美容師のマネージャーの仕事内容は?なる方法・必要なスキルのまとめ

美容師は40代が定年とよく言われます。40代になっても美容師を続ける方法は主に2つで、1つはマネージャーになること、もう1つは自分で開業することです。「開業するよりマネージャーとしてサロンに残りたい」と思っている人も多いでしょう。ここではサロンのマネージャーの仕事内容・マネージャーになる方法・必要なスキルなどをまとめます。マネージャーとして、長く安定して美容師の仕事を続けたいと思っている人はぜひ参考にしてみてください。

履歴書なしで応募可能!

「美容師×経験者歓迎」で探す

サロンマネージャーの仕事内容のまとめ

マネージャーの仕事内容は多岐にわたります。まず店舗のスタッフの育成や管理をします。技術指導に始まり、労働時間などの勤怠管理、モチベーション向上のための工夫などをします。

店舗で扱う商品の管理もマネージャーの仕事です。販売計画を立て、計画と現実の結果の差異を見て計画を修正し、お客様から求められている商品を多く販売できるようにします。魅力的な商品を見つけてくることもマネージャーの役割です。

売上やコストの管理もマネージャーの重要な業務です。毎日の売上を計算するだけでなく、何にどれだけのコストがかかっているか、一番利益に貢献しているサービス・商品は何かなどを洗い出します。そのデータを元にオーナーと話し合い、オーナーには見えない現場の視点からの意見を出します。

フリーペーパー・雑誌・チラシなどを活用した集客も担当します。これらの媒体の担当者との交渉をし、写真や文章など必要なファイルのやり取りをします。また、それぞれの広告にどれだけの効果があったかなどの測定もします。紙媒体の広告だけではなく、webを活用した集客もします。サイト・ブログ・SNSの更新、サロンによってはアクセス解析などです。アクセス解析によって自店がどんな理由でお客様から支持されているかわかるので、それを元にオーナーと共に経営計画を立てるなどします。

インテリアの管理もマネージャーがすることが多いです。店舗をオープンする時のインテリアは専門の会社が手掛けますが、その後の管理は大抵マネージャーの業務になります。観葉植物のメンテナンス、クリスマスやハロウィンなどのイベント時の飾り付けなど、インテリアに関する仕事は多々あります。美容師はインテリアの仕事が好きな人が多いので、信用できるスタイリストに任せているマネージャーもいます。

清掃を徹底させるのもマネージャーの仕事です。日々の清掃が行き届いていればお客様の満足度が高まるのはもちろん、内装や備品の寿命も長くなります。長期的に見てコスト削減の点でも、経営に貢献できるのです。清掃はやみくもに作業させるだけではなく、作業を効率化できる清掃用具などを手配する必要もあります。なかなか落ちない汚れでも、重曹や酢などの意外なもので簡単に落ちることがありますが、このような知識によって清掃を効率的にするのもマネージャーの仕事です。

店舗の防犯も重要です。閉店時の施錠などでうっかりミスが起きない体制を作るために、気づいたことがあればオーナーに提案します。特に1階の路面店では防犯の工夫も多く必要になるでしょう。

サロンをあげてコンテストに出場する時は、その陣頭指揮もします。スタイリストに技術指導をする、練習用具のマネキンなどを安価で豊富に調達する、スタッフが練習し過ぎて通常業務に影響が出ないように管理するなどの仕事があります。

このようにマネージャーの業務は非常に多彩です。多くの仕事があることにやりがいを感じる人はマネージャーに向いていると言えます。

マネージャーになるにはどうしたらいい?方法のまとめ

マネージャーになる方法の基本は、長く同じサロンに勤務することです。他のサロンからマネージャーとして抜擢される場合でも、1つのサロンで長く勤務し実績を残した人が選ばれることが多くなっています。マネージャーは特に人間関係で忍耐力が問われるケースが多いため、1つのサロンでの勤務を堅実に続けた美容師が信用されやすいのです。特にそのサロンでそのままマネージャーになるならなおさらです。

しかし、ただ長く勤務するだけでマネージャーになれるわけではありません。マネージャーとしての実力を証明するため、若い頃からあらゆる努力が必要になります。まず技術面では多くのパターンのカット・パーマを修得し、モデルカットなどで周囲に積極的に見せることが重要です。そのスタイリングをサロンのヘアカタログや雑誌などで多く採用してもらえば、周りのスタッフも認める実績になります。また、周囲に見せることで改善のためのアドバイスも多くもらえるでしょう。

営業面では自分の指名客を多く持つことです。マネージャーになったらスタイリストに対してもある程度売上を伸ばすよう指導しなくてはいけません。そのマネージャーが現役時代に多くの指名客を確保していたら、営業の指導でも適切なアドバイスができますし、スタイリストの側も信用してくれるでしょう。

webやパソコン操作に関する技術を修得し、それを資格などでアピールするのもいいでしょう。現代のサロンはweb集客が必須となっているため、そのスキルがあることはマネージャーになる上で確実に有利になります。

その他、マネージャーとして昇進しやすい要素は多くあります。美容師としての基本に加えて、店舗運営に関する多くの能力を伸ばせば、マネージャーになりやすいと考えてください。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

マネージャーに必要なスキルは?どんな能力があればいい?

マネージャーに必要なスキルは、基本のスタイリングの技術に加えて、経営に関するすべてのスキルです。スタッフをまとめる力・経営計画を立案する力・インテリアのセンスなど、必要とされるスキルはいくらでもあります。できるだけ早くマネージャーとして認めてもらいたい場合は、これらのスキルを持っていることが証明できるように、資格などを取得するのも1つの手でしょう。資格があればその分野に関する仕事を与えてもらいやすくなります。その仕事で結果を残せば、マネージャーとしても採用されやすくなるでしょう。

逆に、マネージャーのスキルには資格などで可視化できないものもあります。たとえばコミュニケーション力ですが、今勤務しているサロンでそのままマネージャーになるなら、今いるスタッフとの関係が良好であることが不可欠です。具体的なスキルを修得するのも大事ですが、一緒に働くスタッフを大切にして相手からも大切にされるという基本的なことが、やはり最重要です。

その他、必要とされるスキルは日々の仕事の「頼まれごと」の中でわかってきます。店舗ごとにスタイリスト時代から店長・オーナーに頼まれた仕事を的確にこなしているうちに、自然とその店舗でマネージャーになるために必要なスキルが身についていくでしょう。

マネージャー候補を募集しているサロンに転職するのもあり

将来的にマネージャーになりたいと思っている美容師は、マネージャー候補を募集しているサロンに勤務するのも有力な手です。マネージャー候補を求めていないサロンで、マネージャーになろうとしている努力を見せると、現時点のマネージャーから疎まれるリスクがあります。しかし、候補を正式に応募しているサロンだったら疎まれることはないでしょう。

サロンは少人数で運営している店舗が大部分なので、マネージャー候補を募集している所は限られます。見つけるためには多数の求人情報をチェックする必要がありますが、フリーペーパーなどで探すよりネットの方が効率的でしょう。特に美容求人の情報に特化しているサイトであれば、イメージに近い店舗がより探しやすくなります。

履歴書なしで応募可能!

実際の求人を見てみる

この記事をシェアする

編集部のおすすめ

関連記事

近くの美容師求人をリジョブで探す

株式会社リジョブでは、美容・リラクゼーション・治療業界に特化した「リジョブ」も運営しております。
転職をご検討中の場合は、以下の地域からぜひ求人をお探しください。

関東
関西
東海
北海道
東北
甲信越・北陸
中国・四国
九州・沖縄