「ヘアアレンジ×デザインカラー」は、続ければ勝てるブルーオーシャン。独自の差別化でSNSから外部の仕事を引き寄せる方法| ヤマダナナミさんインタビュー
SNSで目を引くスタイルは、いまや美容師にとって大きな武器になりつつあります。
ヘアアレンジとデザインカラーを掛け合わせた独自のスタイルで、その武器を確立しているのが「ALLY TOKYO」所属のスタイリスト、ヤマダナナミさん。
SNSをきっかけに注目を集め、サロンワークだけでなく、WEB CMやMV撮影、インフルエンサーのヘアメイクなど外部の仕事にも活躍の場を広げています。
成人式や結婚式、卒業式などイベントシーンのイメージが強いヘアアレンジですが、ナナミさんはその技術を「差別化の武器」として磨いてきました。
今回はナナミさんのヘアアレンジの特徴や、デザインカラーと掛け合わせることで独自のスタイルを確立した経緯、SNS時代に武器となる技術の考え方について伺いました。
ALLY TOKYO
ヤマダナナミさん

ネイリストを経て美容師に転向。横浜のサロンで経験を積んだのち、現在はALLY TOKYOに所属している。デザインカラーとヘアアレンジを掛け合わせた独自のスタイルで注目を集める、Z世代の若手スタイリスト。WEB CMやミュージックビデオ撮影など、サロンワークの枠を越えた外部のヘアメイクにも活動の幅を広げている。
ヘアアレンジ×デザインカラーで差別化。SNS時代の武器になる技術

