やわらかい印象を持ちながらも凛とした女性像を追求するサロン『SYAN』

2013年にオープンした『SYAN』。周囲に話題のお店も多いという場所柄からか、感度の高い人から注目を集めているサロンです。今回は代表の野々口祐子さんに、お店の特徴やこだわりについて、お話をききました。

魅力的と感じる女性像を目指して

――お店はいつオープンされたのですか。
「2013年4月です。もともと独立願望はなかったのですが、それまで働いていたサロンがなくなってしなったのを機に、20代のときにやってきたことを活かす新しいステージとして、お店を立ち上げることにしました」

――この場所を選んだ理由はなんですか。
「最初はもっと落ち着いた場所に出そうと考えていましたが、人の流れを考え、入りやすい場所を選びました。落ち着いた場所も考えたのですが、新規顧客の動きがどうしても鈍くなってしまいます。でも、ここならプロモーションをすればお客さまは来ていただけますし、若いスタッフたちも活躍できます」

SYAN

――お店に訪れるお客さまは、どのような方が多いですか?
「お店の近く、原宿エリアで働いている人が多いですね。場所柄、アパレル関係の方が多い印象があります。年代としては20代~30代前半。学生さんよりも、バリバリと仕事をしており、おしゃれに敏感で感度が高い女性の方が多いという印象です。ただもうすぐ、新しいスタイリストがデビューするので、新しい客層も取り込んでいきたいですね」

――こういうスタイルにしていこう、といったコンセプトやこだわりはありますか。
「芯はしっかり持ちながらも、人と接するときはやわらかい『優しくやわらかい印象を持ちながらも、凛とした強さを持った女性像』。サロンとして、そして自分自身としても、そういう女性像を追求していきたいと考えています。実際に訪れるお客さまも、理想の雰囲気を持たれた方が多いですね」

感度が高い店だからこそ、最初は意識してソフトに

――接客のときに、気をつけていることはありますか。
「ゆっくり話すように心がけています。やはり誰でも初対面のときは緊張しているもの。それに感度の高さがお店のポイントだからこそ、身構えずに入ってもらえるように気をつけています。また他のサロンに比べて、カウンセリングを長めに取るようにしているのも特徴です」

――なぜカウンセリングを長めにしているのですか?
「忙しいからといって、パパッとカウンセリングを済ませてしまうと、お客さまは『あまり考えてもらえていない』と感じさせてしまいます。気持ちがせってしまうときでも、しっかりと話をすることで『最初からしっかり対応してくれる』と感じてもらいたいんです。というのも、男性のスタイリストさんなら、『忙しいけど、しっかりデザインしている』というのが、ひとつの見せ方・スタイルとしてありだと思うんですね。でも、私は女性ですし、アーティスト気質のスタイリストとして見てもらおうと思っていません。だからこそ、お客さまに対して『しっかりと考えている』というスタイルが大切なのかなと考えています」

野々口さん

いかにも美容院にならないように。こだわりの内装

――入るとまず、おしゃれなカウンターが目に入りますね。
「入った瞬間に『いかにも美容院』にはしたくなかったんです。そこで入り口にバーカウンターを設置しました。お店をつくるときは、立ち上げメンバーみんなでつなぎを着て、内装業者と一緒に壁を塗ったり、床にやすりをかけたりしたんですよ」

――店内がDIYとは、すごいですね!
「若いころ働いていたサロンで、何回かお店の立ち上げに関わったことがあります。そのとき、任せきりではなく、現場にいたほうが、理想からぶれないと気付きました。お任せしてしまうと、業者さんも質問できないので、後から『なんでこうなった?』といったことが起きがちです。でも一緒に現場にいれば、その場で質問してもらえるのでズレが生じにくくなるんです」

   

SALON DATE

SYAN

SYAN

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-27-6 コスモ原宿2F
03-5772-1090
http://syan-tokyo.com/

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