美容部員はどこまでネイルをしてもいいの?店舗で出来るネイルを確認する方法を紹介します
昨今ではジェルネイルがブームになり、ネイルサロンも増えて気軽にオシャレなネイルが楽しめるようになりましたよね。2006年頃までは、マニキュアが主流でしたが乾かすのも落とすもの面倒で、億劫になってしまっている人も多いかもしれません。
ところで、「お仕事の前にネイルを落とす」とか、「お仕事用のネイルに変える」とかよく聞きませんか?近年は、気軽にネイルが楽しめる時代になったにもかかわらず、お仕事によっては落とさなければならなかったり、色などに指定があったりするのです。
では、美容部員はどこまでネイルをしても良いのでしょうか?お客様にタッチアップすることが多い美容部員はネイルにも細かな決まりがあります。
ここからは、美容部員が店舗で出来るネイルのご紹介と、その確認方法をお教えしましょう。
美容部員はネイルをして働くことができる?
そもそも美容部員はネイルをして働くことができるのでしょうか?
結論から申し上げると、ネイルは絶対にNGというわけではありませんが、色、長さなどに気を配る必要があるようです。
例えば、ご自身がお客様としてメイクをしてもらうとしましょう。美容部員のネイルが派手で長かったらいかがでしょうか?
おそらく、ネイルに目が行ってしまい製品説明が頭に入ってこないでしょうし、タッチアップの時に痛かったり、怖かったりするかもしれません。
このようにお客様の肌に直接触れる美容部員だからこそ、ネイルには細心の注意が必要です。
派手な色のネイルでなければしていても大丈夫なお店は多い
まず、原則として派手な色のネイルでなければ問題がない店舗が多いようです。
今トレンドのジェルネイルも禁止というところは少なく、どちらかというとピンクやベージュ系といったオフィスOKとされているカラーであれば大丈夫なようです。
オフィスOKのネイルカラー
参考として、一般的にオフィスOKとされているワンカラーネイルをご紹介します。
・クリアカラー
・ヌーディーベージュ
・ピンクベージュ
・ローズベージュ
・コーラルベージュ
・グレージュ
派手なネイルはお客様から不評を買ってしまう原因に
派手なネイルは、お客様から不評を買ってしまう原因となり得ます。
ブランドの顔である美容部員にとっては、お客様から不評を買ったり、クレームをいただいたりすることは好ましくありません。
よって、ネイルをする場合は派手な色でないことが非常に大切です。
また色だけ注意していればよいということではなく、ストーンやビジューがついていてもNGであることが多いので注意しましょう。
大切なのはお客様に信頼してもらえる見た目かどうか
最も大切なことは、お客様に信頼していただける見た目であるかどうか、です。美容についてお客様に手ほどきをする美容部員が説得力に欠ける行動をしていてはダメですよね。
したがって、お客様のお手本となっているかが大切なのです。
ネイルがお客様よりも派手な色なのも好ましくありませんし、部分的に剝がれているなんてありえない話です。
また、ネイルをしない場合にも注意が必要です。空調の効いた室内で働く美容部員だからといって、指先が乾燥してガサガサであっても信頼は失ってしまいます。
常に、お客様から信頼していただける見た目になっているかどうか振り返るとともに、指先、爪先までオイルやハンドクリームなどで日頃からしっかりとケアをしておくことが大切です。
美容部員でも出来るネイルとはどんなもの?
では、美容部員でも出来るネイルとはどういったものがあるのでしょうか? 具体的な色、長さについて解説していこうと思います。
落ち着いていてお客様が不快にならない色
まず、見た目が落ち着いていて、お客様が不快感を抱かない色であることが大切です。
とはいえ、人が不快を抱かない色とは少々難しい話ですよね。各々で好きな色があれば、嫌いな色も当然あるわけで、必ずしも全ての人が不快になる色とは判別しにくいものです。
よって、オフィスカラーであるピンクやベージュ系であれば問題はないはずですが、不安に感じるようであれば、接客に入る前や始業前などに他の美容部員に率直な感想を聞いて参考にするのも良いのではないでしょうか。
女性の色彩嗜好
美容部員が接客する相手はほとんどの場合、女性がお客様になることが多いです。そこで、性別ごとの色彩嗜好を調べたデータがあったので参考程度に載せておきます。
1位ピンク、2位青、3位水色…5位赤となっており、ベージュが最も近いブラウンや、最近流行しているグレージュというベージュとグレーの間色が近いグレーも実はあまり人気ではありません。
ですから、オフィスOKであってもベージュやグレージュを選ぶ際は不快に感じる人が居るかもしれないと思っておいたほうが良いかもしれません。又、ピンクは人気であっても赤は好きでない人が多いので、クリスマスなどネイルを赤にしようとする際は注意が必要です。
出典元:色カラー
お客様に触っても傷をつけない長さ
