コンテストでも好成績を収める北欧の子供部屋がテーマのお店『そぽむうた』
現在大阪3店舗に加え韓国でも店舗展開している人気ヘアサロン「tiravento」。高いデザイン性で数々のコンテストで優秀な成果を出しているこの店の系列として鳳にオープンした「そぽむうた」は、北欧の子供部屋をイメージした、まるでおもちゃ箱のような雰囲気です。店内にはコンテストで2000人の頂点に立ったスタイリスト坂本真依さんをはじめ優秀なスタッフがずらり。今回、その坂本さんに「そぽむうた」の魅力をお聞きしました。
カラフルで楽しい雰囲気
――まずtireventoはどのようなヘアサロンなのでしょうか?
「オーナーの麻聡は若手の頃から、数々のカットコンテストに出ていて、日本代表で海外に行ったり賞もたくさん獲っています。とにかく上手いし早い。人柄はスーパーポジティブなので、いろいろなことにチャレンジするタイプです。変化することをあまり嫌わないので、時代の流れと共に変化もするし、今まであったこともどんどん変えていける人だと思います。こんなオーナーがいることもあって、どの系列店も高いデザイン性が特徴ですね」
――tireventoにおけるデザインの特徴はどのようなものですか?
「誰がみてもナチュラルに可愛いんですけど、そこにプラス個性といった感じ。ちょっと人と違った…カジュアルなんだけどモード感があるような、あんまりずば抜けて個性的とか奇抜という感じではなく、ナチュラルに可愛いところに個性をプラスするというスタイルですね」
――その系列のなかで、この「そぽむうた」という店はどのような店なのでしょうか。
「デザインに関するテーマはtireventoと同じですが、内装は北欧の子供部屋をテーマにしています。あまりおしゃれ過ぎると、とっつきにくい感じがあって入りづらいと思うので、床には古材を使うなど、温かみがあって誰でも気軽に入ってこられるような雰囲気にしています」
オーナーのセミナーが働くきっかけ
――お客様はどのような方が多いのですか?
「やはりこの地域の方が多いです。年齢層としては30~40代。お子様連れでこられる方も多いですね。店の雰囲気は、お子さんたちにも好評ですよ(笑)」
――店長である坂本さんご自身は、美容学校を出られたあと、なぜこの店で働こうと思われたのですか?
「美容学校在学中にうちのオーナーが講師としてセミナーに来られたことがあったのです。その時に話を聞いていて、よさそうだなと思ったのがきっかけです。コンセプトとなる作品とかもオープンしていて、それが自分的にも可愛いな、お洒落だなとか思ったのです。私も学生時代から撮影とかコンテスト活動をしていたので、その延長で働けると思ったのです」
――そしてこのtiraventoに就職された、とうことですね。
「そのセミナーの後、インターシップで何度かtiraventoで働いたのですが、その時にすごく楽しかったのと、やっぱりtiraventoが作るヘアスタイルが好きだと感じました。それでtiraventoの南船場店に就職して、8年目で鳳店に移動、9年目となる今年から店長として働いています」
やり続けることで得た栄冠
――その後、坂本さんは数々のコンテストで優秀な成績を収めておられますが、全国的規模で行われるコンテスト「DREAM PLUS」で昨年はグランプリに輝かれましたね。
「去年と今年と出たんですけど、だいたい全国の2000人ぐらいの美容師さんが応募されて1次予選のフォトコンテストで75人ぐらいに絞られます。そこから地区予選となって各地区から3人ずつぐらい選ばれて、最後は15人ぐらいで武道館のステージで決勝となります。昨年はグランプリで今年は3位でした」
――勝因は何だったと思われますか?
「やっぱりやり続けたことかなって。その前は、3~4年、何に出てもダメだった時期があって、何をやっても賞に入らない時期があったんですけど、それでも出続けたからかなと、今だから言えますけど。審査員からはカットの技術と、モデルに似合うデザインについて褒めてもらいました」
カラフルでポップな店内。全国的なコンテストでグランプリに輝いた店長をはじめとする優秀なスタッフ。前編では、この「そぽむうた」の人気の秘密を、店長の坂本真依さんにしっかりお聞きしました。後編では、施術における特徴や、スタッフの育成方法についてお聞きします。