ありきたりでは満足できない!カラフルで楽しい店内も魅力『lea LEA』

夫婦2人で経営する完全予約制のプライベートサロン「lea LEA」。人との繋がりを重視するために一人一人のお客様に注力するスタイルが人気となっているこの店の成り立ちなどについて前編にてオーナーの浅田充彦さんにお話をお聞きしました。後編では、その独特な内装について、そして施術における特徴やスタッフの育成などについて、引き続きオーナーの浅田充彦さんにお聞きします。

――この古民家を改装したカラフルな店内のスタイルも奥様の意向ですか?
「内装については、僕の色が出ていますね(笑)。普通の美容院の雰囲気が嫌で、できるだけ白を使いたくなかったんですよ。カフェとかでもあまりいいイメージがないんで。ありきたりなの。それがとにかく嫌やったんですよ」

――施工業者にはどのように話をしたのですか?
「お客さん自身が、美容院と感じない方がいいと言ったんです。うちが頼んだ施工会社がやりながら決めてくれるところやったんで、この壁はどうしますか、あの壁はどうしますかと本当にやりながら決めていたので」

浅田さん

お客様にとって憩いの場に

――店の奥には、ゆったり座れるスペースがありますね
「そうです。元々ここは床屋で、奥にキッチンがあったのですが、それを取り壊して憩いの場となる空間を作りました。おしゃべりしてもらってもいいし、珈琲を飲んでもらってもいいし。お菓子もいっぱいあるし。子連れで来られても、お子さんはこのスペースで遊んでもらえる。まあ、お子さんが来たら基本的には貸切にしますけれども。僕らのどちらか1人が髪を切っている間、別の1人が子供面倒を見る、ってこともできます。もちろん事前に子連れで来られることを教えて頂く必要はありますが」

lea LEA

――建物的には2階もあるようですが。
「そうです。今その2階を改装しているところなんですよ。自分で(笑)。元々この2階は住居で和室やったので、とりあえず破壊してみました(笑)。将来的には馬鹿でかいキッズスペースに。そして、奥さんが着付けできるので、着付けスペースも作りたい。施術後に記念撮影してもらうのもありかなと思ってます。セット面はもしかしたら、1台作るかな。どうかな。できた時に考えます(笑)」

――2階がどうなるのか、なんか聞いているこちらもワクワクしてきますね。
「2階の内装を作るにあたっては、お客さんとのイベントごとにしていきたいなと。壁紙を貼るのにお客さんを募って『手伝ってください!いろんな種類の壁紙があるから、どれでも貼っていいよ!』って。普段、壁紙とかなかなか貼らないでしょ。それを楽しんでもらいたい。汚く貼ろうが何しようが自由です。それも味なので。そういうイベントごとをやって、お客さんとの和気あいあいした時間を作りたいですね」

lea LEA

ツヤ&まとまりが大切

――このサロンでのメニューにおいては、どのような特徴があるのでしょう。店の雰囲気からすると、ちょっと奇抜なヘアスタイルが得意なイメージがありますが。
「お客さんが求めることをするのが1番やと思うので、もちろん奇抜な頭にしてくれと言われたらします。ブリーチにして、金髪にして、色を入れて、どや!っていうのを、やれって言われたらやりますけど(笑)。でも、そのニーズって都島では求めてないかなと。お客様も普通のファミリー層が多いので。お店が奇抜で、作るスタイルも奇抜やったらまんまじゃないですか(笑)。一番大切にしているのはツヤですね。ツヤ・まとまりです」

――ツヤやまとまりを出すためには、どのような工夫をされているのですか?
「カラーとか、薬剤を使うとなった時に、最近の美容院って前処理剤を使わないところが増えてきているんですよ。コストがかかるから。でも、後処理であったり前処理であったり、必要なものは必要なので、そういうところを省かない。当たり前のことを当たり前のようにするというのが基本的なので。後は、水ですかね。軟水装置ベルソフナーを入れているので」

――軟水を使うと、何が違うのですか?
「先ず、日本の水は軟水なんですけど、微量に鉄分が入ってるんです。その鉄分が薬剤に触れると、化学反応を起こして髪の毛を酸化させたりダメージになったりするのです。分かりやすく言うと、普通に水道水で手を洗って、洗剤を付けて流すとキュッキュするじゃないですか。あれは鉄分と鉄分がこすれる音なんですよ。そこに軟水液を入れることで、その鉄分がなくなるので摩擦が起きない」

――それで摩擦による髪のダメージを減らせるということですか?
「そうです。軟水液を入れることで薬剤に触れても問題ないし、無駄なダメージを減らせる。無駄な鉄分がなくなるので、カラーの色持ちや、トリートメントの持ちが変わります。これは意外と知られてないし、入れてない美容院が圧倒的に多い。コストも高いですからね」

lea LEA

――設備的な特徴はありますか?
「使っているシャンプー台は「YUME ESPOIR(ユメ・エスポワール)」っていうんですけど、長時間寝ていても楽なシャンプー台です。普通は、長時間寝ていると首が痛くなるのですが、『YUMEシャン』は首が当たる部分にボウルが付いていて、それで首を抑えることで圧迫がなくなって楽になるのです。ヘッドスパメニューもリラックスした状態で施術を受けてもらえます」

lea LEA

スタッフの個性を生かす教育

――現在はご夫婦で経営されていますが、今後スタッフを入れる可能性はありますか?
「なかなか夫婦でやっている店で働こうと思う方は少ないのではないでしょうか。それでも本当にこの店で働きたいという情熱を持ってくれているのなら、あり得るとは思います」

――もしスタッフが入られた時には、育成はどのようにされるのですか?
「それは基本的に僕がやります。僕と奥さんの2人から言われると迷うこともあるでしょうから。まず最初は、しっかり対話をして、どういう美容師になりたいのかをしっかり聞き出してから、個人個人に合わせたカリキュラムを組むことになるのではないでしょうか。その人その人に合わせた教育ができるのは、小さい店ならではでしょうね」

浅田さん
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Salon Data

lea LEA

lea LEA

大阪府大阪市都島区内代町1-8-28
06-6953-0915
http://lealea-hair.jp/

夫婦2人で経営するサロンは“人との繋がり”が信条『lea LEA』>>

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