美容師のやりがいとは？やりがいを感じる3つのポイント
どんな仕事をするにしても収入が得られるからだけでは仕事を続けるのが難しくなることもあります。仕事を続けるためにはやりがいも必要でしょう。美容師の仕事もやりがいが大切であることは同じです。やりがいを感じるときは人によって違うこともありますが、共通していることも多いです。そこで、多くの美容師がやりがいを感じるポイントについてお伝えします。美容師の仕事で苦労している人はやりがいを見つけるための参考にしてみましょう。
お客様に喜ばれたとき
美容師としてやりがいを感じるポイントは主に3つあげられます。1つ目はお客様に喜ばれることです。美容師の仕事はサービス業です。サービス業の基本はお客様の役に立って喜んでもらうことです。給料はお客様からいただいた役立ち料だと考えることもできるでしょう。そのため美容師として仕事をする場合はお客様第一という心がけが大切です。
お客様が満足してくれれば美容師に対して「ありがとう！」と感謝してくれます。言葉にしない場合でも、お客様の喜んだ顔を見れば感謝しているかどうか一目瞭然です。お客様からの感謝の言葉や態度は美容師にとって大きなやりがいとなるでしょう。お客様から難しい要求を受けた場合は苦労してカットやヘアセットをすることになりますが、終わったあとに感謝されれば苦労や疲れは吹き飛んでしまうことも珍しくありません。働くことの報酬はお金だけではありません。お客様の感謝も立派な報酬です。お客様の感謝は美容師自身の満足感・達成感と深くつながっていることを理解しておきましょう。
お客様が感謝を実感できるタイミングは、サービス終了時だけではありません。「またお願いします」と指名が入ったときも「前回のサービスに満足してもらえた」と実感できるタイミングです。指名客の増加はお客様の感謝が増えている証ととらえることもできます。
また、お客様とのつながりを深めることで喜んでもらえるよりよいサービスを実現することもできます。ヘアスタイルに対する要望を受けたときにその背景まで把握できれば、きめ細かいサービス提供ができるようになるでしょう。例えば、ヘアサロンに来た理由が結婚式に出席するため、旅行に行くためなど具体的に把握できれば、同じ要求だったとしても理由に合った対応ができるようになります。そういった対応ができる美容師はお客様の満足度が上がるだけでなく、信頼を得ることにもつながるはずです。お客様とのつながりを深められればよりよいサービスの提供につながり、お客様の喜びを大きくできるようになります。それがさらなる美容師自身のやりがいにつながっていくでしょう。”
スキルアップを実感したとき
美容師としてやりがいを感じる2つ目のポイントは「スキルアップできた！」と実感することです。美容師として仕事をするためには、まず国家試験に合格できるレベルのスキルを身につける必要があります。合格レベルのスキルを身につけることは簡単なことではありませんが、美容師になりたいという意思が強ければ努力によって到達できます。しかし美容師のスキルは国家試験に合格できればよいというものではありません。さまざまなお客様のヘアカットなどを経験することによって、プロとしてのスキルを磨きさらに高いスキルを身につけることが必要です。また、自分の個性を生かしたスキルアップを目指すこともやりがいにつながります。お客様の要望に応える方法は1つではないことも多いです。頭を使って工夫することで自分のスキルを最大限に生かしながらお客様の要望に応える努力が大切です。そういった努力を重ねることが結果的にスキルアップにつながります。
高いスキルを身につける方法としては、勤めているヘアサロンで技術を学ぶのが近道です。ヘアサロンの決まり事を守ることもスキルアップに役立ちますし、先輩の技術を盗むという方法もあります。さまざまなお客様の要望に応えるのは大変ですが、そういった1つ1つの経験はすべてスキルアップに役立つでしょう。要望に応えようと努力する姿勢がスキルアップにつながります。
美容師としてのスキルアップを実感できるのは、お客様の要望に応えられたときでしょう。「昔の自分ではこの要望には応えられなかったけど、今はできるようになった」と感じることができれば自分の成長を実感できます。スキルアップは自分の成長を意味します。自分の成長はやりがいに直結しています。美容師のスキルアップに終わりはないともいわれています。常にスキルアップのための努力を惜しまなければやりがいを感じる瞬間が何度も訪れるはずです。
美容師がスキルアップできる余地は大きいです。美容師の仕事はカットやカラーリング、パーマ、トリートメント、さらにはヘアセット、メイクアップ、ヘッドスパなどがあります。これらすべての分野においてスキルアップできる余地があります。すべてをいっぺんに改善することが難しいと感じる場合は、「まずカットを極めよう」「ヘアセットのスキルアップに注力しよう」など分野を限って努力するのもよいでしょう。自分なりに満足できるレベルに到達したと思ってもさらなるスキルアップをする余地は残っているはずです。さらなる高みを目指し続け到達することによって、常にやりがいを感じながら仕事を続けることができるようになります。
キャリアアップしてより大きな仕事をしたとき
美容師がやりがいを感じる3つの目のポイントは、キャリアアップして今までよりも大きな仕事ができるようになることです。美容師の一般的はキャリアパスとしては、まずアシスタントとして修業をしてスタイリストとして経験を積み重ねることで一人前の美容師になることから始まります。その後のキャリアパスは3つに分かれていきます。まず勤めているヘアサロンでチーフスタイリストになり、さらに店長やマネージャーになるルートです。ヘアサロンの美容師としてだけでなく、経営者としても活躍することになります。もう1つは独立開業することです。スタイリストとしての経験を十分積んで一定の固定客を確保できるようになったら自分のヘアサロンを持つことも可能です。勤めていたヘアサロンで学んださまざまなこと活かして独立して成功を目指すことになります。
さらにフリーランスとしてスタイリストを続けるという選択肢もあります。経営者としての道を歩むのではなく、美容師としての道を極めるルートです。固定客を確保してフリーランスとして働くことで、自由な時間が得られるようになります。収入が不安定になるリスクはありますが、固定客を増やせる人気美容師になれば勤務美容師では狙えないレベルの収入を得られる可能性もあります。
美容師としての仕事ぶりが認められればキャリアアップでき大きな仕事も任されるようになるでしょう。それまではできなかった仕事ができるようになるとやりがいを感じることができます。また、チーフや店長に抜擢されること自体が「認められた」ことを実感できるので、やりがいにつながるでしょう。また、独立開業という新しいキャリアステージを開くことで自分の可能性を試すことができるようにもなります。自分の可能性に挑戦することによってやりがいを感じながら仕事ができるはずです。
自分がより活躍できるサロンに転職することでキャリアアップを図るという選択肢もあります。転職する際は転職サイトのリジョブを活用することをおすすめします。美容関係に強い転職サイトですので希望の転職先が見つけやすいでしょう。
さらに、美容師という枠を超えてキャリアアップを図り、やりがいを感じる道もあります。例えば、ネイリストやアイリストなどの資格をとってヘア以外の美容分野に自分のキャリアを広げていくことも可能でしょう。未知の分野に挑戦することは不安だけでなくやりがいやモチベーションアップにもつながるはずです。
お客様の喜びとスキルアップ、キャリアアップを意識してやりがいを感じ続けることが美容師を長く続ける秘訣です。