――まずナナミさんの得意とするヘアアレンジの特徴について教えてください。
デザインカラーとヘアアレンジを掛け合わせた、ほかとは差別化された技術になります。一般的なヘアアレンジは、ナチュラルなヘアスタイルをベースにしたものが多いですが、私が提供するのは「ヘアアレンジ×デザインカラー」という派手で個性的なものです。
とくに私のお客様には「誰とも被りたくない」、「一番目立ちたい」という方が多いので、ポップで原宿カルチャーを取り入れたような、アイコニックなデザインが多いのが特徴となっています。
またお客様自身がSNSに投稿したくなるよう、バックスタイルだけでなく、360度どこから見ても可愛いスタイルであることも意識しています。
――デザインカラーを掛け合わせたヘアアレンジを武器にすることで、美容師としてどのようなメリットがありますか?
差別化と、SNSでの発信力という大きな武器になると思います。
美容師の数は非常に多いですが、ヘアアレンジを高いレベルでこなせる人は全体の1割にも満たないと言われています。実際、多くの美容室にはヘアアレンジのメニュー自体がありません。
そのため、この技術を身につけることは、競合が少ない圧倒的なブルーオーシャンのなかで自分の武器を作ることにつながります。
とくに「ヘアアレンジ×デザインカラー」という組み合わせはSNSとも相性がよく、ほかの美容師との差別化にもなるわけです。
――ナナミさんご自身はこの技術を身につけたことで、どのような変化がありましたか?
初期の変化でいうと、まずはSNSでの集客力が上がりました。集客サイトなどの外部ツールに頼らなくても、インスタグラムのみで自己集客ができるようになったんです。
その後は、美容師の世界を越えた外部の仕事の機会が格段に増えました。
たとえば、WEB CMやミュージックビデオの撮影、アイドルの武道館ライブやYTFF(YouTube Fanfest)のような大きなイベントのバックステージで、ヘアメイクを担当しています。
また、写真集の表紙や特集ページのヘアデザインを担当したこともあり、業界誌で特集を組んでいただいたこともあります。
――多方面にわたってご活躍なのですね。
ありがたいのはインフルエンサーなどの方から、インスタグラムのDMを通して直接依頼をいただくことです。原宿のアイコン的な存在であるインフルエンサーしなこちゃんや、歌マネYouTuberのよよよちゃんなどの専属ヘアメイクも担当させていただいていますが、SNSで私のヘアアレンジを見てご連絡をくださったのがきっかけでした。
従来のヘアメイクの仕事は、長年のアシスタント期間を経たり、人脈や紹介を通じて広がっていくケースが多かったと思います。でも今はSNSで技術を発信すれば、仕事の依頼が直接届く。私のように個人で活動している美容師にとっては、大きなメリットだと感じています。
――収入面にも変化はありましたか?
もちろん収入は上がりました。ただ、私の場合はお金だけではなくて「面白いことをしたい」という気持ちの方が大きいんです。
衣装さんやメイクさんなど普段サロンでは関わらないクリエイターと一緒に作品を作ったり、大きな会場での仕事を経験したりすることで多くの刺激をもらえますし、美容師という仕事を新鮮な気持ちで続けられることにもつながっています。
自分がヘアメイクした方がステージで輝いている姿を見ると、本当にやっていてよかったと思いますね。
続ければ「勝てる」技術。不器用でも武器になるヘアアレンジ
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――そもそも、なぜヘアアレンジを武器にしようと思ったのでしょうか?
SNSで映える技術であり、なおかつ圧倒的なブルーオーシャンだと思ったからです。
スタイリストになった当初、私は業務委託美容師として働いていて、個人集客が必須でした。そのためSNSを強化したいと考えていたんです。
最初はモデルさんのスタイル写真を集める目的でヘアアレンジを始めました。髪を切ったり染めたりする必要がないので、モデルさんを集めやすかったんです。そして当初取り組んでいたのは、ナチュラルなスタイルのヘアアレンジでした。
朝にふたり、夜にひとりと決めてモデルさんを呼び、2年間ほど毎日のようにヘアアレンジを続けました。
――そこから、デザインカラーを取り入れたヘアアレンジに移行していったのですか?
はい。ナチュラルなスタイルのヘアアレンジですと、同じような色味や雰囲気になりやすく、SNS上でも埋もれてしまうのではないかと思ったんです。
そこで思いついたのが、デザインカラーとヘアアレンジを組み合わせることでした。当時はその組み合わせをしている美容師がほとんどいなかったので、ここで差別化できると思ったんです。
――この技術の難易度は?
この技術自体は、実はそこまで難しいものではありません。デザインカラー自体が可愛いので、アレンジを加えるだけでも魅力的なスタイルになります。
ただ、レングスやカットによってはアレンジできる範囲は変わりますし、デザインカラーの技術自体も必要なので、やはり練習は欠かせません。
私自身ももともと不器用で、最初は三つ編みくらいしかできないタイプでした。でもそういった人にほどおすすめの技術なんです。
というのも不器用な人ほどカットやカラーといった多くの美容師が取り組んでいる分野で、最初から結果を出すのは難しいこともあります。ヘアアレンジという武器を持つことで、自分の強みを作りやすくなると思うんです。
みんなと同じ土台で戦うのではなく、まだ多くの人がやっていないところでトップを目指す、という考え方です。
――これからこの技術を身につける美容師は、どのような点を意識すればいいでしょうか?
モデルさんをたくさん呼び、練習を積み重ねることです。
ウィッグで練習をしようとする人がいるのですが、ウィッグは毛質や頭の形が一定なので、実際の人とは条件が違います。ハチの張り方や顔のバランスなども人それぞれ違うため、似合わせを考えるならモデルさんで経験を積むことが大切です。
ヘアアレンジは確かにブルーオーシャンですが、人より上手くなりたいなら人より練習するしかありません。第一人者にコツを聞くなど近道を探すことは大切ですが、結局は積み重ねが必要だということも念頭に置いておくといいと思います。
――SNS投稿でバズるために心がけているポイントはありますか?
バックスタイルの写真が一番バズりやすいので、画角の真ん中にヘアアレンジがくるように撮影しています。
私の場合はツインテールのスタイルが多いので、真ん中に配置するとバランスがきれいに見えるんです。背景もあまり入れず、白い壁でシンプルに撮ることが多いですね。
おしゃれな写真というより、ぱっと見て目に留まる「アイコンのような写真」を意識しています。
――ヘアアレンジのブルーオーシャンはしばらく続きそうですか?
続くと思います。というのも、ヘアアレンジは続ける人が少ない技術だからです。
サロンの教育カリキュラムでは、営業の数字に直結するカットやカラーが優先されるので、ヘアアレンジは後回しにされがちです。スタイリストになってからも自主的に練習を続ける人はそれほど多くありません。
そのため、続けているだけでも「勝てる」技術だと思います。
みんなと同じことをするのではなく、まだ多くの人がやっていないところで自分の武器を磨く。「ヘアアレンジ×デザインカラー」は、そんな可能性を持った技術だと思います。
■「ヘアアレンジ×デザインカラー」の3つの魅力
1. 他の美容師と差別化できる
2. SNSで目を引く「映えるスタイル」が作れる
3. 外部のヘアメイクや撮影の仕事につながる
ナナミさんの技術を直接学べるチャンス!
今回お話を伺ったナナミさんの、バズらせるヘアアレンジュのテクニック。その技術を余すところなく学べるオンラインセミナーのHAIRCAMPにて開催が決定!
何度も繰り返し視聴可能な録画配信で、一流の技術をあなたのものに。 お客様を笑顔にするための、本物の技術を学びたい方は、この機会を絶対にお見逃しなく。
【日時】 2026年3月10日(火) 20:00~22:00

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