美容師が貧乏な時期を乗り切るための3つのポイント

美容師は一般の会社員と比べると低年収になります。特にアシスタント時代の月収は低いので、生活が苦しいと感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、やり方次第ではアシスタント時代でも、それなりに余裕がある生活を送ることはできます。ここでは、美容師が生活の苦しい時代を乗り切るための3つのポイントとして「プライベートでもサロンワークでも使える服の選び方」「一人暮らしの物件の選び方」「先輩から服や小物のおさがりをもらう」という内容を説明します。

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プライベートでもサロンワークでも使える服の選び方

美容師は私服でする仕事です。そしてその私服もおしゃれでないといけません。毎月一定以上のお金を服に使う必要がありますが、プライベートの服とサロンワークの服を分けていると、出費が2倍になってしまいます。そのため「どちらにも使える」という服を選ぶのが大前提です。

服選びの条件として「あまり個性的な服は避ける」という点が重要になります。美容師は個性も大事ですが、パンクファッションなどあまりに個性的すぎるものは、店舗のイメージを崩してしまう恐れがあるためNGとなります。できるだけ「コンサバ」で一般受けする服を選ぶようにしましょう。大抵のサロンは一般的な若い世代のファッションだったら、雰囲気に合うようになっています。「ファッション誌に載っているようなコーディネート」なら大抵大丈夫だと思ってください。

続いて、サロンワークに使うわけですから、ある程度動きやすいことが大事です。特に手元の動かしやすさは美容師の命ですから、手元がひらひらするなどして作業がしにくい服は避けるようにしましょう。また、カラーなどで汚れることもあるので汚れが目立つ服も避けるのが賢明です。

着回しがしやすい服を選ぶのも重要です。たとえば、パーカーやトレーナーを多く買うのは考えものです。「上半身をすべて覆う服」は簡単に着たり脱いだりできるのはいいのですが、これらの服は「着こなしで違う服に見せる」ということができません。数が多くないと「また同じ服」と思われてしまいます。一般の会社なら「同じ服」でもある程度は問題ないでしょう。しかし、美容師の世界では「仕事をまじめにやる気がない」と思われてしまうのでNGです。できるだけ着回しがしやすく、同じ服でも組み合わせ次第で違う服に見えるタイプのアイテムを選びましょう。

色のバリエーションを増やすのも大事です。毎日違う服でも色が同じだといつも似たような服を着ていると思われてしまいますし、「似たような」どころか「同じ服」と勘違いされてします可能性もあります。美容師としてのセンスを磨くためにもカラーコーディネートには強くなった方がいいので、意識的にあらゆる色の服を着こなすようにしましょう。

住む場所はサロンまでの距離と家賃のバランスで決める

美容師の生活が苦しい時期で、特に大きな負担となるのが家賃でしょう。家賃は安い方がいいですが、サロンの求人は都市部や駅前など便利な場所に集中しています。このため安い物件だとサロンとの距離が遠くなることもあります。

都市部や駅前でも、古いアパートなら安い家賃で借りられることもありますが、隣の音がうるさい、水回りで不具合が出るなどのトラブルで生活のストレスが溜まることも多くあります。内覧をしっかりして「この物件なら大丈夫」と確信できた物件ならいいでしょう。しかし、そうでなければ「安い」というだけで物件を決めるのは危険です。

駅前から遠い場所など不便な立地になれば、安い家賃でもいい部屋を借りることができます。この場合は逆に「毎日の通勤時間が長くなる」というデメリットもあります。このデメリットと「安い家賃でいい部屋に住める」というメリットを比較しましょう。そして、一番バランスがいいと自分が思えるところで、決定するのがいいでしょう。人によっては、通勤時間が長いのはそれほど苦にならないこともあるかもしれません。車の渋滞などは大抵の人が嫌でしょうが、歩きや自転車ならいい運動になりますし、むしろ毎日片道30分くらいは歩きたいという人もいるかもしれません。

サロンから遠い場所になる場合、交通費がかかるなら当然要注意です。サロンが交通費を出してくれることもあれば、出してくれないこともあるでしょう。また金額の上限もあります。もし物件探しと仕事探しを同時にしているなら、求人情報を見る時に交通費のルールもチェックし、それと合わせて物件を選ぶのもひとつの手です。

初期費用を払えない場合は「礼金・敷金ゼロ」という物件を選ぶのも良いでしょう。中には「その分家賃や共益費が高い」という物件もありますが、単純に大家さんが早く借り手を見つけたくて初期費用をなしにしている物件も多くあります。現時点でお金がある人でもない人でも、このような理由で初期費用がかからない物件はお得と言えます。

さらに物件によっては最初の1カ月や2カ月が「フリーレント」となっているものもあります。家賃がかからないということです。1カ月~2カ月あれば、その間の給与で家賃を払えるだけの余裕ができるでしょう。手持ちのお金がない人なら、このような条件で物件を絞り込むのも有効な方法です。ただ、フリーレントの物件は礼金・敷金ゼロの物件と比較して、その後の家賃が高い物件がやや多めです。この点のみ注意してください。

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先輩や同僚におさがりをもらう&服を共有する

どうしても給与だけでは服を満足に買えない場合には、先輩や同僚から要らなくなった服をもらうのもひとつの手です。同期だと同僚もあまりお金がないことが多いので、おさがりをもらうなら先輩や店長が多くなるかもしれません。先輩や店長にとっても自分が使っていた服を大事に来てくれる後輩やスタッフというのは可愛いものなので、コミュニケーションの点でプラスになることもあるでしょう。

一部の美容師がよく使っている方法は「同僚と服を共有する」というものです。身長やウエストなどのサイズが近い同僚なら服を共有しても違和感はないでしょう。ここでも個性的な服は選ばず万人受けする服を選んでおけば、どちらが来てもある程度馴染むものです。特に服を選ぶ段階から一緒に選んでいれば、さらにお互いにぴったり合う服を選べるでしょう。これもやはり単純に服代を安くできるということにとどまらず、同僚とのコミュニケーションという点でもプラスになります。服を選ぶ時間が多少かかりますが、それでも同僚との間で人間関係の問題がないことは、美容師が気持ちよく仕事をする上で大きなプラスになります。「人間関係でつまずく」というのは美容師が仕事を辞める原因の大きなもののひとつですから、服の共有を通して同僚と仲良くなれることには、大きな意義があるでしょう。

このように、美容師が生活の苦しい時期を乗り切るコツはいくつかあります。こうした工夫をすれば何とかやり過ごせますが、やはり最初から給与が高いサロンに勤務する方が、負担が小さいのは確かです。特に美容師の場合ハサミなどの道具にも投資する必要がありますし、このような部分でお金をしっかり使うことはお客様のためにも重要なことです。

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