美容業界の応援メディア
コラム・特集 2019-10-01

UVライトでジェルネイルが硬化する仕組みをおさらい! LEDライトや CCFLライトはドコが違う?

「セルフジェルネイル」ができる現在、自宅でもジェルネイルを使いたいと思っているお客様のなかには、「UVライトやLEDライト、CCFLライトと、種類がいっぱいあってよくわからない…」「どれを選んだらいいのかわからない…」と困っている人も多いようです。ネイルのプロとしてライトをおすすめる場合は、それぞれのライトの特徴を踏まえたうえで、お客様に最適なものを選んであげることが大切です。

そこで今回は、ライトでジェルネイルが硬化する基本的な仕組みから、UVライト、LEDライト、CCFLライトのそれぞれ特徴とその比較、またお客様へのすすめ方のポイントについてご紹介します。

おさらいしよう! UVライトでジェルネイルが硬化する仕組み

ジェルネイルは通常のネイルポリッシュと違い、自然乾燥ではなく特殊な光を当てることでジェルを硬化させます。ネイルサロンに通う人のなかには、「ライトでどうしてジェルが硬化するのだろう?」と思う人も少なくないでしょう。そこで、ライトによってジェルが硬化する仕組みを説明していきます。

ジェルネイルで用いられるジェルの成分は、通常のポリッシュやアクリルのように自然乾燥できません。UVライトを当てることでプラスチックのように硬化します。反対をいえば、UVライトではポリッシュやアクリルは固まりません。

ジェルネイルの主な成分は、合成樹脂と光重合開始剤です。光重合開始剤は何もしなければ硬化しませんが、UVライトを当てることで化学反応が生じて硬化(光を吸収して液体が硬化)します。この光重合開始剤の性質を利用して生み出されたのがジェルネイルです。

UVライトを当てたからといって、確実に固まるというわけではありません。UVライトにもさまざまな種類があり、またワット数も異なります。紫外線で知られるUV-Aなどであれば確実に硬化しますが、部屋の照明程度の光の強さであれば硬化せずに、ジャムのようにやわらかいままです。

ワット数が高ければ高いほど硬化の速度は速くなり、逆にワット数が低いと硬化速度が遅くなるだけでなく、化学反応が不十分でしっかり固まらないこともあります。

違いを再確認|UVライトとLEDライト・CCFLライト

ジェルネイルで使用されるライトの種類は、UVライトのほか、LEDライト、CCFLライトの3つです。ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。

UVライトの特徴

UVライトは、紫外線のUV-A波を利用してジェルを硬化させます。ライトの寿命は約半年といわれており、経過と共に寿命が過ぎ、効果も期待できなくなるのです。もちろん、ライトのパワーがダウンすると硬化能力も低下しますから、そのつど電球を交換する必要があります。

UVライトを使用した場合の硬化時間は、一般的に2~3分です。LEDライトに比べると消費時間が長く、また消費電力も高くなるので、平均で見ると半年から1年に一回はライトを交換する必要が出てきます。ライトのパワーダウンで硬化しにくくなった、消費電力が高いから電気代がかかる、頻繁に交換しなければならないなど、ストレスが溜まることもしばしばです。

UVライトの最大のメリットは、本体価格が安い点があげられます。UVライトそのものの制作コストが安いということもあり、各メーカーから販売されているUVライトは安価なものが多いです。格安のUVジェルネイルキットが販売されていることも多く、とにかく本体を安く買いたいという人には向いているといえるでしょう。ただし、既に説明したように消費電力が高いこと、経過と共にパワーダウンするので定期的なライトの交換が必要になるなど、デメリットも少なくありません。

UVライトは硬化に時間がかかりますが、それは言い換えると化学反応がゆっくり起こるということです。化学反応に時間がかかるということは、それだけ指先に感じる熱(硬化熱)も弱くなります。LEDライトは硬化速度が非常に早く、それだけ指に感じる熱も強くなります。熱を感じやすい肌の人、爪が薄い人、どうしても指先の熱さが気になるという人には、LEDライトよりもUVライトのほうがおすすめです。

