二人三脚で開発した髪がよみがえる噂のトリートメント!『aimer』
白を基調とした木目調の内装が落ち着くaimer(エメ)は、閑静な住宅街に建つ小さな美容室です。大きなカウンターが特徴のサロンにはどんな秘密があるのでしょうか。オーナースタイリストの神村義人さんに伺いました。
家でゆったりと過ごすようにサロンでくつろいでほしい
――カウンターがあるのが非常に印象的ですが、なぜこのような内装にされたんですか?
「L字型のカウンターを作ることで、カウンターキッチンで家族と話しているようにリラックスした中でできたらなぁ、というのが夫婦二人の夢だったんです。妻と二人だけのサロンにすることは計画段階からわかっていたので、バックヤードに入ってしまってお客様を一人ぼっちにしてしまうことが嫌だったんです。いかにも美容室、という作りにはしたくなかったので、白を基調にした店内で木を使ってネオアンティークというデザインを選びました。温かみを感じられるようにと、内装はすべて職人さんに特別に注文し、手作りしていただきました」
――リジェネレーション毛髪修復、再生というメニューがとても気になるんですが。
「通常はカラーリングを繰り返すと髪が痛みますよね。こちらのメニューはカラーリングを重ねるごとに文字通り修復して再生していくので、髪の毛1本1本に艶やハリ、コシが蘇るとお客様には好評をいただいています。現在はカラーリングの時だけしかこのメニューはしていないのですが、最先端のテクノロジーと僕たちの技術でお客様一人一人に合わせた処方でトリートメント剤をその都度、調合するというのも特徴の一つです。美容師なのでカットが上手いのは当たり前ですが、このカラーリングトリートメントをされたことで髪がきれいになって、お客様に感動してもらえるのも僕たちの喜びの一つです。まだオープンから1年経っていないんですが、最近ようやく予約でいっぱいの日が増えてきました。スタッフが二人しかいないのでお断りしなくちゃならない時は本当に申し訳ないと思いますが、それをわかって時間をずらしてくださるお客様が多いのでありがたいことだと思っています」
お互いに補い合える相手だったからこそ夢が現実に
――奥様とお知り合いになられたのはいつごろですか?
「7年くらい前だと思います。僕が入ったサロンの先輩で、僕にないものを持っている人でした。妥協しない、努力を惜しまない、自分が納得するまでやり続けるとか、『これくらいでいいか』という仕事は絶対にしないので、見習うところもたくさんありましたね。僕にないものを持っているので、二人で仕事をしているとお互いにデメリットがなくなるんです。弱い部分をカバーし、お互いの強みを生かし合えるんです。」
――ご夫婦で同じ職場で働くうえで気を使っていらっしゃることはありますか?
「お互いが気持ちよく働けるように心がけています。身内だと雑に扱っても“絶対やめない”という甘えが出てきてしまいがちなのですが、身内だけどスタッフ、社員の一人として大切にサポートしています。二人ともフルで働いているので予約の時間が重なることがしょっちゅうあるのですが、時間配分を考えてストレスなく1日の仕事ができるように配慮しています」
――ご夫婦二人ならではの苦労はありますか?
「オープンしたての頃はそんなにお客様も多くなくて、郊外店なのでチラシを配ったりポスティングをしたりということを妻が黙々と手伝ってくれたんです。それが苦労話と言えば苦労話ですね。苦労しない話ならあります(笑)。夫婦なので阿吽の呼吸なんです。言わなくても察してくれたり、わかってくれたり、次の用意をしてくれていたり。僕の負担が少ないです。もちろん他人よりも気を使わなくてもいい、というのが大きいですね(笑)」
夕方は手の空いた方が保育園にお子さんを迎えに行くという神村さんご夫婦。奥様は仕事場では旧姓を使って「神村さん」がどちらだかわからないことをふせいでいるのだとか。独立して一番よかったことはお子さんと過ごせる時間が増えたことだそうです。
Salon data
aimer(エメ)
広島県広島市安佐北区落合2丁目30-33 エスペランサ玖村103
082-843-5288
「トキメキ」「笑顔」「癒し」「信頼」「安心」「心のつながり」をモットーに、友人夫婦の家に遊びに来た感覚でくつろげるお店。ドライヤーの風の当て方、アイロンの使い方、スタイリングの仕方まで、しっかりサポートしてくれる、心配りも嬉しい。