知っておこう!パートで美容師を続けるメリット・デメリット

美容師の資格を取得した後に一度は美容師として職に就いたものの、理由があって辞めてしまったという人も多いのではないでしょうか。美容師は立ち仕事なので体力勝負であり、残業も多いことから帰宅が深夜に及ぶ場合もよくあり、手に職を持っている人材が現場を離れてしまうこともめずらしくありません。今回は、パートで美容師をすることは可能か否かという点や、パートで美容師をするメリット・デメリットなどについてご紹介していきます。

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パートで美容師をすることは可能か

美容師として活躍していたにもかかわらず、現場を離れてしまう原因は人それぞれです。美容師という仕事柄、業務時間のほとんどが立ち仕事です。そのため、体力面での辛さや体調の異変感じて辞職に至る人はたくさんいます。また、女性の場合、妊娠や出産、育児をきっかけとして、美容師を辞めてしまうというケースはよくあります。妊娠中は母体や胎児への影響も考えて、長時間に渡る立ち仕事は避ける必要があります。出産後についても、育児や体力面、または精神的な側面から、それまでと同じような正社員での勤務は不可能であると感じる人も少なくありません。勤務時間や体力面などが、美容師への復職を阻む直接的な原因となっている可能性は十分にあります。

しかし、資格を持っているにもかかわらず、今後美容師としての仕事をまったくせずに終わってしまうというのは、非常にもったいないとも考えられます。人によっては正社員で働くと、どうしても時間や体力面などでの心配が生じてしまいます。そのため、フルタイムとして働くのではなく、パートで再び美容師として活躍してみることをおすすめします。パートということで、当然のことながら勤務時間は短くなります。

そのため、プライベートで自由に使える時間も増えることが予想されます。美容師としてパートで勤めると、育児や家事に充てる時間が増えるため、両立しやすい環境をつくることができます。無理のない範囲で美容師を続けることが、長く働き続けるためには重要です。まずはライフスタイルを振り返ってみて、「自分に合った働き方」を見つけてみましょう。そして、状況に応じて「正社員として働かなければならない」という思いは改め、パートで美容師を続けるという新しい働き方を視野に入れてみることが、美容師としての活躍の仕方を見直すことにもつながります。

こんなにある!パートで美容師をするメリット

美容師としてパート勤務をする最大のメリットは、「すでに美容師免許を有しており、技術が身についている」という点です。人によっては退職をするまで長い間美容室で働いていたという経験があるため、就職先さえ決まればすぐにでも即戦力として働くことができます。「手に職がある」ということは、不況下であっても大きな強みとなるといえるでしょう。

また、パートの美容師であれば、仕事と家庭の両立が上手く行える可能性も高くなります。勤務時間が比較的長いとされる美容室での仕事も、パートであるとシフトで働くことが可能です。シフト勤務であれば、自分のライフスタイルに合わせて勤務時間を選ぶことができるようになります。例えば、「子どもが学校に行っている間だけ働きたい」「子どもの習い事の日はお休みが欲しい」などというように、パートであれば個人の要望が通りやすいといったメリットもあります。美容室によっては、週1日からの勤務や、1日あたり3~4時間程度の時短勤務などを条件として明示している場合があります。勤務時間の終わりがしっかりと決められていれば、残業をせずに帰宅することができます。子育て中などの場合は特に、パートのような柔軟な働き方が多くの人から求められているといえるでしょう。

さらに、美容師として短時間でも勤務を続けていれば、技術の向上や最新の美容知識などを積極的に吸収して身につけることができます。美容業界の流行はめまぐるしく変化しており、状況に応じて技術を磨いていかなければなりませんが、これは容易なことではありません。美容師の技術向上に関して個人的に学ぶことは難しいため、実際の現場に身を置いて、経験を重ねることによって技術や知識を得ていくのがベストといえるでしょう。

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しっかり知って回避しよう!パートで美容師をするデメリット

メリットがたくさんあるとされる美容師のパートですが、デメリットもいくつかあります。パートで美容師として働くときのデメリットについてもしっかりと心得ておき、就職活動のときに役立てましょう。

まず、美容師という仕事柄、自分が担当しているお客様の施術が終わっていない場合には、勤務時間の終わりがきたとしても、仕事を途中で止めて帰宅することはできません。美容師は確かな技術が求められる仕事ですから、たとえパートでも、お客様が「腕が良い」と認めて指名をしてくる可能性があります。そういった状況で、「勤務時間がきたから無理です」と言って帰宅することはなかなかできません。美容師の仕事については、仕事が終わる時間が多少前後する可能性があるということを知っておきましょう。

次に、美容師はお客様にシャンプーをしたり、カラーリングをしたりするため、手荒れが酷くなってしまうといった点もデメリットといえるでしょう。家庭に帰っても家事をする人の場合には、美容師の仕事に加えて毎日の水仕事もしなければなりません。そうなると、肌がデリケートな人は、酷い手荒れを引き起こしてしまいます。手荒れを防ぐためにも、毎日の小まめなケアが欠かせないといえます。例えば、家庭で水仕事をするときにはゴム手袋付けるなどというような工夫をしてみることをおすすめします。

そして、美容師免許を持っているにもかかわらず、長い間現場を離れていた人の中には、「ブランクがあるから心配」と不安に思っている人も少なくありません。ブランクがある場合には、研修体制が整っているサロンに就職すると良いでしょう。ブランクがある人が、フォロー体制がまったくないサロンに就職するような場合は、「研修がない」という点がデメリットとなるおそれがあります。

美容室選びの参考に!パートとして働きやすいサロンとは

パートとして働きやすいサロンに就職するためには、どのような点をチェックすると良いでしょうか。まず、日本国内には数多くの美容室があるため、パートで美容師の復帰を目指すときには、「自分が希望する条件に合ったサロン」を選択する必要があります。例えば、子どもがいる場合には、施設内などに子どもを預けることができる託児所があると便利でしょう。また、子育てをしながらでもキャリアアップを積極的にバックアップしてくれるような美容室であれば、美容師としてのスキルアップも期待できるといえます。さらに、「お客様としっかりと向き合って、ゆっくりと働きたい」といった希望があれば個人経営の美容室、カットの技術に自信がある場合はカット専門の美容室などというように、就職先で悩んだら、美容室ごとの規模や方針、経営状態などをもととして就職先を選んでみるのもおすすめです。

特に、美容師として再就職をするにあたって、「ブランクがあるのが心配」という人は、応募時に直接採用担当者に相談をしてみても良いでしょう。年齢が若いときは多少の無理はきいても、年を重ねていくと体力的に辛かったり、流行に技術が追いつかなくなってしまったりすることがあります。個人としてそういった状況になったときに、「柔軟な働き方ができるか」「サポート体制があるか」などといったことがより重要になってきます。

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