フレンチネイルのコツを押さえてJNAジェルネイル検定中級合格を目指そう!

ネイリストを目指すうえで、ぜひ受験・合格しておきたい試験が「JNAジェルネイル技能検定中級試験」です。この試験は筆記だけでなく、ネイリストとして必要な技術を身につけているかを確かめるため、実技試験もおこなわれます。実技試験ではテーブルセッティングやサンディングからはじまり、ピーコック柄やフレンチネイルといった技術も問われるものです。

今回は、「JNAジェルネイル技能検定中級試験」のフレンチカラーリングのコツを解説していきますので、検定を受ける際にはぜひ参考にしてください。

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JNAジェルネイル検定中級のフレンチネイルのコツ

「JNAジェルネイル技能検定中級試験」では、さまざまな知識や技術が問われますが、今回は第2課題のフレンチネイルを上手に作成するコツについて解説していきます。

フレンチネイルの課題を再確認|ジェルフレンチカラーリング

「JNAジェルネイル技能検定中級試験」のフレンチネイル作成は左手5本でおこない、次のような条件がつけられています。

・ベースジェルを塗り、ホワイトカラーでフレンチカラーリングを施したあと、トップジェルで仕上げをおこなう。
・使用するカラージェルはマットのホワイトのみで、パールやメタリックは使用禁止。
・スマイルラインの作成は筆のみで、5本のバランスを考えて作成する。
・イエローラインが見えすぎないように作成する。ベースジェルはクリアかクリアピンクのみ使用可能。

第2課題では、ストーンプッシャーや革製のシャーミーバッファなど使用を禁止されているアイテムがあるので、受検前にしっかり確認しておきましょう。禁止されているアイテムの使用が発覚した場合は、その場で失格となってしまいます。

1. 基本的な流れを把握しよう

試験ではフレンチネイルを作成する手順も確認されるので、基本をしっかりとおさえておくことが大切です。

基本的な流れは、ベースジェルを爪に塗り、5本のバランスを確認しながら筆で5本のラインを引き、仕上げにトップジェルを塗ります。ひとつでも手順を間違えてしまうと減点されてしまうので、焦らず、ひとつひとつ確認しながら施術しましょう。

2. カラージェルはマットホワイトのみ!

第2課題のフレンチネイル作成では、使用するカラーがあらかじめ決められています。カラーはマットホワイトのみで、ラメやパール、メタリックカラーのジェルは使用できません。

万が一パールやラメ入りなどのジェルを使用した場合は失格になってしまうので、当日になって用意したジェルがラメ入りだったということがないよう、前日までに持ち込むジェルを確認しておきましょう。

3. スマイルラインを筆で描く

フレンチネイルは左手の5本指すべてに施すため、バランスが重要なポイントになってきます。施術中に指1本だけを見て作成すると、5本指を並べたときにバランスがちぐはぐになってしまうことも多いので、全体のバランスを考えながら描くことが大切です。

4. ベースカラーはピンクのみ!

第2課題のフレンチネイル作成では、ベースカラーはクリアかクリアピンクのみと限定されています。ムラなく綺麗に塗るだけでなく、爪の根もとにあるピンクの部分と、フリーエッジと呼ばれる白い部分の境界に薄く見える黄色がかったラインが見えすぎないようにするのがポイントです。

普段からベースカラー塗りをおろそかにしていると、試験のときにいつものクセがでてしまいやすいので、日ごろからイエローラインを意識して、ていねいにジェルを塗るよう心がけましょう。

コツを押さえよう! デザインを綺麗に仕上げるおすすめのやり方とは

こちらでは、フレンチネイルをうまく作成するためのコツについてご紹介します。なかなか思うようにいかないという人は、これからお話しするコツを意識してフレンチネイル作成をおこないましょう。

1. ジェル選びのコツ|ホワイトの発色と粘度にこだわって

試験ではテクニックばかり気にしてしまいがちですが、使用するカラージェル選びも重要なポイントです。カラージェルを爪にのせたときの発色のよいもの、そして少し粘度が高めで伸びがよいものであればきれいに描きやすいです。

ジェル選びの際は、商品名も確認しておかなければなりません。「プリジェル」と「プリムドール」を混同している人や、同じ商品として販売しているショップがありますが、このふたつはまったくの別ものです。プリムドールはJNAジェルネイル検定試験では使用できないので、購入の際は注意しましょう。

2. ブラシ選びのコツ|専用ブラシがおすすめ

フレンチネイルを作成するときは、筆が平坦で先端が斜め、かつ横幅が広すぎないものが、ラインを綺麗につくれます。フレンチネイル専用として販売されているブラシは、均一に塗りやすいのでおすすめです。

3. 塗り方のコツ|綺麗なラインを引く方法

ジェルを塗る方法にもコツがあります。まず、パレットの上にジェルをおきブラシ全体によくなじませることで、色ムラがでにくくなります。爪に塗る際には、視線を動かさないようにして、ジェルを載せるとき、ブラシに力を込め過ぎないのもポイントです。

中心部分に色をのせて、サイドから中心に向かってラインを引くのですが、ブラシを動かすのではなく指をゆっくりと動かすことで、綺麗なフレンチネイルを作ることができます。焦って手早く終わらせようとするとラインが崩れてしまうほか、色ムラができてしまこともあるので、焦らずていねいにジェルを塗っていきましょう。

仕上げたらココをチェック!

施術が終わったら、色ムラやブラシの跡が目立たないか、また左右の高さを確認し、ゴミがついていないかも確認したうえで硬化しましょう。確認の際は、施術する側からの視点だけでなく、モデルの手をひっくり返して確認することで、ラインのばらつきや色ムラを発見しやすくなります。

検定対策の動画を視聴して学ぼう!

文章でフレンチネイル作成のコツを読んでいても、いまいちイメージをつかみにくいということもあるでしょう。そんなときは、検定対策の動画で勉強するのもおすすめです。原宿でネイルサロンを13年経営しているメンズネイリスト「クマ先生」のチャンネルがあるので、その中から検定対策の動画を2つご紹介します。

「くま先生のネイルTV #039『JNAジェル検定試験 中級 フレンチネイル、カラーグラデーション、イクステンション』」

こちらは「JNAジェル検定試験 中級試験対策」の動画で、フレンチネイルだけでなく、カラーグラデーションやイクステンションの作成もおこなっています。モデルさんの指先やブラシの先端がとても見やすいうえ、施術のポイントなども視覚的にわかりやすく、言葉でもていねいに解説しているので、実際に施術の様子を見て覚えたいという人にもおすすめの動画です。

「くま先生のネイルTV #057『フレンチネイル 抜き打ちテスト!』ジェルフレンチの塗り方」

こちらは試験対策の動画ではありませんが、実際にサロンで働いているメンズネイリストに対して抜き打ちでフレンチネイル作成のチェックをしている様子です。 NGな部分を紹介しているので、自分も同じことをしていないかチェックしておけば、フレンチネイル作成の手順などを見直して改善することにつながります。

チェックが厳しいだけでなく、どうやったらもっとよくなるかといったアドバイスもあるので、フレンチネイルが苦手な人には非常に参考になる動画です。

フレンチネイルは簡単ではない…セルフで練習して腕を磨こう!

簡単そうに見えるフレンチネイルも、実際に施術するとなると、両端の高さやスマイルラインの形状、色ムラなど注意すべき点が多く、苦手意識を持っている人も多いでしょう。「JNAジェルネイル技能検定中級試験」ともなれば普段よりもチェックが厳しいため、ほんの些細なミスでも不合格になってしまうことがあります。使用する道具やジェルの選択、施術の手順などを確認しておくことも大切ですが、まずはフレンチネイル作成の技術力を身につけることが先決です。

「JNAジェルネイル技能検定中級試験」対策の動画も参考にしてコツを覚え、試験に合格できるよう練習して、フレンチネイルの技術を向上させましょう。

出典元:
NPO法人 日本ネイリスト協会「JNAジェルネイル技能検定中級試験 試験概要」
NPO法人 日本ネイリスト協会「第21回JNAジェルネイル技能検定試験 試験要綱」
「くま先生のネイルTV #039『JNAジェル検定試験 中級 フレンチネイル、カラーグラデーション、イクステンション』」
「くま先生のネイルTV #057『フレンチネイル 抜き打ちテスト!』ジェルフレンチの塗り方」

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