忙しさは言い訳にならない!働く女性に必要な片づけスキル
結婚しても仕事を続けることが普通になりつつある美容業界。仕事と家事をしっかり両立させたいと考えつつも、ついつい時間に追われて思うようにいかないと嘆いている人も多いことでしょう。そして、忙しさにかまけて目先のことだけに対応して、片づけはついつい後回しに……。そこで、無理なく身につく“片づけスキル”をご紹介しましょう。
片づけられない女性に見られる特徴とは?
すっきり片づいた綺麗な部屋を保ちたいと思っているのに、気がつけば散らかり放題……。そんな悩みを持つ女性たち。片づけができない人の特徴には、いったいどんなものがあるのでしょうか。
■一度に片づけようと先延ばしにする
片づけはちょこちょこするより、時間がある時に一度に片づけたほうが効率もいい!と思って先延ばしにしていると、その「時間がある時」はいつ訪れるのでしょうか? 時間がある時があるのなら、いままでにも片づけはできたはずです。一度に片づけをするということはそれだけ時間も労力も必要となり、結果的にはやる気が起こらずにずっと先延ばしにしているのではないでしょうか?
片づけは一度にやろうと思わずに、毎日10分程度でいいので少しずつ消化していくようにしましょう。そうすることで無理なく続けられて、いつの間にか片づけられるようになります。部屋もそうですが、クローゼットの中や下駄箱の中、机の引き出しに財布の中など、一度にすべてを片づけるとなると、どこから手をつければいいのか頭の中でパニック状態になってしまいます。「片づけないといけない!」と無理に思うのではなく、毎日できるところからコツコツとはじめることがポイントです。
■「要るもの・要らないもの」の判断をつけることができない
片づけをしていると要らないものは捨てることになりますが、この時に「要るもの・要らないもの」の判断で迷ってしまい、なかなか片づけが進まない時もあります。モノに対しての執着心が強いとなかなか捨てることができずに「そのうち必要になるかもしれない」と何でも手元に残してモノが増えてしまい、結果的に片づけが大変になって断念してしまうのです。
■無駄なものをつぎつぎ買ってしまう
買い物に行ったらついつい目的のものとは違うものを買ってしまった……という経験は誰にでもあると思います。でもこれは、自制心の弱さからきている場合も。片づけができない女性は、「期間限定!」「今なら半額!」「無料!」などの言葉に弱い傾向にあるようです。
■「収納」にこだわり過ぎる
「片づけ=綺麗に収納」と思い込んでしまい、なんでも決まった場所に綺麗にしまいこまないと気が済まないというタイプの女性には、意外に片づけが苦手な人も多いようです。細かく分けて収納するということは、一見必要なものをすぐに見つけられて使い勝手が良いように思いますが、あまりにも細かく分けてしまうとどこに何を入れているのか覚えきれなくなり、結果的に使わないものや同じものが増えていき、どんどん片づけが困難になってしまいます。
片づけスキルを磨くためには?
片づけられるようになるためには、まず「必要なもの」を決めることからはじめ、必要だと思うもの以外は捨てていくようにします。片づけができない人の共通点として「捨てるものから選ぶ」という特徴もありますが、「捨てるもの」という感覚で片づけをはじめてしまうとなかなかものが減っていかず、いつまでたっても片づけスキルを磨くことはできません。
「必要なもの」「残すもの」だけを手元に置く!という考え方で片づけをはじめてみると、必要以上にものが増えることもなくなり、すっきりと片づいた部屋をキープするができるようになるはずです。
また片づけは一人でやろうとするとなかなか進まないことが多いので、片づけ代行や収納アドバイザーに依頼して手伝ってもらうのも一つの方法です。もちろん費用はかかりますが、プロ目線から「必要なもの・不要なもの」を判断してもらえます。一度完璧に片づいた自分の部屋を見てしまうと、もう元のようにゴチャゴチャにしたくないと思えるようになり、小まめに片づけていけるようになるはずです。
片づけられない原因は病気のことも?
「片づけができないのは怠け癖がついているからだ」とか「自分に甘いからだ」といったことを平気で言ってしまう人もいますが、片づけられない状態が長く続いたりあまりにもひどい状態の場合は、病気が原因となっている可能性もあります。
「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」や「鬱」「統合失調症」「強迫性貯蔵症」「セルフネグレクト」など、障害や心の病気で片づけられない場合もあるのです。自己判断で、片づけられない自分を責めたり嘆いたりせずに、ひどい場合は、一度、専門の医療機関を受診するのも良いかも知れません。