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学び・キャリア 2017-04-26

今の時代にマッチした、美容師の働き方を考える仕組み『hair com』

京都の四条烏丸駅から徒歩5分の街角に立地しているhair com。初めての人でも“ホッ”とくつろげるようにと、居心地のいい空間を心がけているというオーナーの岡本 紘さん。お店はお客さんにとってのよりよい環境であることはもちろん、今の時代にあった美容師の働き方を考えながら、自分の好きなスタイルで働いてもらえるような受け皿にしたいと語ってくれた。そんなお店の魅力について、さらに新しく始めた高齢者向けの訪問美容のサービスや、若者が自由に自分なりに働ける面貸しというシステムについて聞いた。

岡本 紘さん

時代と共に美容師の働き方も変わってきた

――面貸しもされているそうですが、きっかけは?

「以前に働いていたスタッフが、独立したことがきっかけですね。個人で経営しているので、なかなか多くのスタッフを抱えることも難しいところがあったり、拘束時間が長いわりに仕事をしている時間が少ないことも多いので、もったいないなあと感じていたので、この機会に新しく社員を雇うというよりも、お互いにメリットがあるような働き方ができないかなと考え方を変えてみました」

――具体的に、どのようなシステムで面貸しを行われているのですか?

「基本的には、月額制か歩合制を選んでもらって、お客さんを自分で連れてきてもらえれば一面を貸して使ってもらうという感じです。要するにフリーランスということですから、時間も自由に使えるし働けば働くほどお金も稼げると。10年前とは時代が変わってきているので、自然と美容師の働き方も変わってきていいと思うんです。実際に、少子化で若いお客さんが減っているうえ、お店も増えてお客さんが分散していたり、不景気でサロンに通う周期が伸びたり、今では自分で手軽にホームカラーができるようになっていますからね。そういうことを考えてみると、独立してコストをかけてまで店を出すメリットが少なくなってきてると思います。面貸しなら必要な設備はそろっていますから、初期費用をかけずに、あとは自分次第でいくらでも経験を積むことや稼ぐことができるので、始めやすくメリットも多いはずです」

店内

自分なりに、好きなように。働いてもらえる受け皿に

――スタッフとの関わり方でも、考え方が変わったところなどもありますか?

「昔は若いスタッフにも入れ込んでビシバシと指導していましたけど、今はこだわりをなくそうという風にも考え方が変わりましたね。最近は、若い子を育てるというよりも仕事ができる環境を作ることで自分や店が受け皿になる方がいいのかなと思うようになりました。美容師って、ひとりひとりが商店を開いているようなイメージなんですよ。“hair com村”があれば、そこに集まって自分なりの売りを生かした商店を開いている感じでしょうか。なので、僕がああだこうだとやり方やコンセプトを強制するよりも、環境だけ提供して、あとは自分なりのやり方を見つけて働いてもらう。その方が好きなように働けるし楽しいんじゃないかなと思うようになりました」

岡本 紘さん

――これから、「hair com」で働きたいと思っている方に向けてのアピールポイントを教えて下さい。

「本人の目的次第で受け皿を用意できるところでしょうか。働きたいという気持ちひとつにしても、単純に給料がほしいのか店に貢献したいのか、あるいは何かやりたいことがあるのかで違うと思うんです。すべてを支援してあげられるわけではないので、お互いが楽しみながら協力し合えるような働き方がやっぱりいいと思うんです。柔軟に対応しやすい小さな店舗だからこそ、何かやりたいことがあればそれを生かしたサービスも始めることだってできます。僕だって、好きな雑貨を販売したり店の近くのおいしい飲食店を紹介するブログをたまにHPで書いてみたりしてるぐらいですから(笑)。やっぱり遊び心もあっていいと思うんですよね。自分が楽しいことをするのが、やっぱり一番いいなと思うので」

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

「訪問美容と店を続けていきたいです。あとは雑貨の販売も!」

料金表

Salon Data

hair com

hair com

京都府京都市下京区四条町370 オカニシビル1F
075-361-7095
営業時間/月曜~木曜11:00~21:00
金曜11:00~22:00、土曜・日曜10:00~21:00
定休日/第1・第3月曜
http://www.haircom.jp/

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