自分の行動や発信で他者にどんなメリットがあるのか。それを想像することが大事 ハグヨガインストラクター大森麻衣さん#2

赤ちゃんを抱っこしながらヨガをするハグヨガインストラクターの大森麻衣さん。

前編では、ディズニーや武富士ダンサーズとして活躍したプロダンサー時代、ヨガやピラティスなど幅広く担当した大手フィットネスクラブのインストラクター時代について伺いました。 

この後編では、出産を機に出会ったハグヨガインストラクターとして、どんな思いでどのように活動されているのか教えていただきます。 

自分が行動することの影響力を甘く見ない

ハグヨガのレッスン中、赤ちゃんとのハグタイムが何度も。

――ハグヨガインストラクターとしてこだわっていることは?

自分自身の体を絞っておくことと、動きが見えやすく、あんなふうに動きたいと思ってもらえるウェア選びです。この2つは、参加者の方にとって大切な視覚情報となります。 

それから参加者の方にどうなってもらいたいかを考えて、それに合う音楽を選ぶことも大事です。ゆるやかに心拍数が上がっていくような曲のスピード、盛り上がりのピーク、クールダウンの導入など全体をイメージして準備しています。

――細部にまでこだわっているのですね。レッスンはどんな場所で?

地域の公民館などを借りた自主開催がメインです。自分の体を使って伝える仕事のため、届けられる範囲にはどうしても限りがあります。まずは自分が住んでいる地域の人たちに伝えたいと考えています。

ときには児童館や子育て支援のNPO法人を訪ねて「よかったらレッスンさせてもらえませんか」と営業することも。西東京市の男女平等推進活動に関わらせていただいているので、イベントでハグヨガの体験会をさせていただいたこともあります。

――認知度を高めるところからという感じですね。

そうですね。どうしたらハグヨガを知ってもらえるかを常に考えています。「これ最高!」と思ったハグヨガをとにかく知ってもらいたい。お家で鬱々としているママがいたらぜひ参加してほしいです。

――「いいと思ったことは伝えたい」とSNSに投稿されていました。

インタビューを受けていて思ったんですが、わたしはやってみたら「すごくいいじゃん」と思うことが多いのかも。ダンスもミュージカルもハグヨガもそうでした。

レッスンに来てくださった方が楽しいと感じてくれたらきっとまた来てくれる。そうではなくても、運動っていいじゃんと思って他のことにチャレンジしてくれるかもしれない。ママが赤ちゃんと出かけるのは大変だけれど、出かけることが気持ちいいと感じてもっとお出かけを楽しめるようになるかもしれない。

私が行動すること、発信することで他の人にこういう効果やいいことがあるんじゃないかということを常に想像しながら形にすることを考えています。自分がやることの影響力を甘く見ない。これを肝に銘じています。

――いいと思ったことを仕事に結びつけるポイントは?

赤ちゃん分野は収入面などを考えると難しいこともありますが、とにかく自分が興味があって、他にも喜んでくれる人がいるだろうなと思うことを仕事にする。それが大前提です。

楽しいと思ってもらうためにすごくすごく想像しています

レッスン中、赤ちゃんは「あーあー」と声を出してとてもリラックスしている様子。眠ってしまう赤ちゃんも多いのだとか。

――ダンサーやインストラクター経験がハグヨガに活かされていることはありますか。

自分を魅せることよりも、人にいかに喜んでもらえるかを考えていたことです。もちろん私の動きがかっこ悪かったらダメだし、運動効果を得ることも大事ですが、「楽しかった。また来たい」と思ってもらえないと一回で終わってしまいますよね。インスタラクター時代から、運動効果の説明が多少緩くなったとしても、「楽しかった」という感情を持って帰ってもらうためにはどうすればいいかを考えていました。

――そのために心がけていたことは?

想像することです。どの動きが分かりにくいのか、わたしの動きが見えにくい位置になっていない? そろそろお水を飲みたいかな。レッスン内容から本当に些細なことまで、すごくすごく想像しています。

自分のレッスンスタイルをあまり握り締めずに

主役はあくまでも参加者。参加者の状態や感情を大切にしています。

――ハグヨガインストラクターの魅力を教えてください。

ママたちにダイレクトに喜んでもらえることです。子どもと一緒に運動できて、参加者同士が繋がれる。地域に知っている人がいる。しかも子育てしているママ同士という存在はやっぱり心強いですから。

それと自分のペースで活動できることも魅力のひとつだと思います。

――目指す方にメッセージをお願いします。

自分がやりたいレッスンと求められているレッスンはマッチするとは限らない。それを念頭に置くといいのかなと思います。

参加者の方にはいろいろなタイプの方がいて、状態や感情もその日によって違います。自分のレッスンスタイルを持つことはとても大事ですが、わたしはこういうレッスンをしたいんだとあまり握り締めずに、参加者の方を大切にすることが長く愛されるインストラクターになれる秘訣だと思います。

 

――とても参考になるアドバイスをありがとうございます。最後に大森さんにとって働くとは?

喜びの循環。自分も動けて、参加者のママたちは子どもと一緒に運動できて、友だちの輪も広がる。いいことがどんどん広がっていくイメージで働けたらいいですね。

大森さんがヨガインストラクターとして充実している理由は

1.自分が心からやりたいと思うものを仕事にしている

2.参加者を大事にしている。それが長く愛される秘訣

3.人と人との繋がりを大事にしている

ママたちが繋がって楽しむことを目的とするなら、ハグヨガは手段のひとつと大森さん。着なくなった子ども服を集めて欲しい人が活用する「おさがり市」を主催するなど、行動的な大森さんのこと。今後ハグヨガがどんな広がりを見せるのか楽しみです!

撮影/森末美穂
取材・文/永瀬紀子


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