フリーランスでも安心して働ける仕組みを『ORO ebisu』

完全自由出勤、完全歩合制でフリーランスが働くお店『ORO ebisu』。代表取締役を務める大原さんは、スタッフがフリーランスでも安心して働き、自分らしい美容師像を追い求められるようさまざまな工夫をしています。後編ではその取り組みについて詳しくお話を伺っていきます。

店内

技術だけでなく、フリーランスとしての生き方も学べる

――フリーの方が働くお店というのはどんな雰囲気なんでしょうか?
「スタッフはみんな時間やお金に関する意識が高いので、その中で技術を高め合ういい雰囲気があるかなと思います。このサロンはやる気になれば売上をあげられる、稼げるという面もありますが、それだけでなく全員が自分の腕をあげていくことに真剣なので、成長ができる場だと思っています。ただみんなそれぞれの思いがあって働いているので、方向性がバラバラにならないよう、問題点の共有などは必ず行い、お客さまは個人のお客さまではなく全員のお客さまだということを意識してもらうようにしています。根本のところでは、お客さまに満足していただきたいという共通の思いがあるので、伝えれば分かってもらえますし、ひとつの方向性へ向かうことができるんです。ほかにも、フリーで働いていると孤立してしまいがちですが、全員が多様な生き方を模索するという共通の思いをもって仕事をしている仲間なので、悩みや気持ちを共有できるのもいいところだと思います」

――スタッフへの教育はどのように行っていますか?
「一般的なサロンによくあるような、先輩が後輩に指導するという形ではなく、講師を招いて勉強会を行う形をとっています。美容師としての技術を向上させる勉強会の他にも、フリーだからこそ勉強しなくてはいけない、確定申告やフリーのローンの組み方、ライフプランニングの部分を学ぶ勉強会も行うようにしています。僕自身がフリーになってから、こんなこともやらなくちゃいけないんだと驚いたし、勉強が足りていないことがあったので、そこを積極的にサポートするようにしています」

店内

ぶれなかったフリーランスへの思い

――このサロンを初めて10年になるそうですが、苦労されたことはありますか?
「そうですね、今から振り返ると最初は苦労があったなと思います(笑)。僕の方針に共感し同じ気持ちで進んでくれていると思っていたのに、引き抜きにあって辞めていったり、自分さえよければいいという考え方のスタッフがいたり。その中でも、フリーランスが今後絶対必要になる働き方だという思いはぶれなかったので、規約を作ったり、スタッフとのコミュニケーションをこまめにとるようにしたり、試行錯誤しながら進んでいくことができました」

――今後はどのような方向性に進んでいきたいとお考えですか?
「これからもどんどんフリーの美容師が活躍できる場を提供していきたいと思っています。特に地方だとまだほとんど知られていないので、力を入れていきたいですね。美容師全員がフリーになってほしいというわけではなく、フリーという働き方があるという認知が広がることで、会社を経営している人も会社や美容業界の在り方について考えるきっかけになるのではないかと思っています。あとは美容師としてお店に立ち続けたいという思いもありますね。やはりスタイリストとしてお店に立たないと、スタッフの気持ちはわかりませんから」

――最後にフリーとして働いてみたいという方にメッセージをお願いします。
「フリーの働き方は夢を叶えやすい働き方だと僕は考えています。大変なこともあるかもしれませんが、やったことがちゃんと自分に返ってくるので、モチベーションを保ちながら進んでいくことができると思います。僕がフリーのお店を立ち上げてから10年が経ち、働き方の多様化が叫ばれるようになりました。自分らしく美容師を続けるために、フリーの道に進むのもひとつの手だと思います。不安があるという方は僕の経験を通してサポートしていくので、ぜひ『ORO ebisu』でフリーランスとしての一歩を一緒に踏み出しましょう」

salon data

店内

ORO ebisu (オロエビス)

東京都渋谷区恵比寿西1-21-5 OHNO.BLD 2F・6F
03-3770-9409
http://oro.jp.net/ebisu/index.html

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