視点を変えて行動する!いまどきの婚活事情『お見合いのすすめ』#1

独身のモアリジョブ読者のみなさま!「婚活」していますか?
この「婚活」という言葉が流行語大賞の候補に上がったのは2008年のこと。それからわずか10年足らずで、世の中はすっかり「婚活」をしないと結婚できない空気すらあるような……。
そもそも、婚活って何をすればいいんでしょうか?
今回は、結婚相談所のオーナーで、ご自身も「結婚相談所」での100回のお見合いの末に成婚したという高須和彦さんにお話を伺いながら、「婚活」について、考えてみたいと思います。

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「婚活」は、しなくちゃいけないの?

お見合いのすすめ

――ここでクイズです。
日本で、恋愛結婚が一般的になったのはいつでしょう?

正解は、1960年代!
この頃、お見合い結婚と恋愛結婚の比率が逆転しました。
そう、それまでは、お見合い結婚が5割以上、1940年台までは約7割を占めていたんです。
モアリジョブの若い世代から見ると、祖父母の世代までは圧倒的にお見合い結婚が主流だったわけですよね。

反対に、恋愛結婚はその後、ぐんぐんと比率を伸ばして1980年台には8割、2000年台になると9割近くを占めるようになりました。

で、ここからが肝心!
実は、恋愛結婚が主流になるにつれて、初婚の平均年齢と、生涯結婚しない「生涯未婚率」も結婚年齢もどんどん上がってきているんです。

50歳まで一度も結婚したことがない人は、男性で23.37%、女性で14.06%!! (2015年)

もちろん、中には「独身の方が気楽だから結婚しない」という人もいるでしょうが、調査によると、「いつかは結婚したい」のに「結婚していない人」が、ほとんどなんです。

自由恋愛の“自由”とは、恋愛しても結婚しない自由、別れてもいい自由を指すという人もいます。お見合いは、結婚が前提でお付き合いを始めますが、恋愛は必ずしもそうじゃないですもんね。

「婚活」するってどういうこと?

お見合いのすすめ

行政機関が、結婚したいのにしないという人に、その理由を尋ねたところ、第1位は「出会いがない」、第2位は「収入が低くて結婚できない」という結果でした。

結婚率が落ちた原因として、マスコミなどでよく言われるのは、「女性が社会進出して、経済的に自立するようになった」「低収入で結婚できない若年層が増えた」というような社会的背景がありますが、「お金がないと結婚できない」というのは、なかなか厳しい現実です。でも、じゃあ、いくらあったら結婚できるんだろうということにもなるわけですが……、その話は別の機会に。

まず、「出会いがない」なら、出会いを求めなくてはいけませんよね。いわゆる「婚活」とは、この出会いを求める活動が最初の一歩になります。そして、そのための手段は、たくさんあるんです。

  1. 合コンに参加する
  2. 趣味のサークル活動や、お稽古事に参加する
  3. 友人、知人に紹介を頼む
  4. ネット婚活を利用する
  5. 婚活パーティに参加する
  6. 結婚相談所に登録する
  7. 親類・縁者に紹介を頼む

ざっと一例を挙げましたが、合コンやサークル活動などは、「試しにいろんな人と会ってみたい」、「出会いを広げよう」と思っている人には、敷居が低いのではないでしょうか。友人の紹介も、「まずは友達から」と言える気楽さがいいですよね。

でも、「本気で結婚したいなら、お見合いも視野に入れてはどうでしょう」と話すのは、ご自身も結婚相談所で出会った奥様とゴールインしたという高須和彦さん。
そのわけを聞いてみました。

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「お見合い」のすすめ

高須さん
お見合いをすすめる高須和彦さん。

「自分から積極的に出て行ける人、自分の良さを自分でわかっている人、自分がどんな人と相性がいいかがよくわかっている人には、どんな婚活スタイルでもいいと思います。でも、初対面では緊張して自分が出せない人や、これまで、何回、合コンに参加してもいい人に出会えないという人は、誰かのサポートを受けてみることをお勧めします」

そもそも、合コンや友人の紹介などの出会いの場は、結婚を意識していない人も参加しているので、「恋愛目的」ならいいけれど、「結婚目的」の相手と知り合う確率は厳しくなってしまうんですね。

その点、婚活アプリやネット婚活なら、いいような気がしますが……、「婚活アプリやネット婚活も、無料や低料金で気軽に試せる代わりに、本気度も低い人が多いんです。とりあえず、自分が理想とする相手に出会えたらいいな、という程度の覚悟だと、なかなか見つからないし、理想的な条件の相手は競争相手も多いから、自分が選んでもらえるとも限らない。結果、登録はしたけど、実際に会えるのはほんのわずかだったり、会ってみたら、話が違うなんてこともあるでしょう」

ある意見ですが、日本人の結婚率が下がっている理由の一つに、「日本人は恋愛が苦手」という声があるそう。
草食系男子が多いとよく耳にしますが、合コンや婚活パーティのように大勢の人が集う場では、男性も女性も、恋愛経験不足やあがり症などのコミュニケーションの問題で、うまく自分をアピールできないこともありますよね。

かといって、合コン慣れしていれば結婚できるというものでもなさそうですが……。

「自由恋愛に近い婚活の仕方だと、うまくいかない理由がわからずに、堂々巡りしていまいがちなんです。『相性が悪かった』だけでは済ませずに、どこが悪かったのか、何が違うのか、など、客観的に反省点を知ることで、次に進める。仲人さんは、そういうサポートもしてくれるんです。断るときにも、直接、伝えなくていいから、気楽ですしね」

そうはいっても、お見合いはもっと緊張しそうだし、自分の良さをアピールするのも難しそう。

#2では、結婚相談所で成婚したコツについて、高須さんにお話を伺います。

取材・文/橋本弥司子(あどわいず)
イメージ写真/AJHAJHA

Profile

高須さん

高須和彦さん

株式会社なごみプロモーション代表取締役CEO
1967年4月20日、茨城生まれ。広告代理店を16年間経営後、東日本大震災をきっかけに、仕事への価値観が変化。残りの人生、好きなことしようと、結婚相談所で結婚した自身の経験を活かし、会員目線からアドバイスを行う結婚相談所を設立。自身を含め、結婚観や人生観を持たずに婚活する人が多いことから、「なぜ結婚しなければならないのか?」というところからクライアントとしっかり向き合い、パートナー探しのサポートを行なっている。結婚式での笑顔を見ること、人生を豊かにすることが事業のモチベーション。

高須和彦 プロフィール – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=l5RPC8favDk

Information

結婚紹介サービス業 なごみパートナーズ

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https://www.nagomi–partners.com

結婚相談所で成婚するには?いまどきの婚活『お見合いのすすめ』#2>>

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