ネイリストになりたい!気になる、おすすめの資格と取得方法

爪をきれいに作り上げることで、手元を美しく見せることを仕事とする職業がネイリストです。専門的な知識と技術を持った職業のひとつでもあるため、手に職を付けたいと考えている人には、目指している人もいることでしょう。また、ネイリストはネイルの専門サロンだけではなく、結婚式場や美容院でも、知識や技術をお客様に提供することが可能です。このため、さまざまな現場で活躍が期待できるネイリストという仕事に憧れている人もいるかもしれません。

そこで、ネイリストになりたいと考えたときに、取得しておくと良いおすすめの資格や実際に取得するための方法についてご案内します。

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ネイリストになるならおさえておきたい!主な資格の種類と正式名称

ネイルの知識や技術が問われる試験にはいくつかの試験がありますが、主な資格として2つ挙げることができます。

ひとつ目が、ネイル検定試験です。公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター、略してJNECの主催で行われているこの試験は、正式名称を「ネイリスト技能検定試験」といいます。設立当初は、一般財団法人日本ネイリスト検定試験センター、略してJNEにより実施されていましたが、2008年に譲渡され今に至っています。

ネイリスト技能検定試験は、国際的に活躍することも期待される国際ライセンス級のネイリスト育成を目指していて、筆記試験と実技試験を共に課した試験です。検定試験の受験日程は、3級と2級の場合、春夏秋冬の季節ごとに1度ずつ、年に4回実施されていますが、1級は春と秋だけで年に2回のみとなっているため、受験を予定している人は注意が必要です。

ネイリストのための資格には、ほかにもネイルスペシャリスト検定試験があります。インターナショナル・ネイル・アソシエーション、略してINAと呼ばれるNPO法人が主催している資格試験です。正式名称は「ネイルスペシャリスト技能検定試験」といいます。学生や初心者を対象としたA級とSA級、プロフェッショナルを対象としたPA級、AA級、AAA級とに分けられ、いずれも学科試験と実技試験の両方が課されます。試験は年に数回行われていますが、学生や初心者対象の試験が行われる月でも、プロフェッショナル対象の試験は行われないときもあるため、PA級、AA級、AAA級を受験する場合には、事前に確認することが特に必要です。

ネイリストとして活躍したい!取得するのにおすすめの資格は?

ネイリストのさまざまな資格のなかで、一般的に一番知られている資格が「ネイリスト技能検定試験」です。受験者数が多く、試験で合格し取得した資格は、ネイルサロンへの就職の際の、評価基準とされることも少なくありません。このため、ネイリストとして就職をしたいと考える人にはおすすめの資格です。

ネイリスト技能検定試験の資格は、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な知識や技術が問われる3級、サロンで実際に働いたときに業務として通用することができるようなネイルケアやリペア、チップ&ラップ、アートに関する知識や技術の取得が求められる2級、トップレベルのネイリストとして通用するような知識や技術を総合的に持つ人のみが認められる1級の、3つのレベルに分けられています。サロンへの就職を考えている場合には、2級以上の資格を目指すと良いでしょう。

また、ネイリストとして働く場合、サロンでの人気が高く、ネイルの主流ともなっているジェルネイルの技術を求められるシーンは少なくありません。ネイリスト技能検定は、ジェルネイルの知識や技術について問われる試験ではないため、就職希望先やお客様にジェルネイルの技術取得をアピールしたい場合には、さらに別途、専門の資格を取得しておくことをおすすめします。ジェルネイルの専門的な知識や技術を問う資格として知られているのが、「JNAジェルネイル技能検定試験」です。NPO法人日本ネイリスト協会により実施されています。資格のレベルはジェルネイルの施術に必要となる基礎的な知識や技術の修得により取得できる初級、サロンでプロとして施術するために必要な知識や技術が求められる中級、ジェルネイルについて総合的に知識や技術を習得したスペシャリストとして認められる上級の3つです。就職において、ほかのネイリストと実力で差を付けたい場合には、上級の取得を目指すと良いでしょう。

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早くネイリストになりたい!資格取得までの最短期間は?

ネイリストに憧れている人のなかには、少しでも早い資格の取得を希望している人もいることでしょう。資格を取得するまでの期間は、試験内容や級の難易度によって異なります。

ネイリスト技能検定資格を取得したい場合には、基本的なレベルが問われる3級の場合で早くて3カ月、実際に働くために必要とされる2級の場合には半年程度、最高レベルの1級の場合では、少なくても1年はかかるといわれています。これは、ネイリスト技能検定試験の受験資格が、それぞれひとつレベルの低い資格を取得した者のみとなっているからです。2級を受験する場合には3級を、1級を受験するためには2級を先に取得しておくことが必要となります。3級取得後に2級に必要となる知識や技術を学ぶためには、約3カ月の期間が必要となり、2級取得後に1級に必要となる知識や技術を学ぶためには約半年の期間を要するため、級が上がるほど必要となる期間が長くなるのです。

ジェルネイル技能検定試験資格で、取得までに要する期間は、全くの初心者として勉強を開始する場合と、ネイルの基本的なことを修得したうえで受験を目指す場合とでは異なりますが、初心者でも一般的に初級は最短約3カ月で取得が可能です。また、経験者であれば中級や上級も、半年程度で取得を目指すことはできます。

少しでも早く資格を取得したいと考えている場合には、ポイントを絞った学習を行い、試験が実施される日を確認して、計画的に勉強を始めることが大切です。

資格取得までの費用を節約したい!安く取得できる資格はどれ?

ネイルの資格を取得する方法として、一般的な学習方法が、ネイルの専門課程がある学校やネイルスクールに通う方法です。資格取得のための審査に実技が伴うため、基本から応用までをしっかりと学ぶことができ、実践的な学習をすることが可能となる通学制の学習方法は、合格への早道と考えられています。

しかし、通学制での学習は、内容や環境の充実度と比例して、比較的かかる費用が高いという特徴もあります。資格取得に費やすお金をおさえたい、取得後のスキルアップやサロンの開業、生活などのために少しでも費用を節約したいと考えている場合には、通信講座を使用するのも手段のひとつです。しかし、勉強にかかる一時的な費用が安いという点だけではなく、自分が知識や技術をしっかりと修得することができる方法であるかを考慮したうえで選ぶことは、大切なこととなります。スクールによっては、合格の保証制度や研修制度などのサポートが充実していることもあるため、総合的に判断すると良いでしょう。

また、下のレベルの級から順に受験しなければいけない場合には、毎回受験料がかかることになります。そこで、少しでも節約もしたいと願う場合には、免除制度を利用することをおすすめします。ジェルネイル技能検定試験資格の場合、JNEC主催のネイリスト技能検定試験の3級を取得していれば、ジェルネイル技能検定試験資格初級の、ネイリスト技能検定の2級以上を取得していれば中級の実技試験第一課題を免除することができます。学習過程でどれだけ費用を節約しても、不合格して再度学習のし直しを行うのでは、結局高くついてしまいます。ネイリストとして必要となる資格を効率良く取得することで、受験にかける費用を節約するという点では、ジェルネイル技能検定試験資格とネイリスト技能検定試験資格を上手に併用する方法が、安く取得する手段といえるでしょう。

仕事があるから通えない!ネイリストの資格は独学でも取得可能?

すでに仕事を持っているなかで資格の取得を目指す場合、学習するための十分な時間を自由に取ることができないという人は少なくありません。そのような人が、自分のペースでネイリストの資格を取るためには、独学が最適な手段となります。独学による資格の取得は、本人の努力や実力次第ではありますが、不可能ではありません。一般的に、基本的な知識や技術が問われるネイリスト技能検定試験や、ジェルネイル技能検定の3級などの資格は、独学による取得の可能性は比較的高いといえるでしょう。

ただし、サロンワークを考えるプロとしての、技術の修得が問われるレベルの資格を取得する場合、独学による学習は簡単ではないと認識する必要があります。市販の参考書や主催する団体が出している問題集などを利用することで、上級レベルでも筆記試験の対策をすることは可能です。しかし、実技の場合、ネイルの仕上がりの完成度のみならず、仕上げまでの工程や手順も審査の対象となります。書籍やDVDにより学ぶことは不可能ではありませんが、上級レベルの合格率の高さから見ても、それなりの努力が必要であると覚悟しておくことが必要です。独学での学習を希望する場合には、少なくても単発で実施されているセミナーや模擬試験などを積極的に活用しておきましょう。

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