トレーニングに欠かせない!美容師のためのウィッグ事情

一流の美容師になるためには、まず技術を磨く必要があります。シャンプーやスタイリングの腕をあげることはもちろん、カットの技術は美容師として成功するためには欠かせないポイントとなります。

しかし、アシスタントとして働いていると、なかなかお客様の髪をカットする機会はありません。カットモデルに依頼することもできますが、実際に人の髪を切る前には、ある程度経験を積む必要があります。

そこで重宝されるのが、ウィッグです。ウィッグでトレーニングを重ねることで、美容師としての基礎を身に付けることが可能となります。ここでは、カットの腕をあげたい人必見の、ウィッグ事情をご紹介していきます。

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ウィッグの相場と選び方は?

練習用ウィッグには、大きく2つの種類があります。

ひとつ目は人工毛です。人工毛の主流は、化学繊維製のファイバー毛となっています。人工毛の最も大きなメリットは、価格の安さです。手頃なタイプの場合、3,000円以下でウィッグを購入することが可能です。また、最近は技術が発達し、髪本来の感触に近いものも多く販売されています。ただし、品質が上がればそれに応じて価格も高くなるため、品質と価格のバランスを考えてウィッグを選ぶことが大切です。

また、耐熱タイプの人工毛であれば、アイロンやドライヤーの熱を加えても繊維を傷めることなく、繰り返し使用することができます。用途に合わせて、さまざまなタイプの中から必要な機能を取りそろえたウィッグを選べる点も、人工毛の利点といえるでしょう。

そして、もうひとつが人毛100%のウィッグです。人毛ウィッグはその名の通り、カットした人の髪をまとめてウィッグにしたものです。日本で流通している人毛ウィッグは、中国から輸入したものが多くなっています。その理由としては、日本人に近い髪質で、比較的安価に入手ができるためです。

それでも、相場は人工毛の2~3倍となっており、高価なものが多い傾向にあります。また、人毛ならではのクセや吸水しやすい性質などから、思ったようにスタイリングできないことも少なくありません。人毛はひとつひとつのウィッグに個性があるため、カットやスタイリングに技術が必要となるのです。このように、注意するべき点がいくつかある人毛ですが、実践的なトレーニングができるという大きなメリットが強みとなっています。

ウィッグを通販サイトで購入するときのポイント

ウィッグを通販サイトで購入する際のポイントは、自分が必要とするウィッグを適正な価格で手に入れることです。そのためにはまず、ウィッグの用途をしっかりと定義することが重要となります。

例えば、カットの経験を積みたい場合は、お手頃なファイバー毛のロングタイプがおすすめです。ロングタイプを選ぶことで、繰り返しハサミを入れることが可能となります。また、カットだけでなく、ヘアセットまでトータルで練習したい場合は、耐熱タイプで質の良い人工毛が良いでしょう。

すでにお客様の髪を切った経験があるという場合やさらに腕をあげたい場合には、人毛100%が最適です。人毛ウィッグの髪質やちょっとしたクセを掴み、それに合わせたカットやスタイリングをすることで、より技術を高めることが可能となります。

用途を決めたあとは、ウィッグの価格を選択していきます。金銭的に余裕があれば、高価格帯のものを購入しても良いですが、トレーニングは数をこなすことも大切です。よって、価格を抑えることも必要となります。

なかでも、「プロの美容商材のブライト」では、美容師向けのウィッグを多数取り扱っており、ラインナップも豊富です。価格も適性で、月ごとにキャンペーンも行っているので、ウィッグ購入の参考にしてみてください。

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ウィッグの正しいお手入れ方法とは?

ウィッグは正しくお手入れをすれば、長く使用することが可能です。数万円する高品質のウィッグは、丁寧にお手入れをすることで、繰り返し使えるよう心がけましょう。

まず、ウィッグをお手入れする際は、温水で優しく洗うことがポイントとなります。シャンプーも毎回する必要はありません。シャンプーは、頭皮の皮脂を洗い流すのには良いですが、ウィッグにとっては刺激が強く、傷みやきしみの原因になります。よって、汚れが気になったときのみ使用するようにしましょう。

そして、ウィッグを長持ちさせるためのコツとしては、トリートメントが挙げられます。特に、ワックスやスプレーなどでセットをした場合は、念入りにお手入れすることが必要です。スタイリング剤を使用すると、どうしてもウィッグが傷みやすくなります。この傷んだ状態というのは、キューティクルが剥がれ、潤いが不足しているサインです。その潤いを補うためのアイテムが、トリートメントなのです。

また、トリートメントの付け方にもポイントがあります。それは、「洗い流しすぎない」ということです。実際にお客様の髪をセットするときとは異なり、ウィッグはトリートメント剤が付いている状態でも問題ありません。一度剥がれてしまったキューティクルは再生しないので、それをトリートメントによって補完しているのです。髪のきしみがひどい場合は、トリートメントと水をブレンドしたものを霧吹きに入れ、直接ウィッグに吹きかけても良いでしょう。

ウィッグの処分方法はどうするの?

ウィッグを使用していて、意外と悩むのがウィッグの処分方法です。基本的にウィッグは、可燃ごみとしての処分が可能です。しかし、個人が所有しているウィッグとは違い、練習用のウィッグは大量に溜まってしまうケースもあるでしょう。

そういった場合、いくつかの対処方法があります。注意すべき点として、ウィッグは基本的に可燃ごみとして出してはいけないと言われています。ウィッグは一般的に産業廃棄物とされますので、それに応じた処分の方法をとる必要があります。

ひとつは、回収業者に依頼するという方法です。費用はかかりますが、プロの手によって確実に処分してもらえます。また、所属している美容学校や美容室によっては、処理業者と提携していることもあります。それを利用することができれば、手間もコストもかからないため一度確認してみましょう。

また、販売するという方法もあります。出来が良いウィッグやロングタイプのウィッグは、それを売ることができるかもしれません。ただし、リサイクルショップでの買取りは難しいため、ネット販売がおすすめです。ネット販売をするときは、利益を上げることを目指すのではなく、あくまで処分の一環として取り組むようにしましょう。

ウィッグコンテストに入賞するコツは?

ウィッグコンテストは、美容師としての技と技術の集大成を発表する場です。そこで入賞することができれば、大きな自信になるだけでなく、アピールできる場となるはずです。また、コンテストに参加することで、志を同じくする人たちから、良い刺激を受けることもできるでしょう。自分だけでは気付けなかった新しいノウハウを吸収できることも、ウィッグコンテストの魅力のひとつです。

そんなウィッグコンテストで入賞するためには、基礎をしっかりと固めたうえで、個性的なデザインにすることが重要となります。どれだけ斬新なカットやデザインに仕上がっても、基礎がおろそかになっていては、まとまりのないスタイルになってしまいます。よって、地道にカットやセットの技術を練習し、基礎力を高めることが大切です。そして、基礎を固めるなかで自分の得意とする技を見つけ出します。自分の特技を伸ばすことが、個性的なデザインへとつながっていくはずです。

コンテストに参加する場合は、コンテスト用の高品質な人毛ウィッグを選びます。ただし、本番ではじめて高品質ウィッグを使用するのではなく、練習でも何回か試すことがおすすめです。本番で使用するウィッグのクセを掴むことで、自分のイメージした仕上がりを実現し、入賞を目指しましょう。

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