サロンで活用・プチプラ感覚!編集者・中田ぷうさんの身近な極上ギフト #2
生きていると何かと手土産が必要な場面に遭遇します。とはいえ、雑誌などで組まれるギフト特集は単価が高い!ちょっとした御礼に3000円の菓子折りを持って行く人は、今の時代、ほとんどいないと言っていいでしょう。もらった方も気後れしてしまいますよね。
それよりも私たちが知りたいのは、日々使える“ちょっとした心使い”のギフト。お世話になったお客様に、仕事の代打をしてくれた同僚やミスをかばってくれた先輩、果ては子どものお迎えに間に合わなくて預かってくれたママ友に……。
サロンでも活用できるプチプラ感覚!“本当に大切な身近な人たち”へ渡せる、気軽なギフト術を、編集者であり、ぐるなび「ippin」キュレーターとしても活躍する中田さんにお聞きしました。
意外なところに潜んでいる手ごろなギフト
#1では、スーパーやコンビニにもギフトはある!と言っていた中田さん。ほかにも身近に“使えるお店”があるようです。その1つがパン屋さんだとか。
「ある撮影現場に、差し入れを持ってきてくれた人がいたんです。大きな箱を手渡されたのですが、開けると中にはスマイルマークのクリームパン(写真参照)がぎっしり!遊び心あふれる素敵な差し入れに、ものすごく現場が和んだんですね。『あぁ、かわいいパンの差し入れっていうのもいいものだなぁ』と思い、以来マネさせてもらうように。パン屋さんって、必ずかわいいパンがありますものね。私はよく、東京・吉祥寺にある『ボンジュール・ボン』というパン屋さんの“トトロ”と“象のはなこさん”のパンを買っていきます。
また、“地元のパン屋さん”のパンを買ってギフトにすることも。チェーン店じゃないだけに食べられる機会も少ないので、喜ばれるんですよね。このときすぐに食べられる菓子パンや惣菜パン(これもおしゃれなパンではなく、カレーパンや焼きそばパン、コッペパンにグローブ型のクリームパンなど昔ながらのパンの方が、ウケが良かったりします)などと一緒に、自宅でも楽しめるよう、食パンやバゲットなどもセットにして渡すのが、ちょっとした気遣いのテクニックです」
インテリアショップにも、いいものあります!
最初は自宅用に買ったという「KINTO」の「SLOW COFFEE STYLE」シリーズのマグ。レジに持っていって、その値段に驚いたとか!「急いでいて値段を見なかったのですが、1200~1400円くらいだろうと思って、レジに持っていくとなんと700~800円台(容量によって値段は変わります)!? 驚きました。しかも調べてみると、ちゃんとマグの方は日本の窯元で焼かれたもの。品質もしっかりしているんですね。ぽってりとしたフォルムで口当たりもよく、色展開もいわゆるシックな“ハンサムカラー”。これは見逃せない!とお友だちへのギフトにも買いましたよ。シリーズのグラスもあるので、これからの季節はこちらもおすすめです」
※「KINTO」の商品は、インテリアショップ、バラエティ雑貨店などで取り扱いがありますが、確実なのは公式オンラインショップです。
http://www.kinto-shop.com/
そしてもう1店、おすすめなのがスウェーデン発祥の家具店「イケア」!「イケアにギフト使いできるものなんてあったっけ?」と思うことなかれ。「ちょっと前から生地売り場でエコバッグが売られるようになったんですが、北欧柄のプリントでおしゃれなものがそろうんです。なのに、これまた1000円以下。でもエコバッグだけ渡しても味気ないので、中におしゃれな紙ナプキンや、フードマーケットで売っているお菓子やジュースを一緒に入れて友だちに渡すと、すごく喜んでくれるんですよ~。うちから『イケア』はそうしょっちゅう行ける距離じゃありませんが、たまに行くときは、ギフトを渡したい友だちをリストアップしてから向かいます」
美意識高い系の人へのギフトはドラッグストアにあり!
「モアリジョブ読者の皆さんは、美容業界に席を置くだけあって、ビューティー情報にも詳しいと思います。そういう人たちには、コスメではなく入浴剤を贈るのが正解!“消えもの”ですから、お値段も安い!でも、きちんと効能があるものを贈ることが大切です。そこでおすすめしたいのが、この2つ。美容マニアたちのお墨付きの入浴剤です。しかもどちらも1000円くらいで買えるもの。
右の「温素 白華の湯」(アース製薬)は、湯にとろみがつく感じで、しっかり体の芯から温めてくれるので、お風呂上りの温かさの持続性が高い!しかも肌のしっとり感もおまけについてきます。香りもマーベラス!こちらドラッグストアやスーパーで買えます。
左の「薬草湯」(ライオンケミカル)は、ほんっとにナチュラルな入浴剤。不織布のようなものにハッカ、カミツレ、陳皮、センキュウ、ウイキョウ、サンシシが入っているシンプルさです。私はお風呂に入る30~1時間前に湯船に入れておき、しっかり湯全体に生薬がいきわたったところで入るのですが、生薬特有の香りに包まれるわ、あったまるわで、ものすごくよく眠れるんですね。こちらは一部スーパーなどで取り扱いがあるところもありますが、ウェブで買う方が手っ取り早いかも。どちらも効果が高くて、疲れている友人や冷え性の人へのギフトとしていかがでしょうか?」
Profile
中田ぷう さん
大学卒業後、大手出版社に勤務。2004年に独立。モデルの中林美和さん、AYUMIさん、森貴美子さん、食空間プロデューサー山本侑貴子氏、スタイリスト福田栄華氏の著書をはじめ、多くの料理本の企画発案・編集・ライティングを手がける。自著に「闘う!母ごはん」(光文社)がある。
インスタグラム pu_nakata
ぐるなびippin https://ippin.gnavi.co.jp/curator/nakatapu/
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