集客には欠かせない！美容師のホームページ作成術
美容院の経営を安定させるためには集客が欠かせません。個々の美容師も集客活動が求められる場合もあります。集客にはさまざまな方法がありますが、ホームページによる集客は基本といえます。ホームページの出来栄えやアクセス対策によって集客への役立ち度は大きく変わってきます。そこで、美容師がホームページを作る場合のポイントに関し、コンセプトの重要性やスマートフォンとの親和性や操作性、さらにはSEO対策などについてお伝えします。
美容室のコンセプトに合ったホームページにする
美容師が勤めている美容室のホームページを作成する場合に大切なポイントは、美容室のコンセプトに合ったホームページにすることです。通り一遍の美容室紹介用ホームページでは、多数のサイトがある中で埋もれてしまいます。とりあえず美容室経営には欠かせないらしいから作ってみたという程度のホームページでは集客はおろか美容室の存在に気付いてもらうことすらほとんど期待できない可能性があります。サイトを訪れた人に美容室のコンセプトをしっかりと訴求できるホームページを作ることを意識する必要があります。
具体的には、デザインを工夫することが重要になります。特に色使いに注意するとよいでしょう。例えば、白と黒を基調にしたシンプルなホームページにすると、コンテンツの内容をより際立出せることができるといわれています。多くの色を使ってしまうと、かえってごちゃごちゃした印象になり、コンテンツに目がいかなくなってしまう可能性があります。見やすい配色やデザインにしましょう。
定番のコンテンツとしては、店舗の詳細やスタッフ紹介、メニューと料金そしてヘアスタイルの提案などがあげられます。それぞれのコンテンツについてわかりやすいものにするように心がけましょう。そのためには、美容院のコンセプトをあらかじめはっきりさせておくことが重要です。コンセプトが明確でなければ出来上がったホームページの内容もありきたりになってしまいます。コンセプトを明確にするためには、美容院の得意分野を打ち出す必要があります。その得意分野が訴求できるようなホームページにしましょう。無駄な情報を省いて得意分野を訴求するホームページを作ることができれば、その意図を理解して興味を持ったお客様が来てくれるようになるはずです。
スマートフォンからのアクセスを意識する
ホームページを作成するうえで注意すべき点は、スマートフォンからのアクセスを意識することです。ホームページを見る人はパソコンからアクセスするとは限りません。スマートフォンの普及によりパソコンを持たなくなった人も増えているといわれています。スマートフォンでSNSなどを操作している途中でメッセージや広告から美容室のサイトに移動するというケースも増えています。どんなサイトにもパソコンではなく、まずはスマートドンからアクセスするという人もいます。その傾向は美容院のサイトを見る人も例外ではないでしょう。
ホームページを作成する段階からスマートフォンでのアクセスを意識して見やすいレイアウトにすることは可能です。アクセスしてくるデバイスの種類を認識して自動的に切り替えわるホームページすることもできます。パソコンでのアクセスを前提にサイト構築をしたあとでスマートフォン用のレイアウトやデザインを付け加えることで、パソコンによるアクセスでもスマートフォンによるアクセスでもストレスなく閲覧できるサイトに仕上げることができます。さらにサイト構築の段階でパソコン向けから作りこむのではなく、モバイルファーストと呼ばれるスマートフォン優先のサイト構築方法で作り込むことも考えてみましょう。
パソコンで閲覧する場合の特徴はテレビのように画面が横長になることです。一方、スマートフォンで閲覧する場合は主に縦型の画面で閲覧します。もちろん横向きの画面に切り替えてみることもできますが、ストレスなく閲覧してもらうためにはスマートフォン用のホームページは縦型閲覧に最適化することが大切です。
ホームページは作った美容師が満足するためのものではありません。閲覧する人が見やすいことを優先させるべきでしょう。そういったホームページを作る姿勢が結果的にアクセスを増加させ集客に役立つことにつながっていくでしょう。
操作性や利用しやすさをおろそかにしない
美容師がホームページを作る場合は、操作性や利用しやすさも考えなければいけないでしょう。ホームページは閲覧してもらうことが大切ですが、見た人がストレスなく操作できることも欠かせません。ホームページの役割は、美容院の存在を知ってもらうことだけではなく、予約を入れて来店してもらうことにつなげる役割もあります。美容院の顔としての役割だけでなく24時間休みなく働いてくれる営業としての役割もあるのです。集客につなげるためには、操作性が高く利用しやすいホームページに仕上げることがポイントです。
具体的には予約ボタンなどを見つけやすい位置に配置する、押しやすいボタンの大きさにするなど、デザイン段階から操作性を意識して作りこむことが欠かせません。ボタンは中央か右側に配置すると、右利きの人には操作しやすいといわれています。また、行間や余白が少なくてパッと見て読む気がなくなってしまうような記事レイアウトにならないように気をつける必要もあります。さらに広告表示が目立ってしまうサイトサイトレイアウトも避けた方がよいでしょう。サイトを訪れた人が読みにくいと感じた場合、再び訪れてくれなくなる可能性もあり、せっかくの見込み顧客を逃してしまいます。見やすさや操作しやすさを強く意識したデザインやレイアウトを心がけましょう。
SEO対策とSNSとの連動で集客につなげる
美容師が作る美容院のホームページは最終的に集客につなげるという目的があります。集客につなげるためにはコンテンツがコンセプトに合っていることや操作性の良さなども大切ですが、ホームページにアクセスしてくれる人がいなければ集客につながる効果は出てこないでしょう。そのため、アクセス数をアップすることも重要です。
アクセス数をアップする方法としては3つあげられます。1つ目は大手のポータルサイトに広告を出すことです。美容関係に特化したサイトなどに広告を打つことで美容院に興味がある人がアクセスしてくれるようになります。ただし、有名なポータルサイトになればなるほどコストも高くなりますので、費用対効果を考えながら広告を出すこともが大切です。
2つ目はSEO対策です。SEO対策とは検索エンジン最適化のことで、特定のキーワードを入力したときに、検索結果の上位に表示されるようにすることをいいます。検索結果の表示アルゴリズムは複雑ですが、そのアルゴリズムを利用して検索上位に表示されるようにホームページを作るようにしましょう。検索結果の上位になればなるほどアクセス数は増加する傾向があるといわれていますので、SEO対策は欠かせません。具体的には、特定の検索ワードとの関連が深いホームページほど上位に表示される仕組みを利用してホームページのコンテンツとしてキーワードを複数入れる方法があります。この方法は無料でできますので優先してやってみることをおすすめします。また、特定のキーワードに対してコストを支払うことで検索結果を上位に持ち上げることもできます。
3つ目はSNSとの連動です。美容院をよく利用する女性の中にはSNSを利用している人も多いといわれています。利用頻度の高い有名なSNSにホームページのアドレスとともに美容院紹介のメッセージを入れたりヘアデザインの提案に関するメッセージを入れたりすることで話題になる可能性があります。SNSで拡散してもらえればリンク表示してあるホームページへのアクセスアップにも役立つはずです。
美容師として集客のノウハウを学びたい場合は、集客に成功しているサロンへの転職を考えてみるのも有効な選択肢です。美容関連の転職サイトのリジョブを利用すると自分に合った転職先がみつかるでしょう。積極的に活用してみることをおすすめします。”
