トレンド感を大切にしながら、唯一無二の個性を引き出すサロン『Ticro Hair』
一生付き合えるサロンとして、幅広い世代に長く愛されている『Ticro Hair』。2014年に大名から現在の今泉へ移転。サロン激戦区において、ナチュラルなスタイルからエッジーなテイストまでさまざまな要望に応える提案力で常に支持されています。後編ではそんなお店ならではの強みや特徴、人材の育成について、店長の上山拓也さんに伺いました。
スタッフ同士の切磋琢磨から生まれる、他にはない強み
――上山さんが思うこのサロンの強みとは何でしょうか？
「カラーですね。ハイライトや外国人風、個性が光るダブルカラーやグラデーションカラーなど、ハイクオリティでバリエーションも豊富です。また、スタイリストそれぞれが違った世界観のスタイルを提案できるのも強みです。ナチュラルなスタイルだけでなく、ちょっと攻めたファッションに合うようなカットやカラーにも対応できるサロンは、意外と福岡では少ないかもしれません。来店されるお客さまの年齢層も、下は小さなお子さまや高校を卒業したばかりの10代から、上は60代までいらっしゃいます。スタイリストによって偏りが出たりしがちなのですが、うちは比較的まんべんなく担当しています。」
――職場の雰囲気はいかがですか？
「現在スタイリスト5名、アシスタント2名ですが、みんな思いやりがあって楽しいスタッフばかり。和気あいあいと楽しく働いています。月一で全体での集まりもあれば、個別にちょこちょこ食事に行ったりもして、プライベートの場でないと話しにくいこともきちんと消化できていると思います。また、自然に学べる環境も整っていますね。音楽やファッションなど趣味が近く、いい意味でミーハーなスタッフたちが集まっているので、お互いを刺激し合いながら、それぞれの価値観をMIXすることでより面白いものが生まれています。」
早くから自立心を持たせることで成長を促す
――スタッフの育成面ではどういった取り組みをされていますか？
「福岡の市場でいうと平均4～5年、うちのカリキュラムだと3～4年でスタイリストデビューできるようなイメージですが、最近の子はとくに、SNS等で情報を豊富に得られることもあり、自分のやりたいスタイルが明確なことが多いです。そうなると、3～4年ずっとレッスンレベルの状態が続くとどうしても息切れしてしまったり、飽きてしまいがち。これから徐々に進めていこうとしているのは、そんなアシスタントの子たちにスタイリストになっていくんだというリアルな意識を持たせること。カラーやパーマがある程度できるようになったら、カラーモデルさんだけでなく、実際に自分でお客さまの予約を取っていく動きをさせます。実際のお客さま、それも自分のお客さまを担当することで、自立心や向上心、責任感も養われます。人材の採用に関しては、定期的にというよりは、スタッフの成長とともに必要なときに採用するというサイクルにシフトしようとしています。人が育っていないと数だけいても意味がないですし、しっかりと「今」を充実させることで、教育面もサービス面も質を上げていこうとしています。」
――それでは最後に、美容師に求められる資質は何だと思いますか？
「細かく挙げるとキリがないのですが、いちばんはおしゃれで元気なことですね。すごく単純明快ですが、結局これがいちばん大切。技術的なものは練習すればある程度誰でもうまくなりますが、周りを巻き込んでモチベーションを上げていけるようなパワーを持ち続けることはなかなか難しい。また、楽しんでいれば大概のことはきつく感じないので、疲れているときは逆に楽しくするように自分自身も心掛けていますね。考えすぎずポジティブであること！結局ここに立ち返ります。」
Salon Data
Ticro Hair
住所：〒810-0021 福岡市中央区今泉1-15-4 DS Bld.3F
TEL：092-724-3323
http://www.ticrohair.com/
独自の感性と幅広い提案力で一線を画す『Ticro Hair』>>