次に、お客様に触っても傷つけない長さであることが重要です。再三お話しているように、美容部員はお客様の肌に直接触れる特別な仕事ですから、爪の長さには気を配る必要があります。
例えば、爪を切ったり削ったりするときは形も意識してあげるとよりお客様にとって安全と言えるかもしれません。
一般的なラウンド形、ほかにスクエア形、スクエアオフ、オーバルなどがあるので見た目と安全を意識して整えましょう。
短いネイルは好きではない人もいるかもしれませんが、美容部員として働くうえでは我慢も必要です。
日頃の爪のお手入れ用品
さて、ネイルをするしないに関わらず、お客様から常に見えるパーツである爪のお手入れは
美容部員として欠かせません。特に、冬場や空調による乾燥、傷みから保護してあげることが美しい爪作りには大切です。
有名なものにメンソレータム、プレミアムリッチネイル、Dr.Nail、クリスタルネイルなどがあります。ほかにもハンドクリームやオイルによるケアも、もちろん効果的です。
こういった爪のケア商品を活用してネイルをつけていない時でも美しい爪でいられるようにしましょう。また、乾燥だけではなく、よく爪がかけてしまうという方や二枚爪などの方にも日頃のケアは強くお勧めします。
ハンドクリームの取り扱いブランド
ハンドクリームの取り扱いがあるブランドで勤務するようであれば、特に指先、爪先までしっかりケアしたいものです。
ハンドクリームの取り扱いブランドには、ロクシタン、KIEHL’S、ジュリーク、ジョンマスターオーガニック、SABON、FANCL、CHANEL、ジル・スチュアート、TOCCAなどがあります。
スーパー、ドラッグストアなどで買えるものも含めるとコーセーや資生堂などもあり、実に種類がたくさんありますが、とにもかくにも、美容部員として見られても恥ずかしくない爪でいることが大切ではないでしょうか。
美容部員がどのようなネイルをしても大丈夫なのかを確認する方法
では、実際に店舗に出ている美容部員はどのようなネイルをしているのでしょうか?ブランドごとに決まりも異なるため、志願者にとっては求人先の規則がどうなっているのか気になることでしょう。
ここからは、美容部員がどのようなネイルをしたら大丈夫なのかを確認する方法についてご紹介していきます。
実際に働いている人に聞いてみる
まず、実際に働いている美容部員に聞いてみるという方法があります。
時間にゆとりがあるならば、ブランドイメージの研究も兼ねて百貨店などに足を運んでメイクをしてもらいながら聞いてみてはいかがでしょうか?
もしくは、聞くことが難しそうであればメイクをしてもらったり、製品説明を聞いたりしながらさりげなく手元、爪先をチェックしてみるのもオススメです。
美容部員の会社の口コミを確認する
次に、口コミサイトで片っ端から気になる企業、ブランドの美容部員のネイル事情を調べ上げるという方法があります。
ネイル製品を出している企業を探してみる
ネイルOKかどうかを調べる方法としては、自社でネイル商品の取り扱いがあるかどうか、もヒントになります。
一般的に、自社製品であれば宣伝PRとなるため、広告塔である美容部員はつけることを許されている場合があります。
当然、ブランドで取り扱いがないのであれば他社のものを使うしかありませんが、中には自社製品のみ可であるケースもあるため、取り扱いがあるブランドの場合はしっかりと確認する必要があるでしょう。
自社でネイルを展開している企業
実は、自社でネイルを展開している企業は意外に多く存在します。
・資生堂
・CHANEL
・Dior
・ALBION
・RMK
・PAUL&JOE
・ANNA SUI
資生堂のBraille Nails
資生堂では、視覚障害がある方ももっとオシャレを楽しめるようにブレイルネイルという製品を展開しています。
ネイルと最新のテクノロジーが融合したもので、専用のカメラデバイスで物体を認識したり、文章を読み上げたりする能力を有しています。
どこまでネイルをしてもいいのか気になるなら一度調べてみてください
美容部員はブランドの顔であり、常にお客様のお手本でなければなりませんから、メイク以外にも日頃のスキンケア、ヘアケア、そして爪先の手入れも欠かせません。
また隅々まで美しい美容部員こそ、説得力があり、自然とお客様もついてくるものです。ですから、爪先までオシャレに気を抜きたくないという精神は、美容部員として非常に大切なことだと思います。
しかしながら、ネイルに関してはブランドごとに細かな決まりがあります。ネイルをどこまでしてもいいのか気になるようであれば、しっかりと下調べをしてから応募するようにしましょう。
また自社の決まりの範囲であったとしても、お客様によっては不快に感じることもあるという事を常に頭の片隅には置いておく必要があります。
決まりごとが多い美容部員ですが、決まりの範囲内でネイルやオシャレを楽しんで働いてほしいと思います。また、ネイルをするしないに関わらず、乾燥や傷みからしっかりと爪を保護してあげて、美しい爪でいつづけましょう。