嫌な気持ちを捨てて楽になる! こころの切り替え術
サロンでお客様の反応が良くなかったり、後輩の指名が多かったりすると、気分は沈みがちです。物事をポジティブに捉えたいと思ってはいても、どうしても気持ちの切り替えができずに負のスパイラルに陥ってしまうということもあるでしょう。テンションが下がるような出来事に遭遇するのは、避けられないこと。それならば、嫌な気持ちを引きずらないことが大切です。ここでは、意識を切り替えるカンタンな方法を紹介します。
「失敗はして当たり前」と考え失敗した自分を責めない
「失敗は成功のもと」なんてフレーズもありますが、失敗は誰だってして当たり前のことで、失敗から学べることもたくさんあります。
失敗の原因は何なのか、同じ失敗をしないためにはどうすればいいのか、といった前向きな考え方は問題ありませんが、失敗したのは自分がダメな人間だからだ……といったネガティブな考えで自分を責めることはよくありません。失敗があるからこそ次へのステップがあり、やがて成功へと導いてくれるもとになってくれるのです。
いつまでも落ち込んでクヨクヨする必要はなく、挽回できるチャンスを逃さないように前向き思考で気持ちを切り替えるようにしましょう。
今やるべきことに集中してみる
過去に起こった出来事にいつまでも捕らわれていると、いつまでも嫌な気持ちから抜け出すことができずに自分自身を苦しめてしまうことになります。仕事での失敗や理不尽な出来事などはいつまでも引きずるのではなく、いま目の前のやるべきことに集中してやり遂げようという気持ちに切り替えてみてください。自分が思っているほど他の人はあなたに対して大きな期待をしていませんし、失敗などに対しても責任を追究しようなんて思っていないものです。
なぜなら誰でも同じように失敗することがありますし、明日は我が身であることは十分に理解しているからです。全く反省しないというのは考えものですが、いつまでも落ち込んでいては逆に周りの人たちに迷惑をかけてしまうかもしれません。みんな同じだと気持ちを切り替えて、仕事での失敗は仕事で挽回できるように今やるべきことをしっかりとこなしましょう。
音楽を聴いて嫌な気持ちを忘れる
音楽を聴くことはストレス発散やリフレッシュ効果に繋がり、それまでのモヤモヤした気持ちや嫌な気持ちを忘れさせてくれることもあります。
気持ちをスッキリと切り替えたいと思ったら、自分の好きな音楽を気の済むまで聴いてみましょう。気分が落ち込んでいるから明るい気持ちになるハッピーな音楽を聴いて嫌な気持ちを紛らわせてみたり、逆に思いきり泣けるように悲しい音楽を聴いてみるのもいいでしょう。その時の自分自身の正直な気持ちに合った、聴きたいと思った音楽を聴けばいいのです。
泣くという行為はマイナスなイメージがあるかもしれませんが、泣きたい時に泣くのを我慢するとさらに気持ち的に不安定になることも。気が済むまで泣いてスッキリさせることで、気持ちの切り替えに役立つこともあります。
とにかく寝る
嫌な気持ちを忘れるためには、とにかくたっぷりと寝ることです。寝ている間は嫌な気持ちから解放されていますので、「眠れば全て忘れることができる」と自分に言い聞かせてぐっすりと寝れば起きた時には気持ちもスッキリしているはずです。
また、睡眠不足は情緒不安定になりやすく、やる気が奪われてネガティブな思考に陥りやすくなってしまいます。安定した精神状態を保つためにもとくかくたくさん寝て、気持ちの切り替えがいつでもできる状態にしておきましょう。
信頼できる相手に話してみる
嫌な気持ちを自分一人で抱え込んでいると、いつまで経っても気持ちが楽にならずにモチベーションも下がり続けてしまうことになります。自分の悩みや今の苦しい状況を信頼できる相手に聞いてもらうのも、気持ちを切り替えるためには大きな効果を見せてくれます。
父親や母親、兄弟など家族の他、親友や職場の同僚、先輩、行きつけのバーのマスターなど、自分のことを理解して耳を傾けてくれる相手に話しを聞いてもらうだけでも、心にたまっていたモヤモヤとした嫌な気持ちが解消され、前向きな気持ちでまた頑張ろうと思えるようになるはずです。
自分の今の気持ちに共感してくれる存在がいるというだけでも心の大きな支えとなってくれますので、自分一人で抱え込まずになんでも話せる相手に今の気持ちを打ち明けてみましょう。相談された相手も打ちあけてくれたことを嬉しく思い、そのことによって絆が深まるということもあるかもしれませんよ。
文/sapuri