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SADAMU interview:天から舞い降りた!それが『美容師』という仕事

僕の職業は『SADAMU』です。そう語るのは、美容師として確固たる地位を築き、自身もTV出演などをこなすなど精力的に活躍の場を広げるSADAMUさん。人と同じことはしない、常にハッピーでいる、などのこだわりを見せるSADAMUさんのお話は、楽しく仕事をするヒントが散りばめられています!

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高校生の時に降ってきた、天からの啓示(笑)。

SADAMUさん

「将来の進路で悩んでいた高校2年生の時、たまたまファッションショーを観に行く機会がありました。

もともとファッションが大好きで、ファッション雑誌はくまなく見ている学生でした。雑誌のモデルさんは、洗いざらしの寝癖風。寝癖のまま着てもコムデギャルソンはカッコいいなあ、と思って読んでいたのが、初めてショーを観てびっくり、ショーのモデルさんは1950年代の香港ヌーベルバーグみたいなビシっとしたヘアスタイル! 洋服のイメージが全然違って見えました。髪型で服ってこんなに変わるんだ! という衝撃と同時に、雑誌のモデルさんは絶妙な寝癖を作りこんでいるんだ! っていうことに初めて気がついたんです。

その時、天から啓示が降ってきて(笑)、ヘアメイクの仕事への道が見えました。僕は京都出身なんですけど、通っていた進学塾を辞めて、東京の美容師専門学校に進学しました。その時すでに『これが自分の天職だ』と感じたんです」

笑顔の経済活動!職業は「SADAMU」。

「昼間はバイトしながら、美容学校の夜間コースに通いました。いろいろなバイトをやりましたよ。飲食系はもちろん、土木や内装工事、建築関係、クリスマスの日にサンタクロースの格好をして子どもにプレゼントを渡す仕事なんかも(笑)。忙しかったけど、いろいろな人に会えるのが楽しかったです。当時は毎日興奮していて、寝る時間が勿体なく感じていました。今もですけど(笑)。僕、あまり寝なくてもいい体質みたいで。寝るより人に会うほうが楽しいんだからしょうがない(笑)。

19歳で東京に出てきて、30歳で店を出そうって決めてました。それから美容一筋で生きてきて、晴れて30歳の誕生日に最初の自分の店をオープンしました。美容師になる前から『美容の仕事が自分の天職』って解ってますから、辞めたいとは思ったことはないですね。

僕は大きなくくりで言えば美容師なんですけど、髪を切るだけじゃなくて、その人のいちばんの笑顔をつくる仕事をしている、職業・SADAMUなんです(笑)。誰の真似でもない、自分の頭に浮かんだ相手の笑顔を形にしていく職業。『笑顔の経済活動をして、日本を幸せにするんだ!』って決意して、この店を作ったんですよ」高校生の時に降ってきた、天からの啓示(笑)。

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嫌だと思ったことはない。でも辛かったことはある。

SADAMUさん

「僕は師匠に『いいものを見ろ。値段が高いものではなくて、自分の感性でいいと思うものを見ろ』って言われていたので、仕事上どうしても『いい』と思えないものを見ることには抵抗はありました。けど、ただ嫌だなって思うんじゃなくて、『このバランスじゃダメなんだな』とか、『自分だったらここを変えていこう』とか、そこから何かを学びとれるような見方をしてました。なので、仕事で嫌だなって思ったことはないんです。

でも、辛かったことはありました。すごくお世話になった大好きな親戚の伯父さんが亡くなった時、僕は仕事で海外にいたんです。病気になった時、お見舞いに行こうと思えば行けたのに、仕事が忙しいのを言い訳にしていて結局元気な顔を見ることなく亡くなってしまった。だから、僕は自分のスタッフには行きたい時は行きなよって言ってます。この仕事はなかなか休めないって言われてますけど、大好きな友だちの結婚式とか、そういう会わなくちゃいけない人とか。あとで後悔しちゃうなら、思いきって休みましょう! そこは無理するところじゃない。ちょっと無理して頑張るところと分けて考えましょう。お客さまだって絶対に分かってくれますから」

表参道バカンス。屋久島の鳥の声を聴きながら

「このお店は自分の店としては二店舗目で、2013年の6月15日にオープンしました。 内装、外装イメージは1960年代から建つ南フランスのニースにあるヴィンテージホテルの隣に佇むアトリエに見立てました。リラックスできることはもちろん、ずっといたくなるようなWAKUWAKUする空間を作りました。よそいきの仮面をかぶる場所じゃなくて、“お客様もスタッフも大好きな自分に戻れる”そんな空間を作りたかったんです。物件は空が見えて、空気感が良くて、落ち着く場所を探し回りましたね。海の近くもすごく憧れていたので、仮想の海を作りました。 ほら、波の音が聞こえるでしょ? シャンプー台のスピーカーからは西表島の波の音にイルカの超音波を混ぜたものを、あるスピーカーからは屋久島の鳥の鳴き声が入ったものを流しています。

どちらも3Dサラウンドアーティストが現地まで行って録音したものです。音って身体にすごく作用する大事なものだから、徹底的にこだわりました。シャンプー台もネジ1本まで日本製の世界NO.1のもの。座った時の感覚が従来のシャンプー台と全く違いますね」

1%の力を集めて、お客さまに100%のハピネスを!

