髪の悩みを解決することで、絶大な信頼を集めるサロン『Lusso』
目白の閑静な街のなかにあり、人気を集める『Lusso』。サロン独自にトリートメント、ヘッドスパなどの開発も行い、お客さまの髪の悩みに真摯に向き合っています。これまでどのようなメニューを開発されたのか、そして今後は何を目標に進むのか、オーナーの小島亮さんに伺いました。
独自開発のトリートメント、ヘッドスパが大好評
――技術面でのコンセプトはどのようなところですか?
「髪の毛の悩みを解決することですね。カット、カラー、パーマなどは方法論に過ぎず、悩みを解決することこそがお客さまが一番求めるものだと思っているんです。問題解決を地道に続けてきた結果、悩み解決ができるサロンという認知が広がり、髪に悩みを抱えた方、意識の高い方が、私たちを頼りにして通ってくださいます。『Lusso』はスタイリスト歴10年以上のベテランが多いこともあり、質の高いサロンとして信頼してくださっているお客さまも多いです。あとは安心安全な商品を使い、リラクゼーション効果を高めたいと考えています」
――ヘッドスパにも力を入れているそうですね。
「はい。トリガーセラピー協会の理事長とのコラボレーションで作りあげた、日本初となるトリガーヘッドスパがおすすめです。『トリガー』というのは引き金のこと。たとえば目が疲れている時には、首の後ろ当たりにトリガーポイントと呼ばれる痛みを引き起こすポイントがあるので、そこを刺激することによって目の疲れをやわらげます。頭にはトリガーポイントがたくさんあるので、ヘッドスパとトリガーセラピーを組み合わせるのはとても効果的だと思い作りました。とくに頭をよく使う人、デスクワークの人などは、体をマッサージするより疲労感が解消できるんじゃないかと思います。ヘッドスパは環境も大切なので部屋の電気を暗くしてアロマを焚き、リラクゼーション効果を高くできるような空間で施術をするようにしています。このサロンではヘッドスパは人気のメニューで、多い月ですと3割~4割くらいのお客さまがカットとともに施術されていきます」
――お客さまの悩みを解決するために、他に取り入れていることはありますか?
「トリートメントにも力を入れていますね。当店のオリジナルなんですが、ハホニコサイバートリートメントというものを作りあげました。美容業界でよく使われるトリートメントはハホニコトリートメントとサイバートリートメントというものがあり、それぞれタンパク質を取り入れる、髪の質感を高めるという性質があり、そのふたつのいいとこどりができるような、内部補給もしっかりしながら質感もよくなるものがないかとずっと探していました。そこで独自の配合で作ったのがハホニコサイバートリートメントなんです。45日以内に3回受けていただくと、かなり質感が変わりますので、髪質改善トリートメントとして人気のメニューですね」
スタッフがやりたいことを叶えられる環境を
――人材育成で心がけていることはありますか?
「技術的なものは、経験による部分も大きいので難しいところもあるのですが、おもてなしの部分はある程度、仕組み化できると思っているんですよ。おもてなしマニュアルを作り、お客さまが来た時にどこに通すか、何を聞くのか、ということを統一し、スタッフが迷わないようにしています。あとは、気持ちの部分を大切にしてもらうことですね。スタッフは毎日ここにいるわけですから日常になってしまいますが、お客さまからすると2、3ヵ月に一回来る程度の場所なので、その貴重な時間をいただきながらサービスを提供していく立場を自覚して、お客さまに接してほしいと思っています。ご自身が接客業をしているお客さまが来店した際も、このお店がいいサービスを提供していると感じてもらえるような、質の高い接客、おもてなしをスタッフには求めています」
――最後に今後の目標を教えてください。
「人材育成を重ねて店舗を増やしていきたいと思っていますね。そうすることによって、お店を持ちたいというスタッフに、一店舗任すこともできますし、それぞれがやりたいことを叶えられるような環境作りができると思うので。たとえば年齢を重ねれば体力的にきつくなるのでぴったり8時間営業のお店や、フリーランスの働き方、二束のわらじを履く人も働けるお店など、美容師が多様な考え方、生き方をできるようなお店を展開していきたいと思っています」