エステティシャンの髪型や髪色のおすすめは?夜会巻きの作り方と前髪おすすめアレンジも紹介
エステティシャンは美容のプロですから、きれいで当たり前!という目でいつも見られています。もちろんきれいというのは美人かどうかではなく、美意識が高くていろいろな意味で「きれいにしている」ということです。
「きれいにすること」の中には「清潔感がある」という条件もあります。エステをしてもらいながら、もしエステティシャンの髪が崩れて、それをかき上げたりしていたら、お客様はとても嫌な気持ちになることでしょう。ひとりひとりのスタッフの見た目は、お店の印象となってお客様の心に残ります。
エステティシャンの仕事は、お客様の見栄えを良くするだけでなく、気持ち良くお帰り頂くことですから。
今回は、ショート、ミディアム、ロングのそれぞれの長さで崩れにくく邪魔にならないおすすめのヘアアレンジをご紹介します!
エステティシャンの髪型 清潔感を重視
清潔感があるヘアスタイルのお手本は看護師さんですが、実用重視であまりおしゃれとは言えません。ですからエステティシャンにはエステティシャンにふさわしい、上品でおしゃれで清潔感にあふれたヘアスタイルが求められます。
ロングヘアおすすめの髪型
髪が肩より長い場合、もちろんそのままでは施術をするときに髪がぱらぱらと落ちてしまいます。お客様が不快に感じないように髪をまとめてすっきりした印象になるようにしましょう。
そこでおすすめするのは、お団子やポニーテール、夜会巻きです。夜会巻きは後で詳しくご紹介します。
アップは派手に見えがちですが、パーティヘアではありませんから派手になり過ぎないよう質素なイメージで作るくらいでちょうどいいと思います。
ロングヘアのポイント
髪の毛が横から落ちるようなルーズな巻き方や、逆毛を立てる方法はエステティシャンには向きません。一見おしゃれに見えても不潔な印象になりますから、お団子やポニーテールならおくれ毛がないようにして、夜会巻きならきちんと巻き上げて、清潔感のある髪型にしましょう。
仕上げには、髪の毛が落ちてこないようワックスやスプレーを使ってしっかりと固めましょう。
長さが足りなかったり、どうしてもきれいに整えられなかったりするときは、ヘア用のネットに髪の毛を入れるなど1日中エステをしても崩れないようにして、髪飾りはシルバーやべっこうなどのシンプルな素材のものにしましょう。
ミディアムヘアおすすめの髪型
一番個性を出せるのはミディアムヘアですが、まとめるには長さが足りず難しいかも知れません。
バックやサイドで簡単にまとめたシニョンや、サイド部分を束ねるハーフアップなどがおすすめです。
ミディアムヘアのポイント
肩に髪の毛がつかない程度の長さなら、無理にアップにする必要はありませんが、うつむいたときに髪がお客様の顔に当たってしまうのはもちろん、ぎりぎりというのもNGですね。
フェイスラインを見せるスタイルにすれば大丈夫です。サイドの髪をしっかり上げるように束ねたり、ヘアピンで留めるといった工夫をしましょう。流行りのクリップやマジェステで留めてもいいですね。小さめで上品なデザインのものを選びましょう!
後ろ姿の清潔感も大切にしてください。
ショートヘアおすすめの髪型
髪を片耳だけかける、オールバック、前髪と両サイドの髪を編み込んで横に流すなどショートでもアレンジはたくさんあります。少し長めにしてボブヘアっぽくするのもいいですね。
ショートヘアのポイント
肩にもついていないし、下を向いても髪の毛が落ちてこないくらい短い人は、お客様への影響は少ないため特にアレンジする必要はないと思いがちですが、洗いっぱなしのボサボサヘアでは身だしなみをきちんとしているとは言えません。
ショートだからと手抜きをせず、ヘアクリームやヘアワックスでセットしましょう。だからと言って、固めておしまいでは冷たい感じになってしまいます。
まず目や耳にかかる髪があるときはヘアピンで留め、すっきりした印象を心がけてください。
またショートの場合は、前髪やサイドの髪をどうアレンジするかがポイントになります。顏のまわりをすっきり見せるように、前髪は横に流してシンプルなヘアピンで留め、サイドの髪も前髪と一緒に流して顔に落ちてこないようにしましょう。
前髪やサイドの髪をねじったアレンジもおすすめです。コテで毛先を軽く巻いて、前髪と両サイドの髪を編み込みにし、ヘアピンで耳の後ろに留めます。上品で華やかな印象になります。
スタイリングを簡単にするためにはカットの仕方もポイントになります。前髪は中央を短めに、サイドは流すために長めにしておきます。
ベリーショートなら髪を片耳だけかけるのもクールですてきです。前髪を流したい方向と逆にブローするとふんわりと自然な流れになります。
前髪を伸ばしていて額を出しているなら、オールバックにして後ろですっきりまとめてもいいですね。
前髪はどうする?上品に見えるアレンジを
前髪は第一印象を決める大切な要素でもあります。接客業には欠かせないおしゃれな前髪アレンジについてもう少しご紹介しましょう。
前髪を作っている人は、横に流してピンで留めたりスプレーで固めています。おでこを出すとぐっと清潔感がアップします。
前髪を短くするなら、最近流行りの眉上カットはいかがでしょう。可愛らしさでお客様の心をつかめること請け合いです!
