森武志 interview#1:ひと月の指名売上300万円超!美容師としての生き方

森武志interview:ひと月の指名売上300万円超!森武志さんの美容師としての生き方
「Bonheur」オーナー森武志さん

20歳でヘアサロン入社後、21歳でスタイリストデビュー、22歳で店長昇格。ひと月300万円以上の指名売上を叩き出す「Bonheur」オーナー森武志さん。美容業界誌やコンテストにてその姿はよく見かけるけれど、森さんがこれまでどのような美容師経歴を歩んできたかを知る機会はあまりないのではないでしょうか。なぜ、森さんは結果を出し続けられるのでしょうか。何を目指しどういった行動をしているのか伺いました。

――美容師人生のスタートについて教えてください。

「高津理容美容専門学校の在学中、研修に行っていたサロンの店長の人間性に惚れて、ここで働きたいと思ったんです。その店長が「俺んとこ来い」と言って迎え入れてくれたのがスタートです。20歳のときです。入社後21歳でスタイリストデビュー、22歳で最年少店長に選んでいただきました。もちろん他のスタッフは全員年上でしたが、僕は売上を上げるのが得意で誰よりも自信持っていたので緊張はあまりしなかったです。当時のひと月の指名売上は186万円くらい。20代前半ですから、やりたいことにまっしぐら、ひたすら努力してましたね。売上で結果出せた、店舗も運営できた、次は“雑誌JJの表紙を担当する”ことを目標にしたんです。そのためには、撮影の経験を積まなくてはいけない。なので環境を変えることにしたんです。24歳で今の『Bonheur』の前身である『emu』に移ることにしました」。

森武志interview:ひと月の指名売上300万円超!森武志さんの美容師としての生き方
Bonheur2016AWコレクション

――どうして『emu』を選ばれたのですか。

「東京、大阪のいろんな有名サロンを見て回って気がついたんです。自分が求めていることは“必要なものが整っている何不自由ない環境”ではなく“未完成のなかから必要なものを作り上げていく環境”なんだと。『emu』からは、これから改革していこうという雰囲気が感じられたんです」。

――その直感は当たって、『emu』前オーナーから突然店舗を任されたのですよね。

「はい。24歳で入社して25歳で店長になりました。その後、前オーナーが経営を引退して個人店を始めたんです。それで僕が店を買い取りました。僕個人の売上も上がり続け、MAXで400万円売上げたこともあります。目標にしていた『JJ』をはじめ、『vivi』『voce』など数々の有名雑誌でのヘアメイクを担当することができましたし、神戸コレクションなど大きなイベントも経験できました。27、28歳の頃はやりたいこと何でもできていたので、今思うとかなり自信過剰だったと思います」。

――デビューからずっと成功続きなのですね。壁にぶつかった経験はありますか。

「はい。美容師としての仕事に自信を持っていたのですが、ある出会いをきっかけに見直すことになりました。
海外旅行でバリに行った時、滞在先であるスタイリストと対談をしたんです。僕は彼よりずっと売上上げているのに、彼は“サロンデザインばかりやっていては美容師として絶対成功しない”と僕の考えに反発するんです。いくら話してもお互いの目指す方向性が違い、意見が合わなかった。なので僕が相手の考え方に立ってみようと思い、彼が勧めるように、コンテストなどのクリエイション活動を始めたんです。

それが、驚くほど結果が出なかったんです。次のコンテストも、その次のコンテストも、全く結果が出ない。
スタッフには“森さんが負けているのを見るのは耐えられない、コンテスト出場はやめてほしい”と止められたこともありました。でも一度決めたのだから日本一になるまでやめられないじゃないですか。

試行錯誤したんですが、小手先のコンテスト対策をするのをやめて、自分の思いのままのデザインをするようにしたんです。すると結果はグランプリ。その後もさまざまなコンテストでタイトルを取得することができました。今では審査員側にもなっています。

正直これまで、撮影のためだけのデザインを作っても意味がないと思っていました。クリエイション活動に時間をかけるなら、お客さまに喜んでいただけるようなデザインを研究したほうがいいと思っていましたし、興味もわかなかったです。でもクリエイション活動をやってみると、自分のデザインを見直せるし世界が広がります。その経験がサロンデザインにも生きてくるとも思います。バリで意見くれた彼とは今でも仲良くしていますよ」。

森武志interview:ひと月の指名売上300万円超!森武志さんの美容師としての生き方
2017年3月にリニューアルオープンした梅田店

――結果を出すために、どんなマインドが必要ですか。

「結果を出したいなら、“何をやりたいかより何をやらなければならないか”ということを意識するようにしていますし、スタッフとも共有しています。
まず、自分は何をしたいのか決めるんです。日本一の売り上げをあげる、有名になる、単純なことでも何でもいいから目標を持ちます。目標があればビジョンが作れる。結果に対するこだわりも生まれてくる。同じサロンワークをしていても、目標があるかないかで動きも目線も変わります。目の前の仕事を“こなす”のではなく一瞬一瞬がステップアップだという感覚を持てると、同じ勤務時間でも違う結果が生まれてくると思います」。

売上でもコンテストでも日本のトップに立ち続ける森さんの勝利の秘訣は、練習時間よりマインドの差にあるようです。指名売上あげたい方、美容業界で有名になりたい方、“出したい結果から逆算して今やるべきことをやる”という森さんの思考術を早速マネしてみてはいかがでしょうか。

Salon Data

Bonheur

梅田店(2017年3月リニューアルオープン!)、西梅田店
http://bonheur-hair.com

森武志さんのビューティー記事
https://beauty.authors.jp/author/takeshimori

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