LEDライトの特徴

LEDライトは可視光線を利用してジェルを硬化させます。UVライトよりもあとに登場したライトで、近年は省電力・長寿命のライトとして注目を集めています。UVライトのように経過によって寿命が尽きていくということがないので、パワーダウンもなければ電球の交換もほとんど必要なく、半永久的に使うことも可能です。

LEDライトを使用した場合の硬化時間は一般的に15秒~30秒で、UVライトに比べるとはるかに時間が短いのが特徴です。さらに、UVライトよりも消費電力が少ないので、経済的にもUVライトより優れているといえるでしょう。このようなメリットの多さもあり、近年のジェルネイルはUVライトよりもLEDライトのほうが主流になりつつあります。

LEDライトのデメリットは、本体価格がUVライトよりも比較的高いという点です。高性能で、ライトの出力も高いものになると、数万円台になることもあります。ただし、性質上UVライトのように大きい蛍光灯(蛍光管)を必要としないので、より軽量・小型化された商品も多くなっており、近年はさらに省電力なハンディタイプも販売されています。多少値段は高くても、硬化性能の高さや使い勝手の良さを重視するならLEDライトがおすすめです。

LEDライトはUVライトに比べて硬化速度が非常に速く、数秒で一気に化学反応が起きるため、それだけ指先の熱を感じやすくなります。指の熱さが気になるものの、UVライトよりもLEDライトのほうを使いたいという人は、硬化熱軽減機能の付いたLEDライトの使用をおすすめします。この機能が付いたものは硬化熱の発生をゆるやかにして、指先に感じる熱を抑えてくれます。

CCFLライトの特徴

CCFLライトは、ジェルネイルを硬化させるライトのなかではもっとも新しいタイプで、蛍光管の代わりに「冷陰極管」が用いられています。LEDライトと同様に低消費電力を実現しており、寿命も長く、半永久的に使用できるうえ、硬化スピードもLEDライトとほぼ変わりません。

CCFLライトのいちばんの特徴は、UVライト用のジェル、LEDライト用のジェル、どちらのジェルにも対応可能(硬化可能)であるという点です。すべてのジェルを完全に網羅しているというわけではありませんが、一部を除きUV、LEDのどちらにも対応しているマルチなライトとして注目を集めています。

さらに大きなメリットとして、UVライトよりも価格が安いという点が挙げられます。また、小型・軽量タイプも販売しています。こうした点で見てみると、CCFLライトは、UVライトとLEDライトの両方のメリットを持ち、いいとこどりをしたライトといってもいいでしょう。

デメリットとしては、ネイル業界全体がLEDライトに移行しつつあるということで、CCFLライトに対応していないジェルもあるという点です。そのため、ジェルを購入する前にそのジェルがCCFLに対応しているかどうかをチェックする必要があります。また、同じメーカーのものであっても、色によってCCFLライトでは硬化しないものもあるようです。

CCFLライトは最新型のためまだ商品数が少なく、稀に欠陥品や粗悪品と思われるものも見られるので、購入の際は十分に注意しましょう。

ライトの特徴を理解してお客様にあったものを選ぼう!

UVライト、LEDライト、CCFLライト、それぞれに特徴があり、メリット・デメリットも異なります。また、何を基準に、何を重視して購入するかも人によって変わってくるはずです。経済面を重視するか、硬化時間を重視するか、使いやすさを重視するか―ポイントとなる点はさまざまで、それによってお客様に推奨するライトも変わってきます。

ライトの特徴とメリット・デメリットをしっかり理解し、またお客様の生活状況や希望を把握したうえで、最適なものをおすすめしましょう。

出典元:
Inails ジェルネイルが硬化するのはなぜ?知っておきたいライトの仕組み

この記事が気に入ったら
いいね!してね

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事