費用が安い通信課程で美容師免許を取得!即戦力として活躍しよう

おしゃれなイメージの美容師を職業にしたいと希望する人は多いのではないでしょうか。美容師として働くためには美容師免許の取得が不可欠です。美容師免許の取得には国家試験を受験し合格する必要がありますが、国家試験の受験要件には美容師養成施設への入学と卒業があります。養成施設では美容師として働くための知識やスキルを身に付けるためのカリキュラムが用意されています。ここでは、美容師免許取得までの流れや美容師養成施設の種類や特徴、修了までかかる費用をまとめました。

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美容師免許を取得するまでの流れ

美容師免許の取得には、まず厚生労働大臣もしくは都道府県知事が指定した美容師養成施設に入学し、そこを修了する必要があります。養成施設を修了することで、美容師免許の国家試験を受験する資格が認められます。養成施設への入学要件は、各養成施設によって異なりますが、中学校もしくは高等学校等の卒業となっています。養成施設では国家試験を受けるために必要な知識やスキルを身に付けるための授業を中心に行います。授業内容は学科授業と実技授業とに分かれています。学科授業では美容師の仕事に関わる法令や制度、公衆衛生や感染症などの環境衛生知識、薬剤知識、ヘア・ファッションの知識など幅広い分野を学びます。実技授業ではカッティング技術やセッティング技術など、美容師の実際の仕事に直結するスキルを学びます。

養成施設によってはネイルや着物の着付け、メイクなど、髪に関する以外の、美容の基本知識・スキルについて学ぶことができます。養成施設が規定する過程を修了すると、国家試験を受験することになります。国家試験は年に2回行われ、2月と8月に実施されています。試験地は全都道府県に設けられるわけではなく、いくつかの都道府県に絞られています。試験は筆記試験と実技試験に分かれ、両試験に合格する必要があります。

ただし試験の免除制度が設けられています。実技試験と筆記試験の両方を受験し、筆記試験のみ合格だった人は申請によって次回の筆記試験が免除されます。また、実技試験のみ合格した場合も同様に次回の実技試験が免除となります。ここ数年の合格率は2月実施では80%前後、8月実施では60%前後で推移しています。2月の合格率が高いのは養成施設の新卒生の受験が多いためです。

2月受験で不合格になった人は8月受験に臨むことになります。国家試験に合格した後、美容師免許取得の申請手続きを行います。申請手続きをして美容師登録が完了すれば美容師免許を取得できます。免許がなければ美容師として働くことはできません。申請をして登録に要する期間は1ヵ月程度ですから、すぐに美容師として働きたい人は合格後なるべく早めに申請した方がいいでしょう。美容師養成施設に入学してから美容師免許取得までは2~3年かかることになります。

美容師免許取得のための養成施設の種類

美容師免許取得のための国家試験の受験には、美容師養成施設の卒業が必要でした。養成施設には昼夜間に通学して学ぶ昼夜間過程と、学校には毎日通わず主に自宅などで学ぶ通信過程とがあります。終了までの期間はそれぞれ昼夜間過程では2年、通信課程では3年が目安となっています。厚生労働大臣または都道府県知事が指定した昼夜間過程の養成施設は、美容専門学校やビューティーカレッジなどの名称で全国に多数存在します。昼夜間過程への入学時期はだいたい4月です。学校では国家試験合格のための勉強を中心に行います。昼間過程では2年間、毎日朝から夕方まで学ぶことになります。勉強以外にもコンテストや学園祭、課外研修などがあり、学校生活を楽しみながらスキルアップできるようになっています。

夜間過程では2年から2年半で修了となります。毎日夕方からの授業で、昼間美容院などで仕事をしている人などが主に入学して学んでいます。卒業するまでの間に、必修科目で1400時間、選択必修科目で600時間、計2000時間以上の授業を受けることが法律で義務付けられています。通信課程の養成施設は全国に200あまりあります。通信課程といっても、学校に通って面接授業(スクーリング)を受ける必要があります。昼夜間過程のように毎日通学するわけではないですが、通学できる範囲の通信課程を選びましょう。通信課程の入学募集は主に年に2回で、4月と10月にあります。

入学後、公益社団法人日本理容美容教育センターから3年間、通信授業の教材が配られます。通信教材を使い、必修科目8科目と選択必修科目5科目を学びます。学んだ内容を報告課題の形で教育センターに提出し、添削指導を受けることになります。修了までの3年間で36通(中卒者の場合は45通)の報告課題を提出する必要があります。面接授業は主に昼夜間過程の夏休みや春休みなどの長期休業期間中に行います。

3年間のうちに美容院等の従事者で300時間以上、非従事者で600時間以上受けることが法律で義務付けられています。養成施設が報告課題と面接授業の成績を総合的に評価し、修了の採否を決定します。昼夜間過程と通信課程で国家試験の合格対策の面から比較すると、昼夜間過程の方が有利と言えます。通常、週5日学校で試験対策のために授業を受けることができるからです。通信課程では昼間働きながら勉強している人が多く、試験対策に使える時間はオフの限られた時間しかありません。それでも、通信過程で勉強している人は美容院などで経験を積んでいるため、国家試験に合格できればスムーズに美容師の仕事に入っていくことができます。

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各過程の特徴と実際にかかる費用

各過程の特徴や費用について見ていきましょう。昼間過程は高校卒業後に入学する人が多い傾向にあります。ワインディングやメイクなどの高度な技術を磨くことができます。さらに、短大や大学と同じような学校生活を満喫でき、交友関係も広がりやすいと言えます。また、国家試験対策にじっくり取り組める点も魅力的です。費用は2年間で総額200~300万円となります。夜間過程を設けている養成施設は少ないです。主に社会人を対象とする過程で、昼間仕事などをしている人が夕方から通学できるのが特徴です。授業内容も昼間過程とほとんど変わらず、講師の講義を直接受けられる点で十分国家試験に対応可能な内容となっています。

費用は200万円前後と昼間過程に比べてリーズナブルではあります。通信課程の特徴はとにかく費用を抑えて美容師免許を取得できることです。3年間の費用は50~100万円となっています。昼間働くこともできるので、美容院で美容師になるための経験を積みながら免許取得が狙えます。勉強した内容を現場ですぐに確認したり、使ったりできるので、学習内容が身に付きやすいでしょう。通信課程では自分の生活スタイルに合わせて勉強時間を自由にスケジューリングできるため、マイペースで学ぶことができます。300~600時間以上の面接授業も確保されていますから、教材で理解できなかった箇所を講師に聞くことも可能です。

通信課程を修了し、無事美容師免許を所得できれば、美容院で即戦力として活躍できるでしょう。どの過程に入学するかは各自の置かれた環境などによって決めることになりますが、あくまで美容師養成施設は国家試験合格のための知識・技術を身に付けるための場所です。最終目標はあくまで美容師免許を取得し、美容師として活躍することです。そして活躍できる場をなるべく早く見つけることです。

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