の違いというのは、私もあります。長年社員として勤めていたインテリア会社を辞めるきっかけとなったのが、上に立つ人間が変わって自分が求めていたスタンスとズレてしまったことでした。あとは物理的に仕事量が多くなりすぎて、それに対し大きなストレスを感じていたことですね。
また、一時期体を不自由にしてしまったことも大きかったです。重い商材や分厚いカタログを運ぶなど、体力仕事が多いインテリア業界。ふだん通り仕事ができなくなってしまった時間を上手く使おうとネイルスクールに入ったことが、私にとってのターニングポイントでした。“手に職”とはよく言いますがそれを2つ持っていると、どちらかがダメになってしまったときに身を助けてくれる、という考えはこのときの経験から実感としてあります。」

まとめ

それぞれのターニングポイントを乗り越えて、現在にいたるネイリストのお二人。次回はそんなネイリストたちの転職の実情について、さらに詳しく聞いていきましょう。

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