諦めたら終わり。楽しいと思えることを続けるのが成功の秘訣!【美肌館ミジュール オーナー 瀧口麻衣子さん】#2
前編に続いて、エステティックサロン、美肌館ミジュールのオーナー瀧口麻衣子さんのインタビューをお届けします。
美容とは全く無縁だった生活からエステティシャンを目指し、いつしかエステティックの奥深さに目覚めた瀧口さん。
後編では、店舗の立て直しに成功して再び独立を目指したこと、店舗を作る上で前社長のアドバイスが参考になったこと、コロナで業績も心身の調子も悪化したときにピラティスが救ってくれたこと、サロンを運営していくなかでこだわっていることを伺います。
前サロンの社長より経営者としての心得を一から教わる

――独立にはデメリットもあります。どうして独立にこだわったんですか?
例えば60分コースを選んだお客さまに対して、その60分で結果を出すのがエステティシャンの仕事だと思っています。「もっと成果を上げたいならこの化粧品を使って」とか「サプリを飲んでください」とか言いたくなかったんです。
――物販のノルマがあるサロンもありますね。
会社の売上やノルマのためではなくて、自分とお客さまのために一生懸命働きたいと思って、独立を決意しました。
――不安はありませんでしたか?
退職するとき、社長に「今までのお礼をしたいので、お食事の席を設けたいんですが」ってお誘いしたんです。そのとき、サロンの間取り図を持って行って相談に乗ってもらいました(笑)。
――すごい! 策士ですね(笑)
酔いも回っていたのかもしれませんが(笑)、「俺だったらこうする」とか、アイデアを書き出してくれたんですよ。
会食の場だけではなくて、ことあるごとに時間をつくって相談に乗っていただきました。
――例えばどんなことが参考になりましたか?
内装にこだわって品質の良いものを選ぼうとしたら、「お客さまは壁を見て、『良い壁紙だな』とは思わない。雰囲気のいい空間になる内装にすれば良い」って。確かにそうですよね。
――頼もしいアドバイスですね。
「経営者たるもの大きな目標を持て」とか、今でも経営者としての心得みたいなものを教わっているんですよ。今のご時世あまり重視されていませんが、飲みニケーションはとても大事だと思っています。
――前の会社の社長からアドバイスを受けて、問題なく開業できましたか?
オープン初日から予約がすでに入っていて、営業面では順調でした。でも施工会社とトラブルがあって、オープン予定日までに開業できるか不安でした。
――施工会社と?
古くからの知り合いに、「予算より安く施工できる設計士を紹介する」と言われて信頼してしまったんです。任せてみたら安くなるどころか予算オーバー。オープンの日が迫っていましたから、本当に焦りました。
――大変なことになりましたね。
運よく知り合いのツテで信頼できる施工会社と巡り会えて、期日までに施行が終わりました。
コロナ禍でダウンした業績と心身を救ってくれたピラティス

――瀧口さんは良い巡り合わせに恵まれていますね。今までで最大のピンチは?
やはりコロナですね。
開業1年目は前からのお客さまが通ってくださって、2年目も乗り切れました。この調子なら何とか行ける…と思っていたときにコロナがやってきたんです。
――タイミングが悪いですね。
高齢のお客さまが多かったこともあって予約がキャンセルになり、売上0円の日もありました。それで90分5500円のリンパマッサージを始めたんです。そうしたらたくさんのご予約をいただいて、疲労骨折してしまいました(笑)。
――そのお値段だったら、施術を受けたい方が殺到すると思います。
経営が思うようにならない時期に、ふと「そういえば私自身、身体を動かしていないな」と思ったのがきっかけでピラティスを始めました。同時に有酸素運動も必要だなと思ってランニングをするようになりました。今でも毎日走っているんですよ。
――ピラティスを学んでどんな効果が?
子どもの頃からスポーツをやっていて、特にバスケットボールはプロチームの誘いを受けたこともあったんですよ。そのときにトレーナーから、「この運動をすると二の腕が引き締まります」とか「内腿が細くなります」って言われてもピンときませんでした。それがピラティスを始めてから、トレーナーが言っていたことが「なるほど!」と腑に落ちたんです。もっと身体の動きを深く学べば、この仕事にも生かせると思ってインストラクターの資格を目指しました。
――サロンもあって、時間の工面が大変だったでしょう?
かなり厳しいスクールに通ったので、休みの日をすべて使って通いました。あともう少しで資格が取れるというときに、スクールを経営していた会社がなくなってしまったんです。新しい経営体制になって、授業料とか改めて支払えば資格が取れるということでしたが、私の本業はエステティシャンなので「資格にこだわることはないか」と。
――実際に、ピラティスをどのように活かしているんですか?
トレーナーから「無理に身体を動かさないでください」って言われている方たちに、運動指導をしています。
――どういうことですか?
身体の仕組みを知らないまま運動をすると無理な負担をかけて傷めてしまうんです。でもピラティスなら、最小の力で最大の効果が出せる。傷めた部分に負担をかけずにリハビリができます。四十肩とか腰痛とか、身体の不調がある方に指導していますが、もうそろそろ卒業していただこうかと思っています。
――それはまたどうして?
私はピラティスの良さをもっと多くの方に知ってほしいんです。そのためにもこれからはSNSを使ってレッスンをしていければと考えています。
クリニックレベルの効果が求められるからこそ、諦めずに学び続ける!

――瀧口さんが考えている、理想のサロンを教えてください。
自然美を損なわず、健康寿命を延ばしていける女性を増やしたいと思っています。そのためにも身体や肌について常に学び続けることと、学んだことを発信する手段を模索しています。
――具体的にはどんなことを?
このサロンで使用しているのは、ベルギーの化粧品「2B」です。肌のターンオーバーを自然なサイクルに戻して美しい肌に整える化粧品で、添加物などはいっさい入っていません。46か国で愛用されている化粧品で、日本には20年ほど前に入ってきました。
――使っている化粧品にもこだわっているんですね。
お水をたっぷり飲んで、ミネラルを取って、バランスのいい食事をして、適度な運動をする。私は今46歳なんですが、美容クリニックに頼ることもなければ若返りのサプリも飲んでいません。自然のままで生きています。そこに共感してくださるなら、「一緒にどうですか」というスタンスです。
――共感する方は多いと思います。
以前はリラクゼーションを求めてサロンに通う方がほとんどでした。今は「美しくなりたい」「効果を実感したい」方が増えています。すぐ効果が実感できる美容医療がライバルだと思っています。
――そのためにも学び続けていらっしゃるんですね。
自分が良いと思うことを伝えたい。美容も医療もどんどん情報が更新されて、数年前に良いと思われていたことが誤りだったこともあります。正しい情報をお伝えできればと思っています。
――これからこの業界を目指す人に向けてアドバイスをお願いします。
諦めないことです。私も最初に「共同でサロンを経営しよう」と誘われて白紙になったときも、古い知り合いに「施工が安くできる」と言われて話が違ったときも、諦めませんでした。諦めなければ、必ずビジネスチャンスがやってきます。
――確かにその通りですね。
あとは地域のリサーチを行って、ニーズに応えることも大事です。そのための情報収集を怠らないでください。
瀧口さんの成功の秘訣
1.美容・医療の最新情報をチェックして、正しい知識を更新する。
2.困難にぶち当たっても、決して諦めない。
3.地域のニーズを調べて、徹底的に応えること。
撮影/森 浩司
Check it
美肌館ミジュール
住所:千葉県浦安市入船4-1-13 2F
.jpg?q=1)

.jpg?q=1)
%20(46).jpg?q=1)
%20(45).jpg?q=1)
.jpg?q=1)