美容室のレセプションとは? 仕事内容を紹介|レセプションに向いている人とは

美容室には、カラーやカットを担当する美容師やアシスタント以外にもレセプションという仕事をしている人がいるのをご存知ですか?

レセプション(reception)には、さまざまな訳がありますが、美容室ではおもに「受付・フロント」を意味します。レセプション以外にも、「レセプショニスト」と呼ばれることがあります。

しかし、美容室のレセプションという業務は、受付だけではありません。今回はレセプションの仕事内容や、レセプションに向いている人について紹介します。レセプションの仕事に興味のある方は参考にしてみてくださいね。

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美容室のレセプションとは?

美容室のレセプションの仕事は、お客様が入店してすぐの受付業務をはじめ、電話対応や予約管理、会計業務などがあります。

美容室によって業務範囲は異なりますが、レセプションはお客様がお店で最初に接する人であり、お店の印象に直結することもある重要な任務です。

レセプションによる受付や退店時の声かけ、電話対応などは、お客様にとってお店全体のイメージにも繋がります。

なぜ? レセプションが必要な理由とは

お店の印象を左右するともいわれるレセプションですが、なぜ美容室にはレセプションが必要なのでしょうか?

レセプションが必要な理由としてまず1つは、受付などの業務を担当するレセプションがいることで、カラーやカットをおこなう美容師はその仕事に専念することができるということがあげられます。

さらに、レセプションもお客様への対応に集中し、お客様満足度やリピート率の向上に努めることができるため、双方にメリットがあります。

また、レセプションがいることで、施術中に来店したお客様や電話の対応をして、お客様を待たせてしまうということも避けられます。

レセプション・受付の主な仕事内容について

それぞれの美容室により、レセプションが対応する業務の幅は異なります。ここではレセプションが一般的に任されることの多い、6つの業務について見ていきましょう。

1.お客様の対応

美容室に来店したお客様が、最初に接するのがレセプションです。なかには初めての来店で、緊張感や不安感があるお客様もいるかもしれません。そのようなお客様の気持ちに寄り添い、誠実な対応をすることでお店への印象を向上させられます。

また、リピーターのお客様には、「いつもありがとうございます」と笑顔で話しかけたり、前回来店されたときの会話の内容を振ったりすることで、好印象を持たれやすくなるでしょう。お客様の手荷物を預かることも大切な仕事です。

他のお客様の物と間違えないように、徹底した管理を行うことも重要です。お客さまのバッグやコートなどを預かる際は、傷や汚れがつかないよう細心の注意を払い、常に手を清潔な状態に保つことも大切です。

それに加えて、お見送りも美容室の印象を左右する大切な業務のひとつです。笑顔でお客様をお見送りして、また来店したいと思わせるような対応が求められます。

2.電話対応

美容室の予約方法には、インターネット上からの予約に加えて電話予約も多く見られます。電話はお客様とのファーストコンタクトになる場合も多く、この電話応対によりお店の第一印象が決まるといっても過言ではありません。

言葉遣いや対応には十分注意を払うことが大切です。電話口では明るく、ハキハキとした口調を意識すると好印象につながります。

電話予約ではお客様から日時やメニュー内容の希望を聞くことが一般的ですが、なかにはメニュー内容について相談されるケースもあります。返答に困らないように、メニュー内容の詳しい情報や施術にかかる時間などはきちんと把握しておきましょう。

また、電話の内容は予約だけではなく、クレームにも対応しなければならない場合があります。相手の話に耳を傾け、その相手にとって最善の対応ができる臨機応変さが重要になるでしょう。

3.予約管理

予約管理の方法はパソコンや紙面など美容室により異なります。パソコンで予約管理をしている場合は、簡単なパソコンスキルが必要になるでしょう。

予約管理はお客様の予約状況やスタッフのシフトを考慮しながら、バランス良く振り分けを行うスキルが求められます。

この振り分けがスムーズにできないと、お客様を長時間待たせることになったり、スタッフに負担のかかる時間配分になったりする原因につながります。

予約の入り具合はお店にとって要ともいえる重要なポイントです。予約管理はレセプションの仕事のなかでも、特に責任の大きい業務といえるでしょう。

4.会計業務

会計業務では施術内容の確認や、クーポン利用の有無などの確認を行います。会計の内容が間違っているとトラブルを生むきっかけになるので、慎重な対応が求められます。

また、なかには施術が長引き、急いでいるお客様もいるかもしれません。会計は慎重かつ速やかに行うことが、お客様の満足度を向上させるポイントでしょう。

5.在庫管理・事務作業

美容室によっては、施術に必要な物や備品などの管理、発注を任されることもあります。薬剤やシャンプー、衛生用品など必要なものは数多くあり、管理は簡単ではありません。

在庫がなくなってしまうと、お客様の要望に応えられなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。ミスやトラブルを避けるために、美容師や先輩などに相談しましょう。

また、必要書類の作成やスタッフの勤怠管理など事務作業を担当することもあります。

6.営業・マーケティング

美容室は、公式ホームページを設けていたり、最近ではSNSを活用しているところも増えています。新しいメニューなどを更新したり、お店の情報を発信したり、問い合わせに対応する人が必要です。

こういったメディアの管理や運用、それにともなう対応など、営業やマーケティングの活動をレセプションが担当する場合もあります。

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レセプションに向いている人とは?

