美容師のカットスキルの上達方法は?どうすれば上手くなる?

美容師に必要なスキルは多くありますが、その中でもカットのスキルは最たるものでしょう。カラー・パーマなどはお客様によっては不要なこともありますし、シャンプーやマッサージは主にアシスタントが担当するものです。会話のスキルも大事ですが、カットのスキルがあれば短時間で綺麗なカットをしながらでも会話に気を遣う余裕ができます。カットは美容師の仕事のすべての基礎なのです。ここでは、美容師のカットスキルを上達させる方法をまとめます。

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先輩スタイリストから学ぶ時のポイント

どんな職業でも職場の先輩からテクニックを学ぶのは基本と言えます。美容師でもそれは同じで、サロンの先輩スタイリストから学べることは数多くあります。後輩から技術指導を求められるのは、先輩スタイリストとしても嬉しいものです。自分の技術が認められたということなので、喜んで教えてくれることが多いでしょう。

もちろん、教わるタイミングなどには注意が必要です。先輩の休憩時間を奪う、他の業務で忙しい時に声をかけるなどは避けた方がいいでしょう。あくまで先輩に余裕がある時に相談するようにします。

先輩から教わる時に重要なことは、自分で先にある程度自主練習をして課題をはっきりさせておくことです。自主練習をしていないと自分の課題が見えないため、先輩から教わりたいことも曖昧になります。これでは先輩も困るでしょう。

たとえば「ミディアムパーマをおばさんパーマのようにしないためのポイントは何ですか?」という風に具体的に聞かれたら、先輩も教えやすいと言えます。まだパーマの自主練習ができない段階だったら、同じようにカットについて具体的な質問をするといいでしょう。

内容によっては先輩でもできない、わからないということもあります。先輩によっては、できないことを質問されたことでプライドが傷つくこともあるので注意が必要です。事前に先輩の過去のスタイリングをチェックして、その中で特に自分が教わりたいスタイルについて質問するのがいいでしょう。

美容師によっては、自分のレベルがあまりに高すぎて先輩から教わることがないというケースも考えられます。しかし、この場合もやはり先輩からできるだけ教わるようにしましょう。カットの才能では自分の方が上でも、他のスキルや経験では先輩の方が上ということ人も多いはずです。先輩の長所を意識して探し、謙虚に学ぶようにしましょう。

たとえば、美容師としての才能より経験がものを言う仕事は「髪の薄いお客様にどう対応するか」です。髪質の問題もありますが、お客様に自信を持たせるような声かけが必要なので、コミュニケーション力が重要になるのです。例をあげると、お客様が「今の髪型で短く」というリクエストを出したとします。しかし、美容師から見ると「この髪型だと髪の薄さが目立ってしまうので変えた方がいい」ということもあるでしょう。その時、提案する髪型がいかに魅力的でそのお客様に似合っているかということを、心を込めて伝える必要があります。このような接客は、才能のある若手より経験のあるベテランの方が得意なものです。特にベテランだと自らの体でも衰えを自覚していることがあり、お客様の気持ちがわかるのも強みです。

離職率が特に高いと言われる美容師の世界で長く仕事を続けているというだけでも、先輩スタイリストから学べることは多いでしょう。自分のスキルが先輩より高いと思う場合でも、謙虚に学ぶようにしましょう。

動画でカット技術を学ぶメリット

美容師のカットの技術は、ネットの動画でも学ぶことができます。ネットの動画で高い収入を得ることもできる時代であり、美容師の中にも動画で収入を得る人が増えてきています。手間暇をかけてレベルの高い動画をアップすることの見返りがあるので、ネットでも良質なカットの動画が増えてきました。動画より実地で学んだ方がいいと思う人もいるでしょうが、動画には動画のメリットがあります。気になった部分を何度も巻き戻して観られるということです。

特にヘアショーについては実地で観るより動画で観た方が有利なことが多いです。まず実地ではステージとの距離があるため、細かい手元が見えません。バックのスクリーンに映されていることは多いですが、どの道スクリーンで観るなら動画で観ても同じでしょう。また、スクリーンは大きすぎて逆に見づらいこともあります。ヘアショーはカットのスピードも速いので、その点でも肝心のテクニックが見えないことがよくあります。巻き戻して何度も視聴できるという動画のメリットは、特にヘアショーから学ぶ時に活きるでしょう。

動画に対する視聴者の反応を見ることも学びにつながります。美容師志望の学生などが多くコメントを寄せているようなら、自分がチーフやマネージャーになった時の採用手法に使うことも考えられるでしょう。お客様が「事前にこうして技術を確認できるサロンなら安心できる」というコメントを多く寄せていたら、集客の選択肢にもなります。

このように、動画からカット技術を学ぶことは多くの面でヒントがあります。実地で先輩から学ぶことと合わせて、動画での研究も取り入れるといいでしょう。

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SNSのカット動画は技術のエッセンスを学びやすい

ネットの動画共有サービスはSNSにも広まっています。動画共有専門のSNSもありますし、短文投稿のSNSでも最長140秒など長めの動画を投稿できるようになっています。特定のアカウントについては最長10分ということもあります。

時間が短いのでスタイリングの全貌をチェックすることはできません。しかし、その分特に重要な点だけが撮影されているので、逆に学びやすいこともあるでしょう。難しいスタイリングで美容師がつまずく部分はある程度共通しているものです。短いカット動画をアップする美容師もそれを理解して、つまずきやすい部分を重点的に解説しています。

まだまだSNSでの動画共有自体が発展途上なので、メインの研究手法には使いにくいでしょう。しかし、補助的な上達方法としては非常に役立ちます。” web・アプリのサービスを使ってカットモデルを探す “カットのスキルを上達させるためには、実際にモデルの髪をカットすることが不可欠です。このためにモデル探しをする必要があります。街角でモデルハントをするのもいいですが、web・アプリのサービスを利用するのもいいでしょう。

カットモデルを探すためのwebやアプリは複数のサービスが好評を博しています。完全な一般人からモデル経験者まで多くの男女が登録しているので、イメージに近いモデルも探しやすいでしょう。あらゆる種類のランキングがあるので、そのランキングの中からレベルの高いモデルに絞って探すことも可能です。

特に若い女性のモデルを探す場合はアプリが便利でしょう。若い女性がネットを使う時の端末は、パソコンよりスマートフォンが多くなっています。モデル探しアプリに登録する女性も増加傾向にあります。アプリの中で募集の実績を積めば信頼度が増し、より多くのモデルから応募してもらえるようになるでしょう。

モデルの協力を得て、先輩スタイリストや動画から学んだ技術を活かして練習を繰り返せば、スキルはどんどん上がっていくでしょう。アシスタントからスタイリストへの昇格が早くなる、スタイリストからチーフ・マネージャーに早く昇格できるなどの可能性もあります。

スキルの向上に励むのと同時に、その努力を奨励してくれるサロンを探すことも大事でしょう。今勤務しているサロンがすでにそういう環境なら問題ありません。しかし、先輩スタイリストがまったく技術を教えてくれない、不必要な残業が多くスキルを磨く時間がないなどの問題があれば、やはりサロンを変えるべきだと言えます。

いいサロンを探すには、多くの求人情報に触れる必要があります。それも、ただの求人情報誌・サイトではなく、美容の求人に特化している情報誌・サイトの方がいいでしょう。

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