SADAMUさん

「店内に飾ってある写真は、今は与論島の満月の夜に撮った写真です。これからはお店で個展とかパーティーなんかもやりたいです。空間を広く取っている店だから、定休日も使わないと勿体ないなって(笑)。

人が100%だとしたら、美容師が変えられるのはそのうちの3%くらいだと思っているんです。そこに、例えばエステティシャンや、美味しい料理を作ってくれる人なんかがたくさん関わって、1%の力を持った人があと97人集まれば、1人のお客さまを最高にハッピーな人生に変えていけるじゃないですか! 今、そういうプランを考えているんです。いろんな人とコラボして、1人ずつ1%くらいずつで、1人をめちゃくちゃ満足させる。そしてそこはみんなの社交の場となって、私の髪も切ってよ、なんて言い出す人がいて。そんな広がりを作り出したいです」

刺激を食べ物にして生きてます(笑)

「やりたいことはいっぱいあって、あとからあとから降ってくるので、忙しいですけど、セミナーの間にちょっと抜けたりして(笑)、自分の時間を作っています。

今、日本髪の勉強を始めて、京都の先生のところまで通っています。僕は京都生まれで、母が着付けの先生をやっていたんですよ。そのせいもあって日本文化の伝統は残していかなくちゃいけないし、伝統を進化させていかなければいけないとも思います。

和服ってすごく個性の強いものじゃないですか。色の種類や合わせ方がすごく多彩だし。洋服にはない美しさや素晴らしさがある。日本人はそういうセンスをもともと持っていたんだっていうことも伝えていきたいです。京都でお店を出した暁には、着物で接客をやろうと思っています(笑)! 僕はずっと同じところで働けないんです(笑)。環境を変えないと発想が乏しくなってしまうというか。刺激を食べ物にして生きてるので(笑)! 常に刺激を受けて、いいクリエイションをしていきたいです。

例えば、ベッドサイドやリビングに置く作品のアートディレクションとか、窓の無い部屋にまるで窓があるようなアートとか、もう湧いてきたらすぐにやりたい(笑)!」

『面接』を『オーディション』に!

SADAMUさん

「美容師って、いい髪を作るのは当たり前。さらに選ばれる美容師になるには、プラスアルファのパワーを与えてあげることを意識するといいんじゃないかな。『面接に受かる髪型をお願いします』って言われたら、可愛いだけじゃなくて芯のある強い子っていうイメージを作っていく。大事なのは、お客さまを笑顔にすること。僕らは、街を笑顔で溢れさせる経済活動をしているんですからね(笑)! 自分も未熟なところもまだまだありますが、もっと成長し、みんなが幸せな環境を作り出したいですね。 僕、面接っていうスタイルも変えたいと思っていて。

『オーディション』にすればいいと思うんですよ! 例えば、好きな人とデートのつもりで来てくださいって言って。そしたら、自分を一番魅力的に見せるスタイルはどういうものかって考えるし、自分をアピールしたくなるでしょう。採用側もその人全体が見えるし、何分前に来るつもりなのかとかもわかるし(笑)」

野望は、『ハッピーで世界制覇!』

「ここ最近で嬉しかったことは、ついてきてくれるメンバーがいることです。本当に人間は一人じゃなにもできないから、一緒に何かができるってことがすごく嬉しい。人を雇うってことは人生を背負ったってことですからね。僕のスタッフには幸せになってもらわなくちゃ嫌なので、絶対幸せにします(笑)! 働いて、家族を持って、ハッピーライフを送ってもらって。お客さまはもちろん、従業員にもここに出会えて良かったと言ってもらえるような店作りをしていきたいです。

僕ね、人生を楽しくする法則に気付いてしまいまして…。面倒くさいなって思うことの語尾に『遊び』っていう言葉をつけるんです。“勉強遊び”や“人生遊び”。そうすると、今やっていることが楽しくなってくるでしょ。嫌なことがなくなっちゃう! 人生を楽しむのも、一生我慢して過ごすのも、全て自分の気持ち次第なので、楽しい妄想はしまくった方がいいですよ!

今後やりたいことは…。世界制覇かな…ふふ(笑)。この精神を世界に伝えていかなくちゃ勿体ない(笑)。自分のルーツである関西にお店を出して、そこから世界へ発信していきたいです。こういう気持ちをみんなが持っていれば、街には笑顔が増えるはずだしね。周りの人たちを幸せにすれば、巡り巡って自分も幸せになる。みんなで手を取り合って一緒に幸せになりましょう(笑)。転職を考えている人は、そんな気持ちを持って面接に挑んでほしいと思います」

Profile

SADAMUさん

SADAMU(さだむ)さん

有名美容室「HAIR DIMENSION」に11年在籍。雑誌・CM・広告を中心に活躍する。蛯原友里さん、山田優さんなど有名女優のヘアメイク/カットを担当し「エビちゃんヘア」の一大ブームを巻き起こす。

自身もTV出演、ヘアプロダクツの企画、監修など活躍の場を広げ、2013年、東京・表参道に美容室”Salon de SADAM”をオープン。

商品開発・監修/株式会社ミルボン、株式会社サンドラッグなど。

Company

サロン ド サダム

Salon de SADAM(サロン ド サダム)

SADAMUさん曰く、「人生を変えるサロンを目指します」。
南フランス・ニースのアンティークホテルをイメージした店内には、屋久島の鳥の声や西表島の波のせせらぎが聴こえ、心ゆくまでリラックスしながら、極上の自分へ生まれ変わることができる。

〒150-0001  東京都渋谷区神宮前5-41-1 VILLA AOBA 101
TEL:03-6450-5532
HP:http://www.sadam.jp/

オイル

悩み別に12種類!のヘアライン Aujua

SADAMUさんオススメ! 徹底的にダメージ原因を追及して開発を進め、なんと12種類ものラインが揃う究極のヘアケア商品です。
シャンプーはうねり対策、トリートメントは乾燥対策など、組み合わせればどんな悩みも解消!
http://www.aujua.com/product/

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