原宿から仙台へ家族の絆を結ぶサロンオープン『Quroco』

北一の大都市・仙台、市民の憩いの場でもある勾当台公園近くに、サロンQuroco(クロコ)がある。オーナーの太田黒宏(おおたぐろひろし)さんは、18年もの間、東京原宿でトップスタイリストとして活躍したが仙台へと拠点を移した。思い通りに仕上がるパーマ技術はリピーター続出だそう。サロンオープンのきっかけや技術にかける思いをうかがった。

仙台に来たことで家族の時間が増えた

太田黒さん

――ヘアスタイリストを目指したきっかけを教えてください。
「姉に『センスがあるんだから、やってみたら?』と言われたのがきっかけです。簡単だろうと思って始めたんですが、根性がないとできない仕事ですね。逆に言えば根性さえあれば、誰でもできる仕事かもしれない(笑)」

――原宿でトップスタイリストであったのに、なぜサロン開業を決意されたのですか?
「妻が岩手の大船渡市出身なんです。ご存知かと思いますが津波がありました。幸い親族に被害はありませんでしたが、家族の絆を再確認することになりました。妻の両親も含めて一緒にいたいと思ったんです」

――仙台を選ばれた理由を教えてください
「仙台は人口が100万を超える東北一の都市なので商売をやっていけると思いました。また大船渡にも近いので年に数えるくらいしか会えなかった妻の両親が、1、2か月に1回くらい孫に会いに来てくれます。仙台にきたことで子供たちが、おじいちゃんおばあちゃんと接する時間が増えて良かったと思っています。妻は東京ではアパレルで働いていましたが、今はサロンのフロントを担当してくれています。東京で働いていた時より、妻や子どもと過ごす時間も増えました」

スタイル

新しい技術と学び進化を続けたい

スタイル

――パーマの技術に特化していると評判ですが、今も勉強を重ねていらっしゃるのでしょうか?
「パーマについては過去、学んだことに自分なりのアレンジを加えています。実はスタイリストになってから16年目にして、もう1度パーマ技術を追求したくなったんです。ちょうど、今のサロンをオープンする前の話です」

――どのように技術を磨かれたのでしょうか?
「パーマについて、さらに勉強したいと思ったとき、知人の経営するスクールに通いました。気持ちを新たに学んだら、奥深くて楽しくてハマってしまいました。パーマのカリキュラムが修了した後、スクールの先生とつながりのある凄い方と出会い、ストレートパーマの技術も学び直しました」

――具体的にはどのようなものなんでしょうか?
「髪の中間と毛先でパーマ液を変えて塗り分けます。温度や巻く位置、パーマ液をつける位置など細かく気を配りますね。人それぞれ毛質も傷み具合も癖も違います。それを瞬時に見極めるのがプロの技術なんです。お客様一人一人に合わせる完全オーダーメイドのパーマなので失敗がないんです」

――オーダーメイドパーマというのは普及していないのですか?
「うちのようにパーマに特化して、勉強をしているスタイリストは少ないと思います。意外にもパーマが苦手なスタイリストって多いと思います。だからパーマで失敗したっていうお客様が減らないのかもしれないですね。今はパーマ、ストレートパーマともに講師をやらせていただいています。休みの日は講義に当てていて、仙台近辺の講習会のときはサロンが終わってから教えに行っています」

――最後にコメントをお願いします。
「技術の勉強は一生のものだと思います。ヘアサロン業界では新しい技術がどんどん開発され、いいものが更新されます。18年間スタイリストであったスキルだけに頼らず、僕の技術も僕自身もどんどん進化できたらいいなと思っています」

店内

Salon Data

Quroco

Quroco(クロコ)

20代から40代までのおしゃれなOLさんが多いというQuroco(クロコ)。オーダーと仕上がりが、お客様の希望通りで失敗なし。再現性の高いパーマでリピーターが多いそうです。
住所:宮城県仙台市青葉区本町2-17-2-5F
TEL:022-796-7744
http://quroco.net/

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