レセプションは、対応によって美容室の印象を左右する、影響力のある存在です。美容師と違って資格が必要な職務ではありませんが、お店の窓口としての役割を担うものですし、スタッフとのコミュニケーションが欠かせません。

ここからは、レセプションに向いている人の性格や特徴を紹介します。

1. 丁寧な対応ができる人|気配りが行き届く人

丁寧な言葉遣いや、相手を尊重する態度で対応ができる人はレセプションに向いているといえます。お客様が最初に接する相手だからこそ、言葉遣いや態度には配慮が欠かせません。

美容室にはいろいろなお客様がいらっしゃいますから、お客様に合わせた気配りが行き届く人もレセプションに向いています。

たとえば、寒い日にはブランケットを渡したり、飲み物を提供するタイミングを見計らったり、待ち時間が長くなりそうであれば声かけをしておくなど、お客様が快適に過ごせるよう配慮できる人です。

2. コミュニケーション能力が高い人

お客様への対応はもちろん、スタッフとお客様との間を取り持つことができる人もレセプションに向いているといえます。

お客様から話を聞き、必要な情報をスタッフに共有したり、片付けや掃除など可能な範囲のサポートを自主的におこなうことで、スムーズに施術ができます。

スタッフ全員がチームとして働けるように、お客様にも配慮をしながらコミュニケーションが取れることが大切です。

3. 明るく元気な人

美容室にかぎらず接客は、笑顔や明るく元気な印象を与える人に適した仕事です。レセプションは、お客様やスタッフとのコミュニケーションが欠かせませんから、明るくハキハキとした対応ができると、よい印象を与えます。

初めていらっしゃるお客様は、緊張していたり、不安や居心地の悪さを感じる方もいらっしゃいますから、そういった方にも寄り添った対応を心がけましょう。

4. 美容師経験のある人|美容知識のある人

レセプションは、お客様から美容や施術に関する質問を受ける場面もあります。美容師の経験がある人は有利です。経験がなくとも、美容学生や美容知識がある人は、お客様の質問に答えられることもあるので、レセプションに向いています。

実際に、レセプションとして美容学生のアルバイトを募集しているところもあります。

5. 美意識が高い人|トレンドに敏感な人

美容のトレンドに敏感な人や、そのお店に相応しい髪型やメイクなどを選択、維持できる美意識の高い人はレセプションに向いています。

美容室は、美容師・レセプション関係なく「美」を提供する場所ですから、美容への関心があることも重要です。お店の顔ともいわれるレセプションは、お店のイメージに合わせて身だしなみに気を配り、お客様への印象を意識しましょう。

レセプションとして働くには?

レセプションは、お店によってはアシスタントや美容師が兼任していることもありますが、専任のレセプションを募集しているところもあります。

しかし、レセプションの求人は倍率が高い傾向にあり、狭き門となるお店も存在し、人気の職業です。レセプションとして働くにはどうしたらよいのかみてみましょう。

レセプションとして働くには資格が必要?

美容師として働くには国家資格が必要ですが、レセプションという職業には、特別な資格は存在しません。しかし、美容にたずさわる職種は華やかなイメージを持たれることが多く、人気なため、美容師の免許や経験があると有利になることもあります。

自分の強みをアピールしよう!

レセプションに向いている人を紹介しましたが、それに該当する以外にも、接客に活かせる強みがあれば積極的にアピールしましょう。

たとえば、パソコンスキルがあることや外国語に対応できること、接客業やコールセンター業の経験があるなど、美容室にとって「自分を雇うことに意味がある」と思ってもらえるような自己PRを考えてみてください。

レセプションは美容室の顔! 自分の強みを活かして働こう

レセプションは、施術以外の場面でお客様とたずさわることのできるやりがいのある仕事です。お客様とスタッフとの架け橋にもなり、お客様の印象に影響を与える美容室の顔でもあります。

さらにレセプションは、資格がなくてもなれる一方で経験やスキルなどの「強み」を活かすことができる仕事です。それ以外にも、接客や誰かのサポートをすることが好きであったり、美容やトレンドを追求することが好きという人にも向いています。

興味がある人やスキルがある人は、ぜひレセプションを目指してみてはいかがでしょうか。

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