“子育て中”のお客さまとスタッフの両方にやさしいサロン『albero』
池袋駅南口から徒歩数分、西池袋エリアの緑豊かな公園に面した『albero』。都心とは思えない落ち着いた環境にある、子育て中の人にとってうれしいサロンです。
前編の今回はサロンを運営するFloren株式会社 代表取締役の鈴木恵太さんに、サロンをオープンしたきっかけやサービスの特徴についてうかがいました。
“子育て中”の人を徹底的にサポートする、貴重なサロン
――サロンの特徴について教えていただけますか?
「“子どもを連れて行きやすいサロン”、というのが最大の特徴です。もともとこの周辺で3つの店舗を運営していたのですが、次第にそこに来られるお客さまから『子どもがいるとサロンに行きにくい』という声をいただくようになりました。そこで次のお店のコンセプトは“子どもを連れて行きやすいお店”にしようと考えたのです。具体的にはサロン内にキッズルームを設けたり、お手洗いにオムツ替え用の台などを用意しました。都心にこういうお店は少ないので、今後ますます必要になってくると思います。
また、お店に女性スタッフが多いことから、結婚・出産しても働きやすいサロンにしようと考え、営業時間を午前10時〜午後5時までという特殊な形態にしました。午後5時が定時で、それ以降の営業はスタイリストの自由にしています。そんな短時間勤務で働けるようにするのも、このお店のコンセプトでした。お客さまもスタッフも子育て中の人がメインになっている、というのがこのサロンの特徴ですね」
6年という時間で見えてきた、お客さまとスタッフが求めるものの変化
――サロンをオープンした経緯を教えてください
「独立して最初のお店を作ったのが、今から6年ほど前になります。その頃のお客さまはほとんどが20代でした。しかしそれから6年経つと、お客さまも年を重ね、結婚や出産という声が聞こえるようになりました。そうして、だんだんと子どもを連れて行きやすいサロンが求められるようになり、昨年12月にこのお店をオープンした、という流れですね。スタッフも最初のお店の立ち上げのときにはみんな独身でしたが、結婚して出産するスタッフが少しずつ増えて、このお店のようなサロンの必要性が自然に高まってきた、という感じです」
子育て中の人のことを考えるなかで生まれた、さまざまなサービス
――提供されているサービスで特徴的なものはありますか?
「『子どもと一緒にカット』というメニューは珍しいと思います。具体的にはお母さんとお子さんが同時に入れるクロスを使い、お母さんが子どもを抱っこした状態でカットしていきます。小さい子どもはなかなかひとりで椅子に座っていられませんが、この方法ならカットのときも落ち着いていてくれます。またハサミが近づくと怖がるお子さんも多いので、なるべくそれが気にならないように施術も工夫しています。
また子育て中の方向けに、なるべく楽で時間がかからないようなパーマやストレートパーマを使ったスタイリングを提供しています。それからトリートメントとヘッドスパ、マッサージがセットになった日頃の疲れを癒せるメニューも充実しています。これらは普通のお店では子どもの様子が気になって受けにくいメニューですが、この店にはキッズルームがあるのでリラックスして受けることができます。ちなみにヘッドスパの施術工程は頭皮の状態に合わせて変えています。とくに産後はホルモンバランスの崩れにより頭皮や髪の状態が今までと変わる方が多いので、そこを見極めて施術していますね」
子育て中のお客さまと子育て中のスタッフに配慮した、さまざまな工夫を積極的に取り入れている同サロン。後編ではそんなユニークなお店を訪れるお客さまやお店作りのこだわり、今後のビジョンについてうかがいます。