歴史がありつつも、自由で柔軟な校風 鎌倉早見美容芸術専門学校

神奈川県の代表的な名所、鎌倉。風情ある街並みが魅力のこの土地で、70年以上もの間美容学生を育て、送り出してきたのが、鎌倉早見美容芸術専門学校です。駅から徒歩約1分という立地のよさも魅力であるこちらの学校では、一体どのような教育がされているのでしょうか？今回は『鎌倉早見』で学んでいるふたりの学生さんと、理事長の大田先生にその魅力や教育制度について語っていただきました。
前編の今回は、美容学科2年の伊藤さんにお話を伺います。

縛られない自由な校風、臨機応変な先生が魅力

――こちらに入学を決めたきっかけを教えてください。
「ヘア以外にも、エステやメイク、ネイルなど、いろいろな種類の美容について学べる点が魅力だと感じました。また、鎌倉という土地にあるからか、落ち着いた雰囲気が感じられたのも決め手でしたね。2年間通うことを考えた場合、自分の気質にあった学校がいいなと思っていたからです。実際ここの学生は、他校の美容学生よりも物静かで落ち着いた印象の人が多いですよ」

――一番楽しかった授業はなんですか？
「メイクですね。基礎のクラスはカリキュラムに組み込まれているので、全員一度はメイクの授業を受けるんです。男子生徒も自分でフルメイクができるようになるぐらい、徹底的に教えてもらえますよ（笑）。私はもともとメイクに興味があったこともあり、その後もメイクの授業を選択し続けてます。特殊メイクまで学べて、とても楽しかったですよ」

――こちらの学校の魅力はどこでしょうか？
「柔軟な雰囲気が、何よりも魅力だと思います。私たちがこれから進む美容業界は日に日に変わっていくものですし、実際サロンに立つようになれば、接客業なので相手によって対応を考える必要がありますよね。どんなときも臨機応変でなければならないと思うんです。そんな柔軟性を私たち学生が学べるよう、先生たちも型にはまらず、柔軟に教育してくれていると感じます。カリキュラムやイベントは時代に合わせて毎年変わっていきますし、たとえば学年が1年違うだけでも学生の雰囲気は随分違うので、それに合わせて授業をしてくれていますね」

夢は、大好きな美容と接客業を通して人に感動を与えること

――では、そもそも美容に興味を持ったきっかけはなんでしたか？
「子どもの頃から身なりを気にする方だったこともあるのですが、何より、中学生のときに髪をバッサリ切った経験が大きいですね。当時はいやなできごとが重なって落ち込んでいたので、気分を一新するために、ロングだった髪をボーイッシュなショートにしてみたんですよ。そうしたら本当に気持ちがスッキリして、勉強も部活も人間関係も、どんどんよい方向へ進んでいったんです。しかも、そのときに担当してくれた美容師さんが作ってくれたスタイルが私の見た目にぴったりだったみたいで。周りからの評価もよく、すごくうれしかったですね。そんな経験が強く心に残っていて、美容っていいな、と思うようになりました」

――最後に、将来の夢を教えてください。
「アイリストとして女性をきれいにすることで、感動させてあげられるようになりたいですね。メイクも細かい作業も大好きですし、何より女の子のまつげって、夢が詰まってるじゃないですか（笑）。少し手を加えただけでも大きく印象が変わって、私自身はじめて施術を受けたときは感動しました。これからは、美容を通して私が感動をあたえられる立場になりたいと思っています」

中編の次回は、同じく2年生の田辺さんにお話を伺います。