エステティシャンの髪色 上品な印象を与える色
エステティシャンにふさわしい髪色とはどんな色でしょうか。お店によってまちまちで最近は比較的自由なサロンが多くなってきましたが、あまり派手なカラーリングはNGとなることが多いようです。
清潔感のある黒髪
清楚に見せる黒髪は、日本女性らしい美しさをアピールできてエステティシャンにもふさわしい髪色です。女性らしさを際立たせてくれ、日本人の顔だちにも一番合っているのです。
エレガントな雰囲気のある茶髪
完全なる「茶髪」はNGのサロンが多いですが、薄い茶髪は適度に存在感をアップしてくれますし、髪の毛の量が多く重たい人にも効果的です。
おしゃれで若々しく今時の女性に見せることもできるので、黒髪と同様に選択肢のひとつとして、おすすめの髪色とも言えます。
サロンによっては規定があることも
接客業ならどこでもあるように、また一般の職場でもきまりがあるように、エステサロンごとに髪色の規定は必ずあると思います。
規定をしっかり守って、サロンのイメージを保てるようにしましょう。
ロングヘアの定番!夜会巻きの作り方
見た目にも気を遣い、トレンドも上手に取り入れるなら、夜会巻きがおすすめです。
夜会巻きは英語で「フレンチツイスト」「フレンチロール」などと呼ばれます。キャビンアテンダントや美容部員など華やかな仕事をしている人に人気の髪型で、清潔感もありますし上品でエレガントな印象になりますから、エステティシャンには最適と言えるでしょう。
誰もが一度は目にしたことがあると思いますが、明治時代に鹿鳴館で開催された舞踏会を「夜会」と呼んだので、舞踏会に行くとき女性がしていたアップスタイルの髪型を「夜会巻き」と呼ぶようになりました。
コツをつかめば簡単にできるのも魅力の1つで、コームやヘアピンなど自分が使いやすい道具で留めれば良いのです。1分ほどで簡単に髪をまとめられるので忙しい朝にもピッタリです。
用意するもの
用意するものは、ヘアピン、ヘアゴム、ヘアクリップ、ヘアスプレー、そして使い慣れたブラシなど
です。夜会巻きコームという便利なクリップもあります。
夜会巻きの作り方
崩れにくい夜会巻きを作るコツは、少し低い位置で作ることです。髪を巻き上げるときに上の方に巻き上げ過ぎないよう、下の方で2回くらい巻き、毛先を内側に入れ込んでシニョンのようにまとめるのもおすすめです。
①アイロンで毛先を巻いておく
まず髪全体をくしでよくとかし、髪の毛を巻き込みやすいように、太さ26mmのヘアアイロンで毛先を巻いておきます。柔らかくてコシのない髪質の人にとっては、この手順は大切です。
②全体をたるまないようにしっかりねじり上げてまとめる
全体の毛束をたるまないように、地肌と平行になるように意識しながらしっかりとねじり上げます。やりにくいと思ったら、後ろで1つに束ねてからねじり上げてもかまいません。
ラフに仕上げたい時には顔のまわりにおくれ毛を残しておくのも良いのですが、エステティシャンでしたらおくれ毛はだらしなく見えてしまうかも知れないのでやめましょう。
毛先の部分を折りたたむようにして指で押し込み、毛束の内側に入れ込みます。、余った毛先は、ねじった部分と地肌の間にさし入れるようにするのがポイントです
③アメピンで数カ所固定する
アメピンを何カ所か差し込んで固定します。頭を振ってみて、落ちてこないようにしっかりと留めましょう。
④毛先を内側へ隠す
毛の流れを整えて、折り込んだ毛先を隠すようにおおいます。
⑤トップの高さを調整する
ねじり上げた毛束の固定は、地肌近くにしっかりとピンを留めるのがコツです。特に毛の量が多い人は、ピンの数を増やして、しっかり固定しましょう。
片手で押さえながらトップの毛束を引き出し、高さを調節してきれいに整えたら完成です。無臭のスタイリングスプレーで固めましょう。
夜会巻きコームを使うやり方
夜会巻きコームという便利なものもあります。コームのカーブした部分が外側に来るように持ち、髪をすくいながらねじった部分に差し込みます。最後にコームのカーブが頭に沿うように、ねじった部分の下の方に深くコームを差し込んだら完成です。
ラクにしっかり留めたい人は、コームを使う方法がおすすめです。
今のままじゃだめ?髪色・髪型自由なエステサロンはある?
今の自分のファッションを変えずにエステティシャンとして働きたい人もいるでしょう。接客業はご指名のお客様も大切ですから、個性を大事にすることも必要です。
髪型・髪色自由なサロンもある
髪型や髪色が自由というサロンを検索すると、全国では90件近く、東京23区でも6件ほどあります。
自由と言ってもエステサロンですから、おしゃれできれいで上品で、さらに動きやすく常識的な清潔さを持ち合わせた髪色・髪型でお客様をお迎えしましょう!
お客さま目線で身だしなみを!
髪型も髪色も、派手すぎるのはNGです。仕事がしづらいようなヘアスタイルや、お客様を不愉快な気持ちにさせてしまうような見ばえにならないように注意しましょう。
常にお客様の目線で自分の姿を振り返ってみることが大切です。
将来エステティシャンとして働いてみたい人は、ぜひ参考にしてくださいね!