親の介護が始まっても焦らない、考えておきたい仕事上の心構え

親の介護が始まっても焦らないために考えておきたい仕事上の心構え!

仕事は自分が大きな怪我や病気をしない限り、続けていくことがごく当たり前と捉えている人が多いと思いますが、自分以外の家族が病気怪我をして看病をすることになれば、これまでと同じように仕事を続けていくことは難しくなることもあるのです。
なかでも親の介護が始まってしまったら、仕事はもちろん、普段の生活もこれまでとは全く変わってしまう可能性もあります。仕事は辞めるべきだろうか……と一人悩んでしまうこともあるかもしれません。そこで、親の介護が始まっても焦らないために、仕事上の心構えについて考えてみましょう。

■一人で抱え込まずにまずは相談から

今では女性も、結婚や出産をしても社会で働くことが一般的な考えとなっていますが、親の介護となればやはり女性が中心になって担う場合が多く見られます。親の介護が始まればいずれは自分も仕事を辞めなければ……と考えている人も多いと思いますが、親の介護のために仕事を辞めてしまっては自分の生活が成り立たなくなる……と一人で悩みを抱え込んでいる人も多いのではないでしょうか。

親の介護は子どもがして当たり前、他人にお願いすることなんてできない……と、思いつめてしまわずに、まずは自分以外の誰かに相談することから始めてみてください。自分以外にも姉妹がいるのならまずは話しあってみるのもいいですし、身内に助けてもらえそうな人がいる場合は思い切ってSOSを出してみるのもいいでしょう。

親の介護は一人で抱え込まずにできるだけ多くの人に助けを求めることが、仕事と介護を両立させるための大切なポイントでもあります。
また、介護保険の申請をして支援を受けられる体制を整え、介助サービスや介助用具などを利用したり借りたりすることで、親の介護への負担も随分と軽くなるはずです。介護には金銭面での負担も掛かってきますが、生活をしていくだけで精一杯だという場合にも公的な援助が受けられる場合もありますので、まずは行政の福祉課などへ相談してみてください。

一人で抱え込まずにまずは相談から

■介護をしている人たちと交流を深める

親の介護をしている人は自分以外にもたくさんいます。それぞれに様々な悩みや問題と向き合いながら、それでも仕事と介護を両立させている人もいますので、介護をしている人たちと仲良くなり情報交換や時には悩みやグチを聞いてもらうのも、介護疲れを発散してリフレッシュすることにも役立ちます。

まだ親の介護はしていないけれどいつかはやって来るその日のために、心の準備といざという時にあせらないために、今から介護をしている人たちとの交流を深めておくのもいいでしょう。始めはみんな介護の初心者ですので、介護経験者の先輩からたくさんのアドバイスをもらい、自分一人だけが苦しい思いをしているんじゃない……と心の支えになってくれる存在を見つけることも大切です。

また、介護保険を使えることになれば、ケアマネージャーや訪問介護スタッフとも話しができる機会も増えますので、不安なことや分からないことなどは遠慮なく相談するといいでしょう。福祉センターなどでも積極的に介護教室が開催されていますので、時間を作って参加しておくと介護に対する知識を身に着けることもできますし、情報交換の場としても活用することができます。

介護をしている人たちと交流を深める

■自分一人の時間もできるだけ作るようにする

親の介護は自分自身の両親の場合もあれば、配偶者の両親などの場合もあります。家事と仕事の両立だけでも毎日時間に追われますが、そこに介護も入るとなると益々自分の時間は無くなり一日だけでは足りなくなるのが現実でもあります。たとえ自分の親の介護の場合でもやはり精神的なストレスが溜まることには変わりはありませんので、パートナーや他の姉妹、頼れる身内などに相談をして、たまには介護から離れる時間を作ることも大切です。

介護はされる側よりする側の方が心身ともに大変な思いをすることが多いですので、一人にしても問題がない状態なら、一日のうちに1時間だけでも買い物や散歩などに出てリフレッシュをし、ストレスを溜めないようにしてください。
一人にできる状態ではない場合は、デイサービスを利用したり週に何時間か、あるいは週末だけでも施設で過ごしてもらうようにして、自分一人の時間を過ごすようにしましょう。

デイサービスや施設を利用する際には、それなりにお金がかかってしまいますが、家事も仕事も介護もフル稼働状態で続けていては、自分自身が心身ともに壊れてしまう可能性もありますの、少し割り切った考え方も介護には必要になるといえます。

■職場での理解も得られるようにする

最近では職場でも介護への理解度は高まっていますので、仕事とプライベートは関係ないと頑なになるのではなく、上司や同僚に相談をして自分がいま介護でどのような状態にあるのかを把握してもらうことも大切です。一昔前は結婚や出産、親の介護などを理由に仕事を辞める人も珍しくはありませんでしたが、いまはできる限り仕事を続けたいと願っている人も増えているため、社会全体の流れは介護に対する認識も大きく変化を見せています。

親の介護のことで会社には迷惑をかけられないと思うのではなく、利用できる制度は上手く利用して、少しでも仕事と介護の両立の負担を軽減できるように心がけてください。思いきって相談をしてみると、案外温かく受け止めてもらえ協力してもらえることに気付けるはずです。

文/sapuri

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