薄毛に悩む男性を一人でも多く救うために。全国にサービスを広げていきたい【RELIVE/代表/益満千尋さん】#2

「薄毛に悩む男性のための美容室」をコンセプトに、薄毛の男性のヘアスタイルに特化したカットやスタイリングを提供しているRELIVE。

2022年のオープン以来、その高い専門性が全国のお客様から注目を集めています。

代表の益満さんは、コロナ禍をきっかけに今までの経営を見直し、新たなるコンセプトのもと薄毛専門の美容室をスタート。若い頃から思い描いてきたキラキラの美容業界でカリスマになることはもうできない、でも新しいジャンルであればカリスマになれるかも!

そんな思いも抱き、練りに練られて誕生したRELIVEのさまざまな取り組みについて。専門店ならではの集客方法や店舗展開、今後の展望などについて、インタビュー【後編】をお届けします。

大手予約サイトに頼らず、YouTubeとSEO対策で集客率を上げる

――「男性の薄毛」という専門性の高いジャンルですが、集客はどのように行なっているのでしょうか?

まず、大手予約システムは使用していません。とういうのも、サイト上での表現に規制があり、どうしても表面的な情報や説明になってしまうからです。

RELIVEのコンセプトをしっかり伝え、ご来店いただきたい。そのために、YouTubeとSEO対策に力を入れています。

――お悩みがあれば、やはりまずはネットやSNSで検索しますからね。

薄毛に関するブログを書いて、そのコンテンツが上位にくるようにしています。いわゆるSEO対策です。

それらの記事は専門性が高く、薄毛に悩む人にとってとても有益な情報。そこから調べて、うちのサロンに予約をしてくださるという流れ。

――YouTubeではどんな内容を配信しているのですか?

ひたすらビフォア・アフターを撮り続けています。

薄毛を気にされている方の多くが、実際のカットやスタイリングでどのくらい目立たなくなるのか、自然に仕上がるのか、という点が知りたいのだと思います。

そこがイメージしやすいよう、モニターの方に登場いただき再現していく内容です。

――サロンに行くのを迷っている人への後押しにもなりそうです。

RELIVEのカットやスタイリングを一度体験してもらえれば、専門性の高い技術やその価値に納得いただけると、自信をもってやっています。

最近は、地方に出張してサロンスペースを借り、薄毛に悩む男性モニターさんを無料でカットするという企画も行なっています。

東京だけでなく、全国に広めていきたい。お悩みを持つ多くの男性たちを救いたい、そんな思いです。

インショップ型フランチャイズ制度で全国に技術を広める

――現在は、どのような店舗展開なのでしょうか?

直営店は、この吉祥寺店を皮切りにスタートし、現在4店舗。僕は今、昨年立ち上げた名古屋店に出勤しています。

RELIVEのノウハウとサービスをもっと広めたいと、2023年から「インショップ型フランチャイズ」制度も始めました。

――インショップ型フランチャイズとは?

既存店舗を変えることなく、RELIVEの技術やメニューを導入していただけるシステムです。

現状のサロン名、メニュー、営業スタイルのまま加盟することができるので、今までのイメージを変えることなく新規集客が可能になります。

これまでのお客様にも通っていただきながら、新たな売り上げをプラスできるのが魅力と言えます。

――なるほど、自分の店舗の中で始められる制度というわけですね。

フランチャイズは、どうしても初期費用が高くなりがちです。そこをおさえ、金銭的なリスクを減らすことでより多くの美容室が参加できたらいいなと。

加盟店にはRELIVE独自のメニューを導入していただき、薄毛のお客様に対する技術を習得してもらいます。

カットやスタイリングなどの技術については、僕ともう一人の代表の栗田が店舗に出向いて、直接研修や指導を行います。独自のやり方はあるものの、美容師として活動してきた方なら習得できる内容です。

――インショップ型の場合の集客は?

集客はすべて本部が行なっています。

RELIVEのHPから、全国の店舗への予約が可能です。そこから予約が入れば送客となり、フランチャイズとしてのロイヤリティーが発生する仕組み。

従来の美容室の予約サイトは、地域色が強いのが特徴だと思います。吉祥寺だったら、その日に吉祥寺で行けるサロンを探す。

うちは違って、薄毛に悩む男性のお客様全員がターゲット。地域限定ではなく、全国に需要があると考えます。

RELIVEのHPから全国への店舗に予約が可能。インショップ型フランチャイズ店はLINEでの予約システムとなり、ここから予約が入ることで送客が成立となる。

――インショップ型の店舗数はどのくらいありますか?

現在、20数店舗になっていますね。長野県、栃木県、福岡県など、エリアも広がってきました。

全国への普及には、うちのコンセプトやビジネスモデルに共感してくださっている某メーカーさんにも実はご協力いただいています。多くの美容室に導入してもらえれば、お客さんも増えるし、商材も売れるし、良い循環になっていくのが理想です。

守られる環境があってこそしっかり仕事ができるし、長く働ける

――スタッフが働く環境として、こだわっていることはありますか?

例えば直営店の場合は、正社員でフレックス制度とし、11〜20時までの早番か、12〜21時までの遅番かをスタッフに選んでもらっています。

集客はすべて本部が管理しているので、予約が入っていない時間帯は自由に使える、予約が入ってなければ来なくてOKとしています。

個人集客やSNSも強制していません。

――自分のやりたいことがあったり、家族との時間を大切にしたい美容師さんも働きやすそう。

長く働いてもらえる環境が第一と考えます。

なので、面接も時間をかけて行いますし、しっかり話し合いもして、納得して働いていただけるように。辞めない人材を発掘していきたい気持ちもありますね。

――今後の展望として、予定していることや注目していることは?

今、商品開発を行なっていまして、薄毛向けのスタイリング剤を作っています。ワックスやスプレーです。

従来品もありますが、やはり需要が多いので、専門店としてRELIVEからも出していきたいなと。春くらいには完成予定です。

――店舗展開としてはどうでしょう?

全国に広げていきたいですね。インショップ型フランチャイズの他に、シェアサロンを活用したフランチャイズ店も始めました。

いろんな形での可能性があると考えていますが、全国の薄毛に悩む男性たちを助ける思いで発信していきたいです!

――最後に、「働く」ということは?

自分にとってなら、働く=生活の一部という感じですかね。僕、マグロみたいな性質なのか、動いてないとたぶん死んじゃうんです(笑)

働くことが生きることで、人生そのもの。

自分のために働くのもそうですが、スタッフや関わってくださるみなさんのためにも頑張って働きたいと思っています。

――経営者としての目線だと、「働く」ことをどうとらえますか?

全員がカリスマになることはできないです。僕も最初はそこを目指して頑張ってきた一人ですが、途中で無理だと気づいた。そこでみんな独立したりするけれど、経営を学ばないとやっぱりうまくいかないんですよね。

だからこそ、守ってもらえるところで働くのが良いと思います。守られる環境があってこそ、しっかり仕事ができる。うちはそういう美容室を目指しています。

安定して、腰を据えて働ける場所が求められていると思います。

取材・文:青木麻理(tokiwa)
撮影:高嶋佳代


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