いい空気で心も清々しく！空気清浄の掃除でキレイを空間を作る！店内掃除テクニック
お客さまと接する場は常にきれいに保っていたいですよね。この連載では、定番のものからあっと驚く裏技まで、簡単にトライできるさまざまな掃除のテクニックをご紹介します。毎日の掃除に加えて、さらにピカピカで気持ちのよい店舗を目指しましょう。
空気が澄んでいたりほんのりいい香りがしたりすると、体がのびのびして心も安らぎますよね。反対に、なんとなく空気が埃っぽい、淀んでいる、変な臭いがする、そんな空間では気分が沈んでしまい、あまり長く居たくないなとそわそわしてしまいます。
今回はそんな「空気」をきれいにするコツをお伝えします。サロンがいい空気だと頭も澄んで、いつもより手の動きが滑らかになるかもしれません。
エアコンのフィルターを掃除する
サロンでは快適な温度に保つため、ドアや窓を開け放つことはなく、エアコンで空調を管理していると思います。なので、そのエアコンが埃の詰まった状態で使われていると、当然そこから送られてくる冷風・温風もあまりきれいとは言えません。清々しい空気を手に入れるためには、まずこのエアコンのフィルターをきれいにしましょう。業者に頼むのも手ですが、自分たちでもできます。
はじめにフィルターを取り外します。次に、掃除機でできるだけ埃を吸い取ります。掃除機のヘッドはフィルターに当てやすくするため、ブラシ状のものなど適切なものに取り替えたほうがいいでしょう。そして、水に浸してブラシで洗っていきます。フィルターに傷がつかないよう、あまりゴシゴシとは洗わないようにしましょう。そしてドライヤーで乾かします。
このとき、まだ付着している細かいゴミが取れるように隅々までやりましょう。最後に、タオルなどで水分を拭き取って日の当たるところに干します。このときに注意することは、フィルターは軽いので飛んでいかないよう、しっかり固定することです。カラカラに乾いたら残った汚れを取るように軽く拭うようにしてフィルターを元の位置に戻せば完成。これでエアコンから流れてくる空気は清々しい澄んだものになります。
埃がたまるポイントを徹底的に掃除する
いつもの掃除では手をだせないチェストなどの大きな家具の裏やソファの下、電灯の上などに埃がたまるポイントがあります。そういったところから知らず知らずに埃が舞う原因になっているのかもしれません。毎日の掃除では難しくても、大掃除のときには徹底的に掃除をしましょう。
また、カーテンやブラインドなど、大きな面積を占めているものが汚れているのも埃っぽさの原因になります。定期的にカーテンは洗う、ブラインドは専用のスポンジで磨くなど埃が舞い散らない工夫をしましょう。
空間洗浄をする
掃除の後や大きなものを動かしたあとなど、空間全体が埃っぽいときってありますよね。この埃っぽさを解消する手段があることをご存知でしたか？
部屋全体に水スプレーをして、しばらくしてから掃除機をかけると埃がきれいに収まります。空間にも使える消臭スプレーのようなものをかけて掃除機をかけるのもありです。消臭剤のいい香りが残りますし、布製の家具などが湿りにくいという利点もあります。ただ、いくら香りがしないタイプでも、空間全体にかけると少量だとはいい香りがきつく感じるかもしれません。
また、広い場所の場合、消臭剤だとかなりの量を使うので一本は数百円であっても積もり積もってかなりの値段になってしまいます。メリット・デメリットを考えてどちらにするかを選びましょう。
アロマでいい香りをつける
さて、エアコンや細かいポイント、空間清浄までしたら空気が明らかに澄んでくると思います。でもそのままだと、少しだけ「うちのサロンらしさ」が足りないとこだわり派の方は思われるかもしれません。そこでいい香りをつけるために、サロンに合うアロマオイルと専用の機器がなくてもお手軽にいい香りを広げる方法をお伝えします。
アロマオイルの分類は、抽出した植物の種類や香りなどによって、柑橘系・フローラル系・ハーブ系・エキゾチック系・ウッディ系・樹脂系・スパイス系の７つに分類されます。このうち初心者にも扱いやすいのは、柑橘系とフローラル系の２つです。
まず柑橘系には、果物の果皮から抽出されていたり、それに似た香りがしたりするものが分類されます。たとえばオレンジやグレープフルーツのように甘すぎず爽やかな香りを思い浮かべていただければわかりやすいと思います。アロマの経験があまりない方でもなじみやすく、万人に向きます。また気分を明るくしてくれる香りのため、リフレッシュ空間であるサロンにぴったりですね。
次にフローラル系ですが、ほとんどは花から抽出する精油で、甘くて優しい香りがします。気分が華やぐような香りのため、女性に人気があります。これも、美しさを磨くサロンを盛り上げてくれることでしょう。
さて香りを広げる方法ですが、一番簡単なのは「熱湯に数滴のアロマオイルを入れること」です。湯気とともに香りが広い空間に広がります。容器はなんでもいいのですが、おしゃれなマグカップや可愛い空き瓶などサロンの雰囲気に合わせたものを選びたいですね。マグカップなどを使う際には、間違えて飲んだりしないよう普段使わないものを活用してください。
