イタリア発のドゥプロカットで質感を自在に操るスタイルが魅力『NAVY』
学芸大学の商店街の賑わいを抜けた先にある、『NAVY』。30年近く愛されてきた大きな理由は、卓越したカットテクニック。先代の社長が取り入れた、イタリア発のカット、ドゥプロカットの秘密を高橋さんに伺いました。
「重さを残した軽さ」を実現できるドゥプロカット
――ドゥプロカットの特徴を教えてください。
「点と点をつなぐのではなく、立体的に下から積み上げていく切り方になります。このカットによって、骨格修正、スタイリングのしやすさ、再現性の高さを実現することができるんです。このカットは軽い質感が出せるのですが、毛先があまり軽くなりすぎないので、重さを残しながら髪を軽くできるという特徴があります。そこがすきばさみとは違うところですね。PRESENCEが日本で初めてこのカットを取り入れ、PRESENCEで研修を行ったサロンのみが使うことができるカットになり、都内ではうちのサロン以外での取り扱いはありません」
――ドゥプロカットを取り入れることになったきっかけは?
「もう20年ほど前になると思いますが、元社長のお嬢さんがイタリアに住んでいて、イタリアに遊びに行ったときに、かわいい髪型をしている人に『どこで切っているの?』と聞いてまわったそうなんです。それでドゥプロカットをしているサロンに行きついて、自分のサロンでも取り入れるようになったのがきっかけだそうです。このカットをマスターするためにイタリアでも研修を行っていますし、イタリアから講師がくることもあります。私も研修でフィレンツェとミラノに行きました」
――提供しているスタイルの特徴はほかにもありますか?
「再現性ですね。一般的な美容室だと、乾かして、ブローをして、スタイリングをして終わりというところが多いと思うのですが、うちのサロンの場合は乾かすだけで終わりということもあります。お客さまが自分でスタイリングができるということを大事にしています。あとは質のいい重さ、上品な質感、ナチュラルモードのスタイルを得意としています」
お客さまにいいものを届けることを追求し続ける
――接客するうえで大切にしていることはどんなことでしょうか?
「来てくださるお客さまの要望を大切にしつつ、マンネリ感がでないようにしています。扱う商材も、技術的なことも、新鮮さを感じられるような、ドキドキを感じてもらえるようなことをやっていきたいと考えています。新しい商材がくるとオーナーが、それを出す時期を考えるんですね。何度も来ていただいているお客さまでも、その都度少しでもドキドキしていただけるように工夫しています」
――お客さまはこのお店のどんなところを支持されていると思いますか?
「一番はカットだと思うのですが、パーマの質感だったり、持ちのよさも好評をいただいています。パーマの質感は、カットのベースをきちんと作り、パーマの薬液にもこだわることで実現できています。髪を傷めないことも大切にしていますね」
――ほかにも強みだと思うところはありますか?
「今トータルビューティーのサロンがとても増えていると思うのですが、このサロンではヘアに関することオンリーでやらせていただいていることが強みと言えると思っています。元社長もよく『餅は餅屋』と言っていて、手広くやるのではなく、追求型でやっていることですね。スタイルだけではなく、髪質改善が見込める商材を扱い、お客さまの髪にいいものを届ける姿勢を持つようにしています」
――今後の目標について教えてください。
「地域一番店を目指しています。そのため、今までは口コミだけでやってきたのですが、SNSなども活用するようになりました。お客さまは学芸大学が好きな方が多く、私たちもこの土地が好きなのでその共通の価値観を大切にしながら、お客さまに必要とされる存在であり続けられるよう努めています。『PRESENCE』というグループの名前も、存在感という意味からスタートしているんですよ。ファッションというのは生活のなかの一部ですが、存在感を放つサロンでありたいという思いがあります。お客さま1人ひとりに寄り添い、いつも必要とされるサロンを目指していきたいと思っています」
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Salon Data
NAVY
住所:〒152-0001 東京都目黒区中央町1-15-21 パークサイド学芸大1F
TEL:03-3710—6765
http://presence-gr.com/salon/presence-gakugeidaigaku/
ビューティライフプランナーとして寄り添い新鮮さを与えられる存在『NAVY』>>