スタイリストとして成功するには?美容師が指名を増やす方法

スタイリストとして成功するには?美容師が指名を増やす方法 スタイリストになると、アシスタント時代とは違うことがたくさん出てきます。お客様のカットやスタイリング全般を任せられることになりますが、指名があるかどうかも重要です。指名されないスタイリストは美容師として致命的と言えるかもしれません。美容師として成功するためには、指名数の多い人気スタイリストになることが課題のひとつです。お客様に信頼され、多くの指名を得るためにはどうすればいいでしょうか。指名数を上げる方法や心がまえについて解説します。

自分の強みを分析してさりげなくアピール

サロンによってお客様にアピールする材料はさまざまです。オーナースタイリストを前面に押し出して人気を得ているサロンもあれば、サロン全体で店の雰囲気を押し出しているサロンもあります。しかしどのようなサロンでも、そこで働くすべてのスタイリストが同じ技術や特徴を持っているとは言いきれません。同じサロンのスタイリストでも、それぞれに得意なものは分かれてきます。サロンの中で差別化を図るには、まず自分の強みは何かを分析してみましょう。カットが得意なのか、それともパーマやセットが得意なのか、自分が自信を持って提供できるものに気づくことが重要です。それが分かれば、それをお客様に対してアピールしていくようにしましょう。

カットの上手いスタイリストは、それだけでも指名が期待できます。特に癖のある髪質の人にとって自分の髪質を生かしてカットができるスタイリストは嬉しい存在ではないでしょうか。パーマやセットに関しても同様のことが言えます。スタイリストとして仕事を始めたばかりの頃はなかなか難しいかもしれませんが、経験を積んでいけば次第に自分の強みも分かってくるでしょう。カットやセットではなくても、カラーのセンスや技術が素晴らしいことも現代のスタイリストには求められる条件です。同じ日本人であっても肌質がそれぞれに異なるのと同じように、髪の色素も人によって違います。お客様が求めるカラーに仕上げるには同じカラー剤を配合しても本人が持つ本来の色素で異なってしまうこともあります。

スタイリストとしてできる技術の中で自分が特化しているものは何か、またお客様の反応が良いものは何かを分析してみましょう。自分の強みを知るのは、毎日の仕事を通しながらでも可能です。

SNSを活用する!集客で指名数もアップ

サロンの集客アップを図るツールとしてSNSを活用することは、今ではごくごく普通のことです。スタイリストもサロンのブログだけに頼らず、自分でも独自にSNSで発信してみましょう。日々の何気ない日常でもいいですが、どのようなスタイリングをしたかという内容を発信するとお客様にとってスタイリスト選びの判断材料になります。また、自分でできるスタイリングやアレンジのアイデアを発信するのも人気の傾向が見られます。自分でできるスタイリングやアレンジをSNSで発信すると集客につながらないのではと考えてしまう人もいますが、実際は逆です。自宅で素人が簡単にできるというアレンジやスタイリングを提供してくれるスタイリストは注目されやすく、信頼して施術を任せられるという印象を与えやすくなります。新しいスタイリングの提供はなかなか大変かもしれませんが、お客様の許可が得られれば自分が実際に施術を行った写真をアップするのも良いアピール方法です。

スタイリストとしての技術を伝えること以外にもSNSの活用方法はあります。それは、予約状況などを発信するというものです。行きつけのサロンの予約状況が分かることはお客様にとって便利ですが、それだけではありません。イベントなどを取り上げて空き状況などを入れてみましょう。例えば「クリスマス前にカラーチェンジをして髪をきれいにしませんか。25日までの予約状況は〇日が空いています。ご予約お待ちしています」といった具合です。予約が埋まっていると、人間の心理として何となく早めに予約を入れておこうと考えたくなります。もちろん感じ方は個人差がありますが、予約状況や季節の挨拶などこまめに発信して指名数のアップにつなげましょう。

肝心なのはセンスや技術力!実力で指名を増やす

スタイリストとして最も差別化を図れるのは、やはり何といっても優れた技術を持っていることです。せっかく集客アップできて指名にこぎつけてもカットもパーマも、そしてセットも今ひとつではお客様はついてくれません。ガッカリされてしまうこともあるでしょう。一度お客様が離れてしまうと、なかなか戻すのは大変です。これはもともと高い技術力を誇っていたスタイリストにも言えることなので注意したい部分と言えます。自分の技術の高さに自信過剰になってしまい、新しい技術の習得やトレンドの研究などをおろそかにしてしまうからです。

髪を美しく整える技術とそれを生かせるセンスがあるかどうかは、良いスタイリストの条件と言っても過言ではありません。お客様は休日など大切な時間を使ってサロンにやってきます。女性であれば、メニューによっては2万円前後を1回の美容室通いで使う人は少なくないでしょう。時間とお金をかけて思うようなスタイルにならないと、次は指名されないかもしれません。また、それだけでサロン自体を変えてしまう人もいます。

指名数を上げるにはまず確かな技術を身につけることです。苦手な部分があれば徹底して上達できるように練習しましょう。さまざまな髪質の人に合わせて思い通りのスタイリングができると、口コミで広げてもらえることも期待できます。髪質に合ったカットやパーマができるか、そして骨格を生かせるかどうかもポイントです。サロンごとの規定を設けているところは多いですが、そこから逸脱しなければ自分のやり方を新たに作るのもいいかもしれません。カットの技術、そしてスタイリングの技術とセンス磨きを常に怠らないように心がけることが大切です。

でもこれも大事!コミュニケーションで心を掴もう

美容師といえば施術だけではありません。会話も美容師に求められるサービスのひとつです。そしてこれはスタイリストに限らず、アシスタントにも言えることでしょう。技術を提供しながらコミュニケーションも求められるので、美容師は人見知りする人や会話が苦手な人には不向きな職業かもしれません。友人と過ごすことが好きな人や初対面でも相手の気持ちに添える人は、美容師に向いています。

会話が楽しかったり自分の意図を上手に汲んでくれたりするスタイリストは、それだけでも人気です。お客様にとってサロンを訪れることは髪をきれいにするということだけでなく、リラックスする時間にしてもらいましょう。それは施術が上手いということももちろん必要ですが、会話や雰囲気でも作ることができます。何より話しやすいということはお客様が求めているスタイルのイメージを上手に引き出すことにもつながります。気分良く会話をしながらさらに自分のイメージに合ったスタイリングをしてくれるなら、それはお客様にとって信頼できるスタイリストとして映るでしょう。お客様に対してNGな行為は、お客様の欠点など気にするような部分を指摘してしまうことです。髪質や長さによっては確かにできないスタイリングもあります。そんな場合もソフトな話し方を心がけ、可能なスタイリングを上手にアドバイスしましょう。自分に似合うスタイルを提供してくれるスタイリストは、多くの人が指名したくなるのではないでしょうか。

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