職場で同僚が倒れた!救急車を呼ぶべきか正しい選択とは? #1

いざという緊急事態のとき、すぐに救急車を呼ぶべきなのですが、その事態が本当に緊急事態なのか判断に困ることがありますよね。グスグズ様子を見ているだけでまだ大丈夫なんて思っていたら、結構、大変なことになってしまっている可能性もあるのです。そこで、知っておきたい救急車のあれこれについて説明します。まずは、相談ダイヤルの話と、有料化検討の話題から。

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救急車を呼ぶべきか多くの人たちが迷っている!

救急車を呼んでいいか迷っている人たちは実際には相当な数だと言います。判断に困っている人たちが、安易に救急車を呼ぶことにも大きな問題はあります。
救急車の出動件数はとにかくどんどん増加して、現場に救急車が到着できる時間も平均8.3分遅くなったと言います。つまり、本当に、危機に瀕している人の命は、判断に迷い安易に救急車を結果呼んでしまう人たちのために失われてしまっているのです。

知っておきたい#7119 相談ダイヤルとは?

救急車を呼ぶべきか判断に迷っているとき、利用すべきなのが救急相談センター「#7119」です。2007年6月1日から東京消防庁でスタートしたサービスです。「#7119」は東京消防庁の救急相談センターに繋がります。専門の救急相談医が電話に出てくれて、すぐに救急車を呼んでいい症状なのか一緒に判断してくれます。
必要と判断した場合、救急相談通信員によって救急車の出動要請が出ます。緊急性が低いと判断できる場合でも、病院への受診が必要なのかアドバイスをしてくれます。更に、どこに受診可能な病院があるか、検索して電話した人に紹介をしてくれます。
東京オンリーのサービスだったのですが、現在では、「北海道」、「愛知」、「奈良」、「大阪」を対象にして、「#7119」が開始されています。ただし、「#7119」がない地域の人たちは、今のところは 119番に通報するしか方法はありません。ただし、119番に落ち着いて通報をすれば、119番だとしても救急車を呼ぶべきかの判断はしてくれるようです。

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現代社会の抱える問題とは…

救急車 正しい選択

緊急事態にはやっぱり救急車を呼ぶ必要があります。しかし、現在、病院での待ち時間が嫌だったために呼んだという非常に我が儘な場合があるようです。病院・病気に関係していることなら救急車を呼べば救ってくれると誤解をしているのです。
また、救急車を呼べば得をするから、タクシー代を浮かせるためにちゃっかり救急車を呼ぶという愚かな神経の持ち主もいます。そのような姑息な手段によって、救急車は救うべき命を救うことができなくなってしまうのです。

救急車はタダではない…?

救急車が、本来無料か有料か知らない人たちも大勢いるようです。
現在は、救急車は無料です。ただし病院の費用などが無料であることは絶対にありませんので注意をしましょう。
そして搬送先の病院により「特定療養費」という自費扱いの費用が別途かかるケースがあるようです。軽傷であるにも関わらず救急車で搬送されれば、追加費用を支払いしなければならないことになります。費用は1,000円~9,000円程度かかるようです。

今後救急車の有料化も検討している?

救急車 正しい選択

現在は、誰でも救急車を利用することができます。それは、各地方自治体が負担してくれているのでかろうじて成り立っているシステムです。多数の人たちが安易な気持ちで救急車を呼べば、それも税金でまかなうことになります。救急車が一回出動するために45,000円程度のお金がかかっていることをご存じでしょうか。救急隊員の人件費・救急車のメンテナンス・医療器具代などかかり、タクシー代以上のお金をかけて救急車は出動しなければなりません。
安易に救急車を呼ぶ人たちが増えてしまいすぎるので、対策として救急車の有料化も検討されているようです。
そして、実際に、救急車の一部有料化が提案されはじめています。もしも、このまま本当に救急車の有料化の話しが進んでしまったら、いくら支払いしなければならないのでしょうか。それはまだ推測に過ぎませんが、一回の出動に45,000円かかるのなら、3分の1の15,000円程度が要求する側から見れば妥当な料金に見えます。それでもやっぱり15,000円は高額であることは間違いありません。海外に目を向ければ、既に有料化を実現している国は存在しており、10,000円~30,000円程度を支払いしているようです。
救急車が本当に必要というのに救急車を呼ぶことができない人たちも出ています。それを回避する対策としての有料化の検討は残念です。日本がそうはならないように、今からでも私達にできることがあるのではないでしょうか。

文/sapuri

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