アーモンドカーブや甘皮ケアなどネイルを美しく整える豆知識

ネイリストであれば、「きれいな形のネイルになった」「爪だけでなく指も細くなってうれしい」といったお客様の声で、励まされることがあるはずです。しかし、ネイルの施術スキルや専門的な知識を修得する努力なしに、そういった仕事はできないでしょう。

そこで、お客様にきれいな形のネイルを手に入れてもらうための豆知識として、アーモンドカーブやサイドの切れ込み処理、そして甘皮の処理などについてご紹介します。豆知識を活かしてお客様が喜ぶ仕事に活かしましょう。

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ネイルの形のバリエーションとアーモンドカーブ

ナチュラルネイルやネイルチップの形には、さまざまなタイプがあります。タイプはネイルを上から見たときの形の違いで分類されることも多いですが、ネイルを横から見たときのシェイプは主にフラットとアーモンドカーブに分かれます。横から見てネイルの先が平行に伸びていればフラット、少し手の平側にきれいなラウンドを描くのがアーモンドカーブです。アーモンドの曲線に似ていることからつけられた名称です。また、上から見た場合に、先端が尖ったネイルはアーモンドネイルと呼ばれています。

上から見たネイルの形の分類としては、ネイルの先の角が90度になっているものは「四角」という意味のスクエアネイルと呼ばれ、スクエアネイルの角を少し落としたものはスクエアオフネイルと呼ばれています。また、角の落とし方を大きくしてネイルの先のシェイプ全体が滑らかな曲線を描くようになっているものはラウンドネイルです。これらの3つは、サイドが垂直である点で共通しています。

さらに、サイドまでラウンドシェープにしたものはオーバルネイルといいます。このオーバルネイルよりも、さらに先端をとがらせたものがアーモンドネイルです。ネイル全体の形がアーモンドと非常に似た形になるのが特徴です。アーモンドの形をネイルシェイプとして取り入れることによって、特徴のあるきれいなネイルを作り出せることがありますので、豆知識のひとつとして覚えておくといいでしょう。

細く見せるためのサイドに切り込みすぎはNG

ネイリストは、ネイルや指を細く見せたいとお客様から要望を受けることもあるでしょう。そういった場合は、アーモンドネイルのような形状にすることによって細く見せることができる場合があります。アーモンドネイルにする場合は、サイドに切れ込みを入れることによってほっそりとしたネイルの形を作っていきます。しかし、サイドに切り込んでいく場合には注意すべき点もあります。それは、切れ込みすぎに注意するということです。

サイドの切れ込みを大きくしすぎると、ネイルの形だけが細くなり上から見たときに指のサイドが飛び出て見えてしまうことがあります。細く見せようとした結果、かえって不格好な仕上がりになり細く見せるどころか太く見えてしまう場合もありますので、サイドの切れ込みすぎには十分注意する必要があるでしょう。

もちろん、お客様のナチュラルネイルの形や指の太さと形状によってどの程度サイドに切れ込みを入れるかは変わってきます。ネイルの形だけではなく、出来上がった状態で指全体、手全体がどう見えるかまで想像しながら施術をすることが大切です。アーモンドネイルなど細く見せたい場合はサイドの部分はできるだけ残し、先端部分のみを丸くするように心がけるとイメージに近い細さが演出できるようになるはずです。ネイリストの豆知識として覚えておいて損はないでしょう。

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キューティクルの処理で爪の形は変わる

ナチュラルネイルは生まれつきのもので変えることはできないと思っている人も多いでしょうが、自然に生えているネイルの形状はメンテナンスによって変わるといわれています。そのため、ネイリストは施術によってお客様の望みのネイルを作り上げるだけでなく、日頃のネイルの手入れについてもアドバイスしてあげるといいでしょう。

きれいなナチュラルネイルに変えていくポイントは甘皮、つまりキューティクルのケアにあります。キューティクルは、ネイリストが施術をする場合にも準備の一環としてケアすることがほとんどですが、お客様自身の日頃の手入れも重要なのです。

キューティクルには、ナチュラルネイルと指の肌から細菌などが防ぐ役割などがあることが知られています。そのため、キューティクルは健康なナチュラルネイル生成のために欠かせないものです。キューティクルのケアとしては、押し上げて角質を取り除くのが一般的なメンテナンス方法ですが、そのときに意識しておきたい点があります。それはキューティクルの形がネイルの形やカーブの形を決めているという点です。

横から見てきれいなアーモンドカーブになっている爪や、爪先がきれいなラウンドになっている爪にあこがれる人もいるでしょう。ネイルはキューティクルに沿って形が作られますので、キューティクルを押し上げるときは左右対称になるように意識することが大切です。お客様へのアドバイスネタのひとつとして覚えておくことをおすすめします。

爪の短く切りすぎは美しいカーブを生み出しにくい

生まれつきフラットなナチュラルネイルの人がアーモンドカーブのネイルなどきれいなラウンドシェープのナチュラルネイルを手に入れるための注意点としては、爪の伸ばし方も関係があります。自然の爪は、少し伸ばすと重くなります。そのため、重くなった爪を支えようとして爪の下の皮膚が引き伸ばされて、爪と皮膚の密着面積が大きくなるといわれています。その結果、爪が大きくなったように見えることもあります。その点を考慮して、できるだけ爪は短く切ろうと考えている人もいるでしょう。

しかし、爪を短く切りすぎると自然なアーモンドカーブを持ったナチュラルネイルからは遠ざかってしまうことにつながります。爪はある程度伸ばすことによって、自然に手の平側に巻いてくる性質があります。そのため、爪を切る場合はあまり短くしすぎずに少し伸ばすぐらいのつもりで切るといいでしょう。この豆知識は、特にフラットな爪で悩んでいるお客様には有効な方法としてアドバイスに使える知識です。

もちろん長く伸ばせば良いというものでもありません。ネイリストであれば、短く切り過ぎず長く伸ばしすぎないということが、アーモンドカーブのナチュラルネイルを手に入れるコツだということを知っておく必要があるでしょう。

アーモンドカーブ矯正にはスカルプチャーも有効

ナチュラルネイルがフラットの場合は、スカルプチャーを活用することでアーモンドカーブに矯正することもできます。スカルプチャーとは、アクリルリキッドとアクリルパウダーを使ったミクスチュアで、人工爪を作る技術のことです。スカルプチャーによって作られた人工爪の部分はアクリル素材の特性上、非常に硬度が高いものになります。そのため、ネイルアートには欠かせない技術だといえるでしょう。

スカルプチャーを利用することによって、ネイルの長さを出すことが可能になります。長さを出すことによって、横から見た場合のアーモンドカーブを作り出すことも容易になります。フラットネイルで悩んでいる場合の有効な方法として、スカルプチャーを活用してみるのもひとつの選択肢であることを、ネイリストとしては知っておく必要があるでしょう。

もちろん、スカルプチャーは人工爪で自由な形に仕上げることができますので、スクエアネイルやスクエア・オフ、ラウンドそしてオーバルといった形を作ることが可能であるのはもちろん、アーモンドネイルにすることもできます。きれいな形のネイルをお客様に提供するためにも、ナチュラルネイルのメンテナンスによるアプローチとスカルプチャーによるアプローチの両方を意識して検討してみるといいでしょう。

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