美容学校の学費相場・内訳完全ガイド|初年度に必要な費用や学費のサポート制度もまるわかり!

美容学校の学費がどれくらいかかるのか、不安に感じていませんか?

美容師になるには厚生労働省認可の美容師養成施設で所定の課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。その過程で学費や受験費が必要になりますが、費用の目安や相場がわからず、進路に迷う人も少なくありません。

そこで本記事では、美容専門学校の最新の学費相場や内訳、奨学金などの学費のサポート制度について詳しくご紹介します。

美容師を目指している方は、是非参考にしてください。

美容専門学校の学費相場と内訳

美容専門学校の学費は、通学スタイルや学校によって大きく変わります。

通信なら50万〜80万円、昼間課程なら200万〜300万円が一般的な目安です。ここには入学金や授業料のほか、教材費や実習費なども含まれます。

卒業後に受験する国家試験の受験料は別途かかるので、トータルで必要な金額を確認していきましょう。

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初年度にかかる費用の一例

美容学校に入学する際、初年度は入学金や設備維持費、制服代、実習用のウィッグや道具などの教材費が必要になります。

下の表は昼間課程や通信課程など、課程別の初年度の目安をまとめたものです。学校によっては分割納入制度もあるため、事前に納入時期や支払い方法を確認しておくと安心です。

課程

初年度納入額の一例(目安)

主な内訳

昼間課程(2年制)

約100万~150万円

入学金/授業料/施設維持費/教材費等

夜間課程(2年制)

約80万~120万円

入学金/授業料/施設維持費/教材費等

通信課程(3年制)

約30万~40万円

入学金/授業料/スクーリング費用等

引用元
【昼間部】学費・入学手続き|入学要項・学費サポート|専門学校 東京モード学園
学費 | 東京美容専門学校【公式】

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美容学校の学費の相場は?|専行課程によってさまざま

課程ごとに学費も通い方も変わります。昼間課程はしっかり実習を受けられ、その分学費は高めです。夜間課程は日中に別の仕事をしながら通えるメリットがあります。

通信課程は自宅学習が多いため学費が安く、既に働いている人や未経験から始める人にも選ばれています。

下の表はあくまで目安ですが、学費を比較するときの参考になるでしょう。

課程

学費総額の相場

昼間課程

200~300万円程度

夜間課程

150~250万円程度

通信課程

50~80万円程度

国家試験受験料

約25,000円

昼間課程|200~300万円

昼間課程は2年間で国家試験の受験資格を取得できるコースが一般的です。朝から夕方まで実技や講義がみっちりあるため、本格的な技術や知識を習得したい人に向いています。

初年度は入学金などの支払いが多く、2年次からはやや金額が下がりますが、合計で200万~300万円になる学校が多いようです。

夜間課程|150~250万円

夜間課程は、日中はサロンで働きながら勉強したり、他の仕事をしながら通う人もいます。授業時間が昼間課程より短いため学費は抑えめですが、夜間2年制・3年制の違いで費用や修了時期が変わります。

実習道具は昼間課程とほぼ同じものを使うため、教材費がかかる点にも注意が必要です。

通信課程|50~80万円

通信課程は3年制で、自宅学習を中心にスクーリングで技術を身に付けます。仕事や育児と両立しやすい反面、自己管理が求められるため計画的な学習が必要です。

学費は昼間や夜間と比べてリーズナブルで、サロンで働きながら学費をまかなう人も多くいます。

国家試験の受験料は2万5,000円

美容師の国家試験を受けるためには、受験料が必要です。2025年の受験料は実技、筆記の両方を受験すると2万5,000円かかります。片方だけ再受験という場合は、1万2,500円です。

受験前には参考書や過去問、直前講習などの試験対策費も必要になります。試験対策費は見落としがちなので、しっかり試算しておきましょう。

学費の負担をサポートする支援制度

学費が高額でも、奨学金や教育ローン、学費免除制度などを活用すれば負担を軽減できます。条件や返済の有無が異なるため、制度内容をよく調べることが重要です。

また、各美容専門学校では独自のサポート制度を用意していることも多いため、資料請求の段階で確認すると安心です。

どのような制度が利用できるのか、具体的に見ていきましょう。

1. 奨学金|日本学生支援機構や各自治体

日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、代表的な貸与型と給付型があります。給付型は返済が不要で、貸与型も無利子の第一種があるので条件に合えば活用しやすい制度です。

また、自治体によっては独自の無利子貸付制度もあるため、自分の住む地域で利用できるかチェックしましょう。学校が対象校になっていれば大きな助けになる場合があります。

引用元
JASSO:奨学金制度の種類と概要
東京都港区:奨学資金
東京都足立区:足立区給付型奨学金奨学生募集
東京都大田区:奨学金貸付制度(大学等)
東京都府中市:奨学金について
東村山市:奨学金制度
東京都青梅市:奨学金・入学一時金融資制度

2. 教育ローン

教育ローンは、銀行や日本政策金融公庫が提供している制度です。国の教育ローン(日本政策金融公庫)は固定金利が2.65%程度で利用しやすいことが特徴です。

契約者は基本的に保護者ですが、在学中に利息だけ支払い、卒業後に元金を返済するという方法をとれる場合もあります。

引用元
教育一般貸付(国の教育ローン)

3. 美容学校独自の制度

多くの美容学校では、AO入試や推薦入試の合格者向けに学費を一部免除する制度を設けています。特待生として選ばれれば、授業料の減額や教材費の補助を受けられることもあります。

さらに、学校によっては独自の奨学金を設けているところもあるため、自分が入りたい学校の公式サイトで最新情報を必ず確認しましょう。

引用元
学費・奨学金 本学独自の支援制度
学費サポート - ベルエポック美容専門学校|東京・原宿

失敗しない美容専門学校選びのポイント

学費だけを見て決めるのではなく、カリキュラム内容や資格取得実績、卒業後の就職先のサポートも重視しましょう。

興味のある学校があればオープンキャンパスや説明会に参加して、実際の雰囲気やカリキュラムの特色を肌で感じることをおすすめします。

資料請求でも大まかな学費や制度がわかるので、早めに取り寄せて情報収集しましょう。

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美容師になるにはそれなりの費用がかかる|自分に合った学校を見つけて学費支援制度もうまく活用しよう

美容師を目指すには学費や道具代など、どうしてもお金が必要です。しかし、日中に美容室で働きながら夜間課程に通ったり、別の仕事と両立して通信で学ぶ道もあります。

資料請求をして各校の特徴を比較し、学費の不安は奨学金や教育ローンなどを活用して少しでも軽減しましょう。

夢を叶えるための情報をしっかり集め、自分に合う学校を見つけてください。

学費に不安があったり、技術を身に付けながら学びたいという場合は、働きながら資格取得を目指せるサロンに就職するという選択肢もあります。

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