アルバイト経験を積むことで、就活がスムーズに。「絶対働きたいサロン」に出合えた「EMU international GROUP」吉野真歩さん

埼玉・春日部を中心に展開され、創業50年を迎える美容室「EMU international GROUP」。現在は2代目の小河原正輝さんが受け継ぎ、奇跡のV字回復を果たしたことでも広く知られ、業界から熱い注目を集めています。

今回お話を伺ったのは、2025年の新卒採用で「EMU international GROUP」に入社した吉野真歩さん。中学生時代のある体験をきっかけに美容師を志すようになりました。

美容専門学校時代は技術の練習に励み、ワインディング大会の出場権も獲得したという吉野さん。また学生時代から「EMU international GROUP」でアルバイトを経験し、スタッフの温かさや良好な人間関係に触れたことで、このサロンで働きたいという気持ちが強くなっていったそうです。そして自然な流れのなかで、同社への入社が決まったといいます。

お話を伺ったのは…

吉野真歩さん

「EMU international GROUP」アシスタント

埼玉県出身。幼いころから担当してくれていた美容師に憧れ、その道を志す。専門学校在籍中から「EMU international GROUP」でアルバイトを開始。スタッフの温かさに心を打たれ、2025年4月に正社員として入社する。現在はアシスタントとして日々技術を磨く一方、リクルート担当にも抜擢され、美容専門学校で行われる会社説明会で学生と話すことにも力を注いでいる。

インスタグラム

気持ちまで和らげ、理想の姿へ導く美容師に憧れて

美容師を目指したきっかけを振り返る吉野さん

――美容師になろうと思ったきっかけから教えてください。

私は幼いころから友達のお父さんである美容師さんに髪を切ってもらっており、その方とのある出来事がきっかけでした。中学生のときバレーボール部に所属していて、部活のルールで髪を短く切らなければならなかったのですが、抵抗があって渋っていたんです。そのとき、その美容師さんが「かっこよくするから任せて」と声をかけてくださり、安心して切ることができました。仕上がりも自分の気に入る髪型になり、とてもうれしかったのを覚えています。

ただ髪を切るだけでなく、コミュニケーションを通して気持ちを和らげ、理想の姿へ導いてくれる。その姿を見て、「私もこんな美容師になりたい」と思ったのが、最初のきっかけでした。

――その後は迷いなく美容師の道を進んだのですか?

実は、大学でもバレーボールを続け体育の先生になる道を考えていた時期もあったのですが、最終的には美容師を選びました。理由としては美容師の仕事はお客様の笑顔を間近で見ることができて、楽しそうだと思ったからです。

ワインディング大会出場に掛け持ちのアルバイト。充実した専門学校時代

専門学生時代は、かなり忙しい毎日を過ごしていたという

――美容専門学校時代はどのような体験をしましたか?

とくに印象に残っているのは、ワインディングの大会に出場したことです。私の学校では学年から5人が出場する仕組みで、そのなかに選んでもらいました。学科は苦手でしたが、技術は得意だったので先生から声をかけてもらったんです。

朝早く登校して自主練をしたり、放課後は完全下校の時間まで先生に練習を見てもらったりと努力を重ねました。結果は残せませんでしたが、とてもいい経験になったと思います。

――大会に出場しようと思ったきっかけは?

私の先輩が大会に出場するのを見て、そのかっこいい姿に強く憧れたからです。大会に出場するのには立候補する方法もあったのですが、自分から手を挙げる勇気はなく……。学校のテストで上位に入れば先生から声がかかると聞いていたので、その機会を得られるように努力しました。結果的に先生から出場を打診され、迷わず「出たいです」と即答しましたね。

――美容学生時代に力を入れていたことは、ありますか。

「EMU international GROUP」でのアルバイトです。私が美容師を志すきっかけをくれた美容師さんの紹介で働き始めました。美容室でのアルバイト経験を積むことで業務の流れを覚えられたり、技術の習得につながったりと、将来必ず役立つと思ったからです。

ほかにも飲食店のアルバイトもしていたため、土日は朝から夕方まで「EMU international GROUP」で働き、その後もうひとつのバイト先で働くという生活でした。忙しい毎日でしたが、サロンで学べることが本当に多く、さらにお給料まで出してもらえるということがとてもありがたかったです。何よりここで働く時間が楽しく、「社長から要らないと言われない限り、私は『EMU』に就職したいです」と社長にずっと伝えていました。

まるで第二の家族。サロン選びはせずに就職を決める

吉野さんが学生時代から働き、卒業後に正社員として入社した「EMU international 春日部本店」

――「EMU international GROUP」のどんな点を魅力に感じたのですか。

やはりスタッフの優しさと温かさです。指導も丁寧で、第二の家族のように感じられました。とくにそれを実感したのは、シャンプー練習のときです。

アルバイトは基本的に土日のみでしたが、平日の放課後にもシャンプー練習もさせてもらっていました。なかなかシャンプーのコツがつかめずに苦戦していた私に、先輩が「頭をバレーボールだと思ってごらん。ボールを持つように手を添えると、自然と頭の形に沿ってシャンプーができるよ」と、私のバレーボール経験に合わせてわかりやすく教えてくれたんです。その心配りに感動しましたし、合格したときに周りのスタッフも一緒になって喜んでくれたことが今でも忘れられません。

――それでは、とくに就職活動はしなかった?

サロン探しは少しだけしました。専門学校の先生から「ほかのサロンも見たほうがいい」と勧められて実際に見学もしましたが、どこもあまりしっくりきませんでした。むしろほかのサロンに行くたびに、「やはり『EMU』に入りたい」という気持ちが強くなり、自然と心はかたまっていったんです。

――その後、実際に入社されたわけですね。アルバイトと正社員では違いを感じましたか?

スタッフはみんな優しく環境に変わりはありませんでしたが、求められる仕事は当然大きく変化しました。シャンプーはアルバイト時代にも合格していましたが、カラーを落とすためのシャンプーやマッサージシャンプーなどは入社後に練習を開始。さらにカラーやストレート矯正の技術練習にも少しずつ取り組むようになりました。

できることが増えるのは楽しく、練習の日々も前向きに取り組めたと思います。


後編では「EMU international GROUP」に入社したあとの吉野さんが直面した壁について伺います。アルバイト経験はあったものの、正社員として働き始めると新たな課題が見えてきたという吉野さん。接客中に先輩スタイリストへのアシストに気が回らなかったり、敬語が思うように使えなかったり。ですが、先輩からのアドバイスを受けながら少しずつ乗り越え、着実に成長していることを実感しているそうです。


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EMU international 春日部本店
住所:埼玉県春日部市粕壁東1-9-9
TEL:048-761-8943

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