美容師が感じる辛いことってなに?理由と対策を解説!

美容師から転職をしたいと考えたときに何がいいのか迷う人もいるのではないでしょうか。美容師しか経験していない人であれば不安になるかもしれません。しかし、美容師の資格や経験を生かせる転職先はいろいろ考えられます。美容師はお客様の髪をカットしたりセットしたりすることが主ですが、同時にさまざまなスキルも身につく職業です。資格がそのまま使えるものや経験が生きる職業について解説します。美容師の仕事を通してつちかった経験を次の仕事にも生かしてみましょう。

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美容師にはどんな心のストレスがある?精神的に辛くなるケースとは

どのような仕事にも精神的なストレスはあり、もちろん美容師も例外ではありません。美容師が抱える精神的な辛さに、思うように仕事ができないというものがあります。新米美容師のほとんどは掃除やシャンプー、後片付けなどがメインの仕事で、お客様の髪をカットできるのは美容室に雇用されてから数カ月後というケースは珍しくありません。美容師の世界は昔ながらの徒弟制度に似たところがあり、新米は始めベテランのアシスタントとして働かなければならないことが多いです。したがって、イメージする美容師としての自分と現実の自分のギャップに心が辛くなることはよくあります。徒弟制度でも新米の賃金は安いのが一般的ですが、美容師の給料も始めはかなり低いことが多く、それが精神的な辛さを加速していると考えられます。美容師の仕事の考え方として「仕事をしながら学ぶ」というものがあります。

つまり、お客様のヘアセットをしてお金をもらうのが美容師ですが、それには勉強も兼ねているので、給料は低くても仕方がないという考え方があるのです。厚生労働省のデータによると、平成17年度の美容師の平均年収はおよそ290万円で、その他の職業の平均年収のおよそ400万円と比べると低いことがわかります。美容師の平均年齢はおよそ29歳とかなり若いことから、収入の低さに耐えられず、年をとったら離職する人の割合が増えていくのでしょう。平均勤続年数が4.9年であることからも、美容師は長く続けていくのは難しい仕事だといえます。(※1)美容師は決して楽な仕事ではなく、スキルとセンス、コミュニケーション、体力など、さまざまな能力が必要とされるものです。その分の収入が割に合わないと感じると、精神的に辛くなるのはごく自然なことでしょう。美容師は髪を切るだけが仕事ではなく、担当したお客様の要望にその都度答えていくことも仕事のひとつです。髪をカットしている間美容師と会話をしたいお客様もたくさんいますし、カットが気に入らないお客様から注文やクレームが入ることもあります。人とコミュニケーションをとるのが苦手な人は、接客に精神的苦痛を感じることもあります。

※1[厚生労働省]資料 1:美容業の現状

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000028nm3-att/2r98520000028nqp.pdf

美容師は身体全体を使う仕事!身体的に辛くなることも

美容師は手だけではなく、身体全体を使って行う仕事のため、身体に関する悩みを抱えている美容師は多くいます。手荒れは美容師の職業病ともいえるものです。これは毎日のように数十人のお客様をシャンプーすることがひとつの原因です。シャンプーの刺激によって肌荒れが起きるのはもちろんのこと、肌に必要な油分が水で洗い流されてしまうため、乾燥も手荒れを助長させてしまいます。家事や水を扱う仕事で手荒れが起きたときは、通常回復するまで仕事を控えたりゴム手袋をしたりします。しかし、そのどちらも美容師には許されていないことがほとんどです。仕事の前後だけではなくお風呂上りや寝る前などにハンドクリームでケアするなど、手荒れを進ませないよう自分で努力する必要があります。

また、手荒れを進行させないために、パーマ液を扱うときは必ず手袋を着用することが大切です。シャンプーでの手袋着用は一般的ではありませんが、パーマ液の使用中は着用しても何もおかしいことはありません。できる限りの防御を行うことで、手荒れの悪化を防ぐことができます。もしも自助努力だけでは改善が見込めそうにないなら、悪化してひどくなる前にすぐに病院へ行って医師に相談することも重要です。美容師は自分の体が資本なので、我慢しすぎて休職せざるをえなくなる前に、きちんと対応していきましょう。また、美容師には立ち仕事も多いため、足腰が辛く感じることもあります。辛いと感じたらできるだけイスを使用するようにし、身体にかかる負担を減らしてあげてください。

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美容師業界でも人間関係の悩みはある

美容師は美容室などに雇用されていながらも、お客様から指名を受けるなど個々人が独立している側面もあります。そのため、美容師同士の関係は案外距離が遠く、人間関係での悩みが少ない職場だと考える人はいるかもしれません。しかし、人が2人以上集まれば必ず人間関係は発生します。残念ながら美容師業界でもトラブルやいじめが起こることがあり、人間関係で悩む美容師も少なからずいます。傾向としては、美容師が50人〜100人以上所属している規模の大きな美容室やヘアサロンでいじめなどが起こりやすくなっています。人数が多くなるほど人間関係も複雑になるため、問題は発生しやすくなるといえるでしょう。美容室での人間関係の問題に、先輩から後輩へのいじめが挙げられます。

美容師は雇われていながらも、個人で指名を受けるなど独立性の高い仕事です。そのため、お客様から人気のある後輩に嫉妬したり、生意気だと感じたりする先輩美容師が出てくることは珍しくありません。自分の腕や才能に自信を持っている美容師だからこそ、自分以上の成果を上げている後輩を疎ましく思うことがあります。一方で、美容師の仕事には美容師同士のチームプレイも大変重要です。カット、シャンプー、ブローの全工程をひとりの美容師が担当しないケースも多く、カットとブローする人とシャンプーする人が分かれていることは一般的です。そのため、引き継ぎや連携がうまくいかなかった場合にトラブルが発生する確率が上がります。現在所属している美容室で嫌がらせやいじめを受けている場合は、その職場から離れることが賢明です。仕事のストレスと職場のストレスの両方を受けると心身に大きな負担となります。自らの才能を生かせる職場に移ることは、人間関係の悩みを解消する根本的な解決策といえます。

辛いなら1歩踏み出して転職という決断も

美容師は美に関心がある人にとって花形の職業に見えるかもしれませんが、人知れず苦労を重ねている側面もあります。現在美容師として働いている人で精神的・肉体的に辛いと感じているのなら、転職もひとつの手段として頭に入れておくと良いでしょう